- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101207223
感想・レビュー・書評
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再読。民俗学者・蓮丈那智・第2弾。「秘供養」「大黒闇」「死満瓊」「触身仏」「御蔭講」今回は蓮丈先生はケガしたり誘拐されたり。相変わらず民俗史の合間を読む話は面白い!新登場人物もいるよ
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蓮丈那智フィールドファイルシリーズの第二弾。
(シリーズとしての感想は「凶笑面」に記載。)
[秘供養] 事件はそれほど難しい謎ではないような気がするけど、民俗学的な解答の方が「おお」という感じ。
[大黒闇] 人間の心理の方が怖い。謎解きは知らなきゃわからんだろうというものだったけど、それ以上に宗教の怖さの方が…。
[死満瓊] 狐目の男が積極的に絡んできてシリーズとしての動きを感じます。
[触身仏] トラウマとしてのリアルな記述がちょっと怖いんだよね。煽られる感じで。
[御蔭講] 民俗学的な話の方がちょっと面白くて興味を惹かれました。
収録作品 [秘供養] [大黒闇] [死満瓊] [触身仏] [御蔭講] -
若干難しかったけど、民族文学で面白かった!
視点はすごいよかったけど、やっぱ大人すぎる文章だったかな? -
20101210読了
収録
秘供養
大黒闇
死満珠(珠は字が違う)
触身仏
御蔭講 -
・秘供養
・大黒闇
・死満
・触身仏
・御蔭講 -
蓮丈那智シリーズ第二弾。
表題作の他に「秘供養」「大黒闇」「死満瓊」「御蔭講」を収録。
本格民俗学ミステリ!
まさにその名にふさわしい内容になっておりました。
あちこちで小耳に挟んだ言葉達が出るわ出るわ
しかも、その解釈の素晴らしいこと!
伝説というものを御伽噺と捉えていたけれど
表面ばっかり舐めてちゃ、面白味がないってことねぇ~
民俗学の薀蓄に事件が絡んで来るから楽しかった♪ -
段々とミクニ君が役に立つように…(笑)
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蓮丈那智シリーズ第二弾。即身仏の調査先で失踪事件に巻き込まれる表題作ほか五篇を収録。
★感想★民俗学というのはその土地に深く根ざしている分、掘り起こそうとすれば人間の醜さや過去の悲惨な出来事なども露呈してしまうものなんですね。現実の事件の展開がやや強引なものもありますが、伝説に関する解釈や仮説は一読の価値アリ。キャラクター面では、「狐目」氏の素性が少し明らかになってきました。意外といい人?ミクニはヘタレ度倍増。