エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150119270

感想・レビュー・書評

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  • どのような物語かと尋ねられたら「少年の冒険と成長の物語」と答えるかと思います。「ハリー・ポッター」シリーズや「ゲド戦記」の物語に胸をときめかしたことがある人には間違いなく気に入ってもらえる本、ただしSFなのですが。

    もっとも、SFの文学的な価値をどうこう言うつもりはないのですが、とかく荒唐無な作品として低く見積もられがちなジャンルにあるため、本書が低く扱われているのではないかと思っています。

    間違いなく面白いです。もっと早くに出会いたかった。

    (エヴァンゲリオンの世界観に通じるものがあるように思いましたが、思い過ごしでしょうか)

  • SF小説の中でも有名な作品を一通り読んでみようキャンペーンの4作品目。

    なんか表紙の黒っぽい本ばかりだなぁ。
    以前映画化もされた作品の原作です。

    とりあえず感想は下巻を読んでからかな。

  • バガーの侵略に備えて司令官を育成するために選ばれた少年、「ザ・サード」のエンダー。6歳で訓練所に行き素晴らしい才覚でみるみる頭角を現す。
    無敵少年エンダーが成長していく話で、バガーは何なのか、ヴァルとピーター達が遠回しに何を言っているのか分からない部分もあるけど、最終的にどうなるのか楽しみです。

  • もっと戦争とか、戦略とか、戦局とかそういった方面に話が進むかと思いきや、なんだか主人公から3歩ぐらい距離を置いた版俺TUEEEEEEでしかなかった。
    主人公をやたら褒めそやすのが悪いとは思わない。そもそも天才である子供が成長していく物語として描かれているので、そこは問題ない。
    ただ、これ、SFじゃなくてエンタメだよね? 有名作品だからといって名作だとは限らんのだな。まあ下巻で評価が変わるかもしれないが、今のところは期待はずれ。

  • エンダー少年が士官学校での過酷な試練を乗り越え宇宙戦争に身を投じていくSF。広い視野を持ち、置かれた状況を大局的に正しく認識し、柔軟な発想と対応力で数々の困難を切り抜けていくエンダーには、見習うべきところがたくさんある。

  • ストーリー自体はそれほど起伏があるわけでなく、単にエンダーの成長ストーリーでしかないっちゃあないんだけど、一つ一つのエピソードが超絶的に面白いのだ。
    わきを固めるキャラクターも魅力的。

  • 天才のやけっぱち感

  • 途中までは少年のSF冒険譚かと思ったけど終盤でその趣がガラッと変わってしまった。特にピーターとヴァレンタインが思想活動に乗り出したあたりから。

    どんな困難でも持ち前の頭脳で乗り越えていくエンダー。普通ならそこでハッピーエンドだったかもしれない。でもその先にあったのは絶望だった。エンダーを最高の兵士にするべく全てを管理しようとするあまりエンダーには一つも自由意志に基づくものが残されていなかった。そして最後にはたった一つのかけがえのない支えであったヴァレンタインへの想いまでも踏みにじられてしまった。最後に彼に自由として残ったのはただの「マインドゲーム」だけだった。

    だから『エンダーのゲーム』なのか。てっきりバトルルームでの戦闘演習のことを指してるのかと思ってたけど……

  • 若者にぜひ読んでいただきたい本です。
    オリジナルは30年近く前に発刊されています。
    iPadみたいなデバイスが出てきたり、イノベーションの宝庫。SFを見直させていただいた良書です。

  • 面白い!時は近未来。銀河外生命体バガーからの二度にわたる侵略を辛くも退けた歴史をもつ国際艦隊は、来たる三度目の侵略に対抗するための人材を探していた。そんな期待を知るよしもない天才少年エンダー(6)は、国際艦隊からの徴兵を受け入れ、最愛の姉ヴァレンタインと最悪の兄ピーターに別れを告げる。幹部候補生育成機関のバトル・スクールでエンダーはその才能を開花させていく!大人たちの本当の思惑とは?絶望に叩き落とされたエンダー、そこから立ち上がった時いったい何をするのか?!以下次巻!
    ガジェットも物語を縁取る世界観も人物の心情も、すべての要素からワクワクが止まらない!エンダーの成長から目が話せないエンターテイメント!

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