アカガミ

著者 :
  • 河出書房新社
3.19
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  • (7)
本棚登録 : 788
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309024608

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。いつもの窪美澄さんの作品っぽくないけど。

  • 何故?アカガミという題名なのかは最後の方で分かったような気がした。今の風潮をかなり飛躍して発想した作品だ。今から数十年経つとどうなるんだろう?などと考えながら読み終えた。主人公が最後に笑うという件りで終わったのは自分なりに理解できてると思うが、そもそもこの物語はそんなオチで終わる位のストーリーだったんだ!?

  • しんどい世の中だ。
    途中で視点が変わる意味はなんだろ。
    新しい誕生もそうだけど、上の世代との関わりが途中で消えてしまったような。

  • 近未来のちょっとありえるこわい話。
    自殺、うつ、人との関わりを避ける、家族を作ることもない、そんな若者を救済するかのようなシステム=アカガミ。
    マッチングされた男女が同居し、子どもを作り、そして…
    前半じわじわと関係を作り、後半一気に加速するストーリー。

  • 図書館で2回にわたって借りてきた。後半は、ほぼ一気読みだった。衝撃のラストとか言っていたけど、そういう衝撃を売りにする小説ではないな。ディストピア小説。未来を描いているように見せて、もちろん今の社会のありようをつき進めたときの怖さを書いている。面白かった。あのラストシーンは、むしろ救われたということなんだろうな。実際のあの社会、アカガミの正体がどんなものだったのか。怖いもの見たさで、知りたかった気はする。ログが、あとから知ったのはなんだったのか、とかね。

  • 2020年を超えて、若者たちはつがわなくなり、自死を選ぶものが増えた。政府は少子化対策のため、若者をつがわせるプロジェクトを始めた…
    窪さん初の?SF作品。最後の最後にアカガミの意味が出てくる。
    最後の10ページ程度の展開が急すぎて、最後もぶちんと閉じられたような終わりで、読み終わったあとおいてけぼりにされたような気分。

  • 設定や過程が面白いのに、最後があっけなくスッキリしない違和感。ちょっと残念。

  • 近未来のファンタジー。
    設定は面白いけれど、最後が無理やり終わらせたような違和感。
    打ち切りのドラマみたいな物足りなさ。もっといいラストがあったのでは.....

  • 設定はおもしろいと思うけれど、うーん、最後が急ぎすぎというか尻つぼみというか、全体的に浅いというか・・・

  • 設定が雑い。
    生まれた子供をどうするのか、全然怖さが
    伝わらないし、このレベルの少子化なら
    赤紙でイメージされる用途じゃなく
    普通に育てるのが一番まともな使い道では。
    雰囲気で書こうとする作家を編集はきちんと
    止めていただきたい。
    2030年設定なのに未だにハガキとか、
    ディテールもなんだかなぁだし
    オチがあるから突然入った視点の切り替わりも
    そう思わせる唐突さで違和感強いし
    私的にはダメでした。

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著者プロフィール

1965年東京生まれ。2009年『ミクマリ』で、「女による女のためのR-18文学賞大賞」を受賞。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、「本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10」第1位、「本屋大賞」第2位に選ばれる。12年『晴天の迷いクジラ』で「山田風太郎賞」を受賞。19年『トリニティ』で「織田作之助賞」、22年『夜に星を放つ』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『アニバーサリー』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『私は女になりたい』『ははのれんあい』『朔が満ちる』等がある。

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