- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344040649
感想・レビュー・書評
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フランス料理界のカリスマ・三国清三シェフの自伝。北海道の漁村で極貧の少年期を過ごし、中卒で札幌の米屋に住み込みで働きながら調理師学校に通う。ここから著者の料理人としての一生が始まる。東京のホテル、大使館付きのシェフ、フランスでの料理修行を経て三十歳で自分の店を開く。こう書くとトントン拍子のように見えるが、その間の血の滲むような努力と貪欲な向上心は凄い。とても真似のできることではない。その努力が人との出会いや運をもたらした。「人は人の苦労をそれほど評価しない」という言葉が心に残った。
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小学校からオテル・ドゥ・ミクニを閉じるまで
、三國シェフのバイタリティある行動力に感銘を受けました。 -
北海道増毛出身の著者の一代記だ。
北海道出身の僕にとってはただただ眩しい存在、しかしその眩しさは尋常じゃない生命力とど根性の賜物だ。
貧しい身の上からグランドホテル、帝国ホテル、そして欧州、さらにあのレストランの開業へ。
本の中で心に残る言葉があった・・・どこのレストランか忘れてしまったがその従業員たちは、
「迷いがない」
という。
その域に達したいものだ。 -
三國シェフの生き方にガツンとやられました。
とてつもないエネルギー。極貧の中で、海の幸から味覚を養い、札幌に出て、東京に出て、ヨーロッパに出て…。出て行き方が尋常ではない。きっとギラギラした目で相手の懐に飛び込んで、全力でできることをやり続けた結果かと。
あー、凄い人がいるんだ。 -
がむしゃらに生きる、生き続けるということを教えてくれた気がします
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もともとのセンスもあるんだろうけど、思いきった行動が運命を大きく変えたり、人生を切り開くのだと感じた。
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一気に読んでしまった。
観察力と行動力が全てと改めて感じた。この人はすごいと、感じられる一冊。 -
「伝説のシェフ」三國清三の半生自伝。なんで料理人がこんなにストーリー展開が上手いのか?と思うほど面白い。読んで参考になるとか、まして料理が上手くなるなんてことはないけど、良質のエンタメとしてお勧め
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三国さんの物語に、一挙に、引きずりこまれました。それにしても、神様っているのですね。いつか、この三流シェフとカウンターをはさんでお会いしたいと思います。
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可能性を考えるのではなく、夢を持ってその夢のためにひたすら頑張ることで、夢が現実になることもあると感じた。
大きな夢を持つことが大切だか、その夢はどうしたら持つことができるか、は書いてなかったため、私の継続課題。