- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087460940
感想・レビュー・書評
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北方謙三が1999年から2005年まで「小説すばる」連載していた水滸伝の第2巻。第1巻に引き続き、中国全土の志を持った同士を集めています。オリジナルよりも、それぞれのキャラクターの背景に色々なエピソードを持たせていて、それを詳細に描き出す事によって、より感情移入しやすくなっていると思います。主要な人物はほぼ出揃ったかと思います。そして、ついに梁山泊が爆誕します。面白いので読むのが止まりませんね。
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替天行道。
梁山泊。
水滸伝を読んでいなかった私でも言葉だけは知っていた、あまりに有名な英傑達の標榜する旗と、本拠地となる山寨の名前です。
本作のハイライトは、そんな梁山泊を英傑達が手中に収め、旗を掲げるまでを描いた権謀術数の数々です。
そんなトントンと上手く物事進むか?とか突っ込んじゃいけません。ハリー・ポッターの魔法に突っ込み入れるくらい野暮です←
彼らの真のゴールまで、まだまだ道半ばではありますが、まずは拠点となる場所を得たことで一安心といったところでしょうか。
欲をかけば、王進先生もっと出てきてほしい(笑)。
武松の例のくだりはヤバかった、アレは酷かった。今後、彼がどんなに改悛して善行を行っても、「でも彼、アレしちゃった人だからねぇ…」って半目で読んでしまいそう(汗)。
梁山泊奪取という胸熱巻だったにも関わらず、星3つという無難な評価に止まるのは、ひとえに武松一人の蛮行のせいです、念のため← -
白勝泣かせる。梁山泊に入ります。淋中が大活躍。厳しい方がいいという心境、つらいなあ。
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ついに梁山泊GET!!
策謀を張り巡らし侵入する様はなかなか臨場感がありました。
ようやく根拠地を手に入れ今後はどういう展開になっていくのだろうか。 -
林沖のますます磨きのかかる槍の鋭さ、
安道全、白勝との脱獄、
武松の畜生にも劣る猛々しさ、
楊志が利用され、いよいよ梁山泊の舞台が整う。
目まぐるしく登場人物が出てくるが、
不思議と混同しないのは作者の力量か。
まだまだ、これから。 -
2巻読了。
梁山泊を奪取してメンツが集結し始めて面白くなってきた。
3巻も続けて読みたい。 -
「二人のためなら、命はいらねぇ。山寨にいるなら、俺も山寨に入りたい。そのために、みんなに信用される仕事をしなけりゃならねえんだ。志なんか、くそ食らえなんだよ。」
林冲の山寨潜入から乗っ取りまで。白勝さんの言葉が熱かった。林冲vs楊志も見どころです。