海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670588

感想・レビュー・書評

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  • 何気ない日常が織り成す物語。

    誰かが亡くなった日に何処かで新しい命が生まれ、
    誰かが泣いている同じ時に何処かで笑い声が聴こえる。
    誰かが幸せを謳歌してる季節に誰かは不幸を嘆き、
    誰かが恋をした瞬間に誰かは失恋を味わっている。

    そんな毎日を地球上の何処かで、地に足の着いた人達が過ごしている。ただそれだけを描いているのに、こんなにも切なくいとおしい。
    それは人間の営みの温かさと、何気ない日常の尊さを知っているから。同じ毎日はどこにもなくて、この一瞬も二度と戻らないと知っているから。


    大切なものを失って、別なものを得てまた生きていく。
    その繰り返しを、優しく穏やかに描いた作品の6巻目。あぁ、はやく続きが読みたい~(泣)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「はやく続きが読みたい~(泣) 」
      うん。。。
      それが無理だから、気に入ったページを何度も読んでしまう。。。
      「はやく続きが読みたい~(泣) 」
      うん。。。
      それが無理だから、気に入ったページを何度も読んでしまう。。。
      2014/07/16
  • 相変わらずの人が人を想い合う素敵なストーリー。海街ダイアリー全編通して言えるが、悪者も出てくるけど、するするとすりぬけたり、皆が支えて乗り越えていく。リアルな話なのに、おとぎ話のように優しい。
    綺麗事ばかりじゃない世の中で頑張って生きている誰でも、心に染みるんじゃないだろうか。

  • 自分では持ってなくて職場で読んでいたのだが、改めて六巻まとめて購入。
    読み返してみると、やっぱりいい!
    鎌倉っていう舞台もいいんだと思う。
    実写化は賛否両論だけど、原作はやっぱいい。

    長女次女の目指す方向が明確になって、ここへ来てシリアスちかちゃんが見られるのかな、店長の何やら思いも見えたし。。
    すずはどうするのかなぁ。。
    このマンガは思春期も独身女の心情をも一度にうまく描いていてすごい。
    とりあえず鎌倉に行きたくなる。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「とりあえず鎌倉に行きたくなる。」
      私も久々に行って、しらすトースト食べたい(食い気に勝るモノなし)。。。
      「とりあえず鎌倉に行きたくなる。」
      私も久々に行って、しらすトースト食べたい(食い気に勝るモノなし)。。。
      2014/07/16
  • 出だしの話は、金沢が舞台。
    8年間住んでいたので懐かしい...。

    それにしても、人の死って、なかなか大変です。

    あと、実写映画化されるのですね。
    (2015年初夏公開予定とのこと)

  • 今回は前巻を読まなくてもどうにか。
    てゆーか、前の巻が全部手元にないし(T_T)
    でも新刊を置いていってくれたんで許そう。

    今回の巻は割と好きだなぁ。
    1巻辺りとか、イマイチ乗らなかったのだけども
    ここへきてようやく自分的には
    入り込めた感がある。
    直ちゃんの恋とか、よっちゃんの気持ちとか
    そういうのがいいなぁと思ったせいなのかも。

    そういや映画化だそうで。
    キャストにないわー!と思った。
    ラヴァーズ映画化で懲りてないんかいとか思った。

  • 親に勧めたら親もファンになっちゃった一作。今回も素晴らしい。特に「肩越しの雨音」で風太の独白からシーン切り替わって、からの、スズちゃんか家で寛いでるシーンとか、、嘆息した。小津作品みたい。

  • 祝!映画化。2015年夏。

    主演は長女・幸役、綾瀬はるかちゃん。
    私のイメージとは違ってたけど、どんな幸ちゃんをみせてくれるか。

    私の中ではこの漫画の主役って四女・すずちゃんなんだけど、映画は幸さん目線でいくのかな。

    四姉妹ものって「細雪」っぽい。(全然お話は違うけど)

    (レビューになってないね)
    既刊同様、今回も珠玉のセリフいっぱい。
    信金の坂下課長がいい仕事してます。

  • 風太くんいいなぁ…。
    「こんなはずじゃなかった」
    から歩き出す呪文?はただひとつなんだろうね。

  • じんわり心に染みる話ばかりで、じっくり絵も字も楽しみながら味わいながら読んだ。
    金沢のいとこがけっこういい味出してる。糸切屋さんに出会うシーンは、はっと息を呑む。こんなシーンが描けるなんてほんとにすごい。「立ちあがってたたみなさい 君の 悲嘆の地図を」胸に刺さる言葉だ。
    そして「四月になれば彼女は」。時の流れは止められないのだな、ということと、変わっていかざるをえないことの、哀しみとやるせなさが胸に迫る。

  • 待ちに待った新刊ありがとうございます!

    すずちゃんの金沢の親戚がいいひとたちでよかった^^
    直ちゃん! なんて素敵な出会いをする子なんだ
    わたしも観光地でわざと迷子になってガイドブックに載ってない道を歩くの好きなので、なんだか親近感

    ついに、よっちゃんが課長にロックオン
    さすが愛の狩人!(どきどき)
    愛の旅人もアメちゃんと少しずつ近くになっててよかったよかった

    四姉妹に幸あれ!

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著者プロフィール

同姓同名あり。

1. 吉田秋生 (よしだ あきみ)
1956年、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。武蔵野美術大学卒業。1977年「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。1983年、「河よりも長くゆるやかに」及び「吉祥天女」で第29回小学館漫画賞を、2001年に「YASHA-夜叉-」で第47回小学館漫画賞をそれぞれ受賞。その他代表作に、「BANANA FISH」。
代表作のメディア化が多く、「吉祥天女」は2006年TVドラマ化、2007年に映画化された。「海街diary」は2015年に映画化されている。2018年には「BANANA FISH」がTVアニメ化された。

2.吉田 秋生(よしだ あきお)
1951年生まれのテレビドラマ演出家。学習院大学法学部卒業。

吉田秋生の作品

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