- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309019413
感想・レビュー・書評
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久々一晩で読み終えてしまいました。
僕のその一挙一道、呼吸までが伝わってくるような表現。バックグランドが測れない得体の分からない人々。将来、転落していきそうな少年。
その展開に引き込まれて行きました。
鉄塔こそ ①高位から見下ろす視座、まるで人を手玉にとるように・・・、②今いる世界から隔たれたところに位置する存在 の象徴のように思えた。
少年は幼き頃の自分とダブり、佐知子はどこか僕の代弁者のような。
「善を忘れず」「死の恐怖を意識的に味わ」った先に見える世界は、どんな世界なのなだろうか??
イメージを膨らませつつも、自分では到達できないその先に見える世界像が、おおきく圧し掛かって来ました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう、ドキドキ!
まるで自分が掏ってる気分になっちゃった。
まるで自分が脅されてる気分にもなっちゃった。
おー、こえー。
不夜城を読んだ気分に近かったなぁ、もう。
アジアの悪、って西洋の悪と違って
ホント、こえー。
自分がアジア人だからなんだろうけどさ。
こえーよぉ。
でもこの主人公、カッコイー。 -
最初から最後まで淡々とした、あまり盛り上がりもなく終わってしまった内容だった。登場人物はみな幸薄い薄幸な感じで、読み終わった後は重苦しい感じ。
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王国を先に読んで「掏摸」を知った。
スリを生業にする男の憂鬱な物語、詳しい背景の描写がないためどこか虚ろな夢語りのよう。地に足のつかない、宙に揺蕩う感覚で掴みどころがない。 -
代表作と言われてる理由がわかった
この小雨が降り続いてるような寂しく暗い雰囲気
でもこどもとのキャッチボールとか良かったな~
人生を支配するとかされるとか
うん、これは俺たちにも言えることなんだろう -
都内でスリを生業にしている主人公。
木崎と言う男と出会い、人生を支配されてしまう。
期待していたのですが、私には合わなかったようです。
残念でした。 -
すぐに読み終わったが、なかなかの悪漢小説。文章がうまく、引き込まれた。ミステリーとしてはもっと長くしても面白くなりそうだが、あくまでも文学に近いところなのか?
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今、話題の作家さんということで
読んでみました。
裏社会の登場人物たちがいい感じ。
続編がありそうな内容。
おもしろい! -
動きのひとつひとつが、繊細できめ細やかで、呼吸を潜めてしまう。何にも動じないよう、無表情を装う主人公の、かっこよさ。