- Amazon.co.jp ・本 (598ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198605407
感想・レビュー・書評
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遠子が健気。三部作の主人公の中では一番好きかも。
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これはもう私の好きなポイントを全部詰め込んだ作品!
主人公よりも脇役のほうが大好きになってしまった(笑)
荻原作品の特徴?でもある女の子達のカッコよさも存分に味わえるし、なにより恋愛要素が濃かった!
それぞれがどこかで一人頑張っている姿が印象的。
主人公たちの絡みの会話も可愛らしくていい。
勾玉シリーズに共通しているが、言葉のひとつひとつが美しいなと感じる本当に素敵な作品! -
中学のとき、初めて読んだ荻原作品。菅流が好きです!
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勾玉三部作の中では圧倒的な長さを誇るのがこの白鳥異伝ですが、長いからこそ多くの登場人物の描写がはっきり書かれています。そして何より、この作品は女の子がかっこいいです!(笑)主人公・遠子の男の子を凌ぐ勇ましさには見ていてこちらがすっきりするし、幼なじみの小倶那を追いかける姿はいじらしくて思わず応援したくなります!
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勾玉三部作の中で遠子と小具那のcoupleが一番好き
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勾玉第二弾。
時代が下って、豊芦原に闇の女神と輝の神の子孫たちが生きる世界のお話。
輝と闇の関係が違った形で見える。
輝は明るさと激しさをもち、闇はそれを抑える役目をする。
闇は忌み嫌われる存在ではないのね。
遠子が子供から女に変わるときには悲しみさえ覚えた。なぜまっすぐな遠子でいられないのか!と。
でも、すべてをわかってまっすぐであり続けることは難しい。
小倶那が心を閉ざしてしまうこと、弱いことも辛い。優しさだけだは生きていけない。でも芯がなければ菅流が言ったようにただ強いものに流されてしまう。
この話も、愛情について書いているように感じた。
自立すること、愛すること、愛されること、すべてを自分を主人公にしなくてはどこか歪み、縛り、コントロールする方向に動いてしまう。
自らに溺れずに愛し続けるのはなんと難しかろうか。 -
正統派の児童ファンタジー。前作の青色勾玉よりも読みやすかった。
恋愛物にしても幼馴染という設定があってドキドキ感が無いし、ラストがあっさりしていて見せ場が分からない。
“封じられた剣の力に打ち勝つ”という結果よりもそこまでの過程が大事ということですかね。
勾玉三部作は世界観がとても好きなので、薄紅も読むと思います。 -
読んだのは結構、前だけどいい印象だけは残ってる(o^-')b