水滸伝 2 替天の章 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460940

感想・レビュー・書評

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  • ★2008年10月27日 78冊目読了 水滸伝2 替天の章 北方謙三 集英社文庫 評価B+
    いよいよ第一巻で登場してきた物語の複数の主人公が結集して梁山泊を獲得、設営し、宋の腐敗した体制と対決姿勢を明確にしていく。

  • 官能的な部分の表現が直接的すぎて、女としてはちょっと、引いてしまう。
    ところもあるんだけども!!
    …面白い…そろそろほんとに人物覚えきらなくなるんだけど、個性があるからなんとかなってる。
    さて、早く3巻にとりかかりたい。

  • 2巻目にして、梁山湖の自然の要塞に巣くう盗賊の首領を排除し、主役たちが揃い、名前も新たに梁山泊と改め、この地を拠点に世直しがはじまる模様。3巻目がたのしみである。

  • 動き出しました。登場人物 みんな魅力的です。今巻 影の主役の王倫…器が小さくてあまりにもだらしなくみえる彼もこの巻では大事な人物でした。

  • 北方水滸伝全19卷を読了。
    水滸伝そのものを読むのが始めてなので、古典原作と比較しての改編の凄さは分からないものの、梁山泊と宋との対決という大枠のストーリーの中に、多種多様なタイプの人間をそれぞれ人間くさーく展開させていく筋立てが凄すぎて、むさぼるように読みつくすのでした。
    夜中の2時にミルクあげた後に訪れる1人の平穏な時間を使って、ついつい読みふけってしまい、寝不足な日々を長々と続けてきましたが、これでようやく日常生活に戻れる!と思ったのに、あんな終わり方するんなんて、、、まんまと楊令伝を読みたがってる自分がいる。手を出すか出すまいか、迷うところだが、きっと近いうちに大人買いするんだろうな。

  • 再読。

    いよいよ主な舞台である梁山泊へ。
    蘇る致死軍。

    梁山泊を得るエピソードを読みながら日本赤軍をネタにした小説を読んでみたいとふと思った。
    北方版の赤軍史ってないのかな?

    ささ、次巻へ。

  • ●1回目 2008.8.18

    初巻では豹子頭林冲の苦闘を描いたが、第2巻では武松の煩悶と罪を描く。
    武松の暴力的な犯罪を描くには、作者にも相当気力がないと無理だろう。


    ●2回目 2014.12.14

    第1巻は2007年と2008年と2014年で3回目だが、2度目の2008年は1巻だけで中断した。

    なので、これから以降の巻を読むのは2回目。

    とはいえ、ストーリーはすっかり忘れているので、実際は、初めて読むのと同じ。
    こういうのも、なかなか楽しい。

    豹子頭林冲の活躍で、梁山泊を奪取。晁蓋らが乗り込み、「替天行道」の旗が翻る。

    九紋竜史進登場。

  • しょうがないこととは言え、やっぱり女の扱い方は雑と感じてしまうな。時代も時代だし、しょうがないけどね。

  • この巻の冒頭に潘金蓮が出てきた。なんだか噂に聞いてる潘金蓮と全然違った。また出てくるのだろうか。

  • 梁山泊を手に入れるまで。

    宋江たちの仲間は全国で徐々にその数を増やしてきているが、敵も青蓮寺に集結し組織力を駆使して反乱軍の正体に迫ってくる。

    宋江たちの根幹にあるものは志。
    その中で、元盗人の白勝だけは、志を持たない。
    彼は、自分の命を救ってくれた林冲と安道全の恩に報いるだけ。
    そんな生き方もある、と。

    そして武松。
    切ないね。
    女心が分からないことこの上ないけど、切なすぎる。
    修業して出直してくれることを期待します。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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