赤と黒(上) (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 134
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102008034

感想・レビュー・書評

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  • 最後まで読んでみないとわからん。

  • 天才的だがまだ若い
    血気溢れるジュリアンはどこか
    魅力的だった

    ジュリアンの傲慢なところ
    にシンクロするものを感じて
    謙虚にならないとと思った

  • 読了。

  • レーナル夫人の手を握る件が面白かったです。

  • 貧民の身にありながらもナポレオンを崇拝し、類いまれなる頭脳と美貌を持つ少年ジュリアンがブルジョワ階級の家庭教師として雇われ、その覇道の第一歩として年上の夫人を誘惑しようとするが次第に恋に落ちてゆく話が上巻の中心。さすが恋愛大国フランスと言うべきか、飽くなき出世欲を持っているはずなのに、それをいとも簡単に投げ捨てて恋の情熱に己の身を捧げてしまうのは恐ろしくもまた魅力的である。ここで描かれるのはつかの間のロマンスであると同時に決して叶わないすれ違いであり、それこそが絶望的なロマンティシズムの美学なのだろう。

  • (1966.03.31読了)(1964.08.29購入)
    内容紹介
    製材小屋のせがれとして生れ、父や兄から絶えず虐待され、暗い日々を送るジュリヤン・ソレル。彼は華奢な体つきとデリケートな美貌の持主だが、不屈の強靱な意志を内に秘め、町を支配するブルジョアに対する激しい憎悪の念に燃えていた。僧侶になって出世しようという野心を抱いていたジュリヤンは、たまたま町長レーナル家の家庭教師になり、純真な夫人を誘惑してしまう……。

  • 野心に燃える田舎の若者。
    恋も知らずに、女性に慄いていたにもかかわらず、ある有力者の家に家庭教師として住み込み始めた途端に豹変!

    その家の夫人を誑かし、身も心も手に入れようとして…

    聖職に就いて出世しようと企みつつ、人妻を翻弄する若者ソレル。欲深いくせに司教に取り入ったり。

    確かにかなりいい年まで奥手だったオイラだし、女を知ってからというもののかなりの変貌を遂げたのは事実である。
    これはオイラの物語なのか??
    相手の心がわかる前は、内心ビビッているのに、自分に気があるななんてわかった途端、強気に出たり。
    みんなそうなのかな?
    なんか汚いよな…なんて過去の自分を思い出したり。
    汚れた男ですよ、オイラは。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(立花隆選)84
    世界文学
    まあ、最低こんなところを。

  • なんとも複雑な心理描写。
    なかなか、主人公に感情移入できない。
    以前から気になっていた本ではあるけど、今の自分が読んで良かったのかも。
    誘惑される夫人の気持ちはわかるから。
    身分制度のない時代に生きているので、それがもたらす人格の歪みがイマイチ理解できないけど。
    以前、修道院の話を読んだので、神学校のくだりはすんなり入ってきた。
    貴族に対する僻みみたいな曲がった根性から、悩まされるハメになったレーナル夫人が気の毒だな。

  • その時代背景をよく知っていればもっと楽しめたのだろうが、そうでなくても物語として十分楽しめる。金持ちへの反発、野心に燃えた主人公ジュリアンのときおりみせる矛盾した行動、二面性、不安定さが若者の精神状態をリアルに捉えているように思う。

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著者プロフィール

スタンダール(本名アンリ―・ヘール)は、フランス革命からはじまるフランスの歴史的な激動時代を生き抜いた、フランスの代表的な作家。著書に「赤と黒」「パルムの僧院」「恋愛論」など。

「2016年 『ディズニープリンセス 「恋愛論」 Disney Princess Theory of Love』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スタンダールの作品

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