脳と気持ちの整理術 意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
- NHK出版 (2008年4月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140882504
感想・レビュー・書評
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「前向きな自分をつくる」と「思考の整理術」が自分にとって役に立ちそうだ。
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02.03.18
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様々な自己啓発本を読んでも、だいたい同じようなことが記されていますし、問題は実践するかしないかです。この一冊に、生きやすくなるために大切なことは網羅されている気がします。入試問題集同様、ひたすらここに書いてあることを実践していけば、きっと働き方、生き方改革につながります。
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脳外科医が書いた、あくまで著者が診察等を通して感じ、学び、考えてきたことをまとめた、著者の考える「正しい脳の使い方」を解説した本
この手の本にありがちな「脳医学的には」という眉唾話がなく、また具体的な方法にまで言及しており実用的で、好感が持てる。
タイトル的に脳の話と思いきや、仕事術とか記憶術とかに分類される内容で、脳の話は具体的になるとビジネス書になることに驚いた。
特に、
・「次に何をするのか」を脳にはっきり認識させよう。(P50)
・「気になっていることリスト」をつくろう。(P64)
・1ヶ月の仕事は、「30日分の私」で対処すればいい。(P75)
・たくさんの仕事や問題を処理するときに大切なのは、物の整理を行うことです。(P80)
・整理が苦手な人は、、入れ物を用意することから始めよう。(P87)
・(まとまった時間ができた時にやろうと思っていても)まとまった時間ができることなどない。(P89)
・大きな問題は、細切れの時間にコツコツ解決しよう。(P94)
・キーワードを拾いながら読むと理解が速くなる。(P116)
あたりは完全にビジネス書でした。 -
”GTDをちゃんとやろうと改めて思った。で、その「五歩先」の一歩目は・・・?
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T:
P:
O:
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<読書メモ>
・「五歩先に解決がある問題」の一歩目を見つける(p.24)
・アプローチを変えれば新鮮に取り組める(p.40)
・前日の夜のうちに「明日すること」を書いておく(p.47)
・「問題の過大評価」こそが、冷静に思考する力を奪うのです(p.62)
#★分析をしていないために、箇条にネガティブになっている
・問題を引き算で考える
#戦わなくていいものはどれか
・まず入れ物を用意する
★「アイデアが突然ひらめく」ためには
目的意識、問題意識を持って生活し、たくさんの情報を脳に入力しようとしている段階が必要です。(p.139)
→必ず出力、ひらめきの連鎖、意外性の高い情報に触れる
・日中に5分だけでも目を閉じて休む
・現実にあわせてゴールを変える
大切なのは、アイデアを具現化させることではなく、より多くの人の役に立つということ(p.168)
・日々誰かの役に立つ
今の自分が深く関わっている人たちの顔と名前を思い浮かべながら、「その人たちに対して、自分はどんな役割を担っているか」「『明日の私』は何をするべきか」ということを考えていく(p.197)
★365日、50年間はたらける人が最後には勝つ(p.202)” -
前著『脳が冴える15の習慣』に続き、脳の使い方に関する現代人特有の問題とその対処法について脳科学の視点から分かりやすくまとめられている。
一般によく言われること、個人的には既に実践していることも多かったが、そのようなやり方が科学的にも正しいと知ることが出来てよかった。(例えば、2章2節の「気になっていることリストを作る」という手法はまさにGTDそのものである。)
新たに学んだこと:全く自由な状態よりも制約があったほうが良いアイデアを生み出せる。夜は思考より感情が優位になりやすいので、物事は昼のうちに考えたほうが良い。嫌なこと、面倒なことは完全にはなくならない。
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・5歩先に解決がある問題の一歩目を探す
・やる気が起きないときは:短時間の集中で済む作業を連続させて作業興奮を大きくする、助走をつける
・脳のリフレッシュ:場所移動しながら考える、同じことを続けすぎない、刺激を与える
・前日の夜に明日やることを書く
・細切れの時間で大きな問題をこつこつ解く、「まとまった時間でじっくり」は無い
・記憶:出力して初めて記憶できる、出力は出力かつ再入力
・風景と絡めると記憶しやすい
・制約はアイデアを生む
・好ましいこと6:少し嫌なこと3:すごく嫌なこと1のバランスで、嫌なことは完全にはなくならない