- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092905184
感想・レビュー・書評
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読み始めて20ページくらいで、ジェンナの再生については想像できたので、あとは物語をどう発展終息させるかと思いつつ読んだ。
うーん。悪くはないけど、同じようなシチュエーションの『私を離さないで』や『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ほどの感動はなかったな。
なぜだろう。
主人公の心の痛みやメッセージが上記2作品ほどは伝わって来ない感じ。
十分よくできた話ではあるのだけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んで良かった。終局、ほっとして、少し、泣いた。
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事故で記憶をなくしたジェンナは、思い出の映像を見ても違和感がぬぐえない。ここに映っているのは本当に私なの? 私って誰? やがてジェンナの身体のとんでもない秘密が明らかになる。自己とは何か、医療のポイント制、外来種の問題、生命倫理と哲学の領域にまで踏み込んだ力作です!
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うわ〜
すごいSF医療サスペンスヤングアダルト小説だった!
自分のほとんどがつくりものだったら‥
自己とはなにか
記憶とは人間とは倫理とは魂とは
面白テーマ
むずかしい -
うーんよく分からなかったな…
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表紙の、少女の頭と一体になって描かれている大きな蝶。
その意味がわかった時、いちど本を閉じてまじまじと見入ってしまった。
青春SFであり、医療サスペンスでもある。 -
17才の少女・ジェンナは、自分が酷い事故に遭って長い間眠っていたことを知る。記憶も身体の機能も、何もかもが曖昧。すべては事故の後遺症だと両親は言い、ゆっくり療養しろと言う。ただ、祖母だけはジェンナに素気ない態度を取る一方で、不思議な忠告をくれたりする。自分は祖母をどう思っていたんだっけ?母のことは?父のことは?
事故に遭う前、自分はどんな女の子だった?懸命に思い出そうとするジェンナの気を、両親は何気なく逸らせようとするが、祖母だけは違っていた。
やがてジェンナは両親の説得に成功し、近くのフリースクールに通うようになるが・・・?というような話。
表紙裏のストーリー紹介の時点で、多分クローンもしくはロボットものだな、とわかってしまうけど、サクサク読めるのでこういうジャンルに馴染みのない人にも入りやすそう。
両親は娘のジェンナを自分自身の命よりも愛していて、絶対に失いたくなかった、というのは理解できるけど、結果的にジェンナ本人の意志は無視された形での再出発。結局両親はどういうジェンナを望んでいたのだろうか。
ジェンナが記憶を取り戻し、家族との関係を取り戻し、自分の意志で歩き出すまでの成長物語でもある。
ただ、SFだと承知していてもラストには驚いた。 -
新聞の広告欄で知った本。
あまりにも暇だったので、半日くらいずっと読んでたw
思ってたのと全然違った!確かにSFかもしんない。
途中でなんか展開読めたけど、ああいう結末とは…
文章がきれいで、読みやすい。
あまりにもざっくりしたハッピーエンドだけど、嫌いじゃないかな。
アイデンティティを問う物語も意外とすきです。
交通事故からの生還 記憶喪失なのか?それとも全く別人なのか?