昆虫はすごい (光文社新書)

著者 : 丸山宗利

• 光文社 (2014年8月7日発売)

感想・レビュー・書評

[夏岳さんの感想 · 2018年1月5日]

あまり昆虫が好きではないので、少し躊躇したが、読んでよかった。昆虫のすごい！が、浅く広く纏められている。

本当に多様で昆虫は面白い。虫ってこんなにすごいのかと半ば信じられない気持ちすらある。新鮮な驚きを簡易な文章で提供してくれるという意味で、オススメ度は非常に高いかもしれない。

[mamoさんの感想 · 2017年12月20日]

「利己的な遺伝子」

というのが、本当にそのまま形になったような生存機械といしての昆虫の凄さ。

驚くしかない。

この仕組みは見えにくくなっているけど、人間も延長線上にあると思わざるを得ない。

[山鳥文庫さんの感想 · 2017年9月9日]

昆虫はすごい。
なかでも蟻がすごい。
いや、それなら蟻と共生する他の昆虫たちも同じくらいすごい。
待て、やはり寄生蜂の方がすごい。
でもそれだと蜂に寄生する昆虫はそれ以上にすごい。

そのすごさを理解させるためこの本では、すごい昆虫の実例がこれでもかというくらい次から次へと繰り出される。

その割り切り方もすごいが、そもそも昆虫が、すごい。

[kaze229さんの感想 · 2017年8月8日]

　虫取り網を持って、走り回っている子どもの姿をほとんど見かけない。いや、全く見かけない。
　雑木林には蝉やカブトムシやタマムシたちが、野にはトンボやアゲハ蝶が、土の道にはハンミョウ、アリ、シデムシたちが、川にはさまざまな魚たちや水生昆虫たちが、今を盛りに生きているというのに…。
　私たちはどれほど、彼らたちから生きることの意味を教えてもらったことやら…

[人生≒本×Snow Manさんの感想 · 2017年6月22日]

読みやすかった。広く浅く。

昆虫学は根底に化学があると感じた。

一番驚いたのは、人間の着衣に応じて、進化したノミ。人間は進化していない一方でノミは進化していた。寿命のサイクルの短さ故か。

他書で言われていたアリが最強の昆虫の意味は、本書でよく分かった。

昆虫の多様性の要因は、飛翔と変態。

[一橋大学附属図書館さんの感想 · 2016年12月26日]

【請求記号】4800:221

[DaiSugiさんの感想 · 2016年11月16日]

昆虫初心者にオススメ！
昆虫好きにとっても驚くような生態を知ることができる！
分類学や進化論についてもっと知りたくなる！
個人的には昆虫食について興味が湧いてきた！

[minotaurさんの感想 · 2016年10月29日]

昆虫。忌み嫌われることが多いが、私は子供の頃から昆虫が好きだ。昆虫の研究者になりたいと思ったことがあったくらい。昆虫好きなら是非読んでほしい。昆虫嫌いは…やめたほうがいいかも。これを読んでも昆虫好きには、ならないと思うので。

[hiro8940さんの感想 · 2016年9月22日]

面白かったなぁ。

[m3353さんの感想 · 2016年8月16日]

子供も私も昆虫が好きなので図鑑など昆虫関係の本は沢山ある。
昨年暮れに、本屋さんでこの本を見つけてまた買ってきた。
虫嫌いの方には申し訳ありません。

人類は地球を凌駕する勢いで増え続けていますが、数で言えば昆虫は１００万種以上が認められているそうです。

昆虫好きの方にとっては目新しいことではないかもしれませんが、昆虫の生態は知るたびに面白く興味深いものです。

ーーー私たちのやっていることのほとんどは、昆虫に先にやられてしまっている。狩猟採集や農業、牧畜、建築。あるいは恋愛、嫉妬、異常な交尾・・・。そして戦争から奴隷制、共生まで。あらゆることを彼らは先取りしてきた。もはや”虫けら”なんて呼べない、昆虫の営みの凄さと巧みさを痛感する、常識が覆る一冊！ーーー

と裏表紙に書いてある。

写真と読みやすい文章で改めて昆虫は美しく面白く、題名のように凄い！ことが分かった。

ゴキブリ嫌いの方もビックリの一枚です。↓
http://dantyutei.hatenablog.com/entry/2014/05/07/194336


こどものころ山で見たタマムシやミチシルベ、カミキリムシなどは故郷の山でも見ることがなくなりました。
葉っぱを丸めて道に落とす、オトシブミなんていう名前もあったなと思い出しながら読みました。

著者プロフィール

1972年　静岡県藤枝市に生まれる

「2006年 『バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」