三流シェフ

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 775
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344040649

感想・レビュー・書評

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  • チャレンジを恐れない、挫けない心

  • 清々しい自己評価の高さ(もちろん実力が伴っている)が謙遜することなく書かれていて、素直に面白い人だと思える。自分の経歴、技術に自信があり、それを誇示して何が悪い?というような日本人になかなか無い性格だなぁと感じる。そこが魅力的だし、本として面白かった。弟子としてついていける人も凄いのだろう。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/567147

  •  

  • ミシュランの星問題
    ジラルデの即興(スポンタネ)、厨房は地獄
    アラン・シャペルの厨房は物静か

  • 第一線で活躍するレジェンドに共通すること
    ・努力と思わずに人の何倍も努力できる
    (本人は目の前にあることを実直にやっている)
    ・現状にしがみつかない
    ・常識や前例にとらわれない

    一流レストランのエースが、
    また別のレストランにうつったときには、皿洗いから始められる清々しさ。
    でも、そうだよなぁ、としみじみ。

    三國シェフの飾らないお人柄が感じられ、
    こんな風に自分も、仕事や人生のその他のことと向き合いたいと感じた。

  • 2023.08.12 朝活読書サロンで紹介を受ける。北海道留萌出身。中卒、ホテルの賄いからのキャリアスタート。帝国ホテル、大使館付きのシェフ。日本に帰国後5年目、開店。

  • 本物

  • 2022年発行

    著者は1954年北海道の田舎町生まれ、中卒後、札幌の米屋で配達しながら夜間専修学校に通う傍ら、休日の週一をホテルの皿洗いに丁稚奉公する形で料理人の道に入った著者の料理人自伝。
    その後、東京の帝国ホテル、スイスの日本大使館の専属料理人、休日は郊外だが評判の料理店で皿洗い…それでも最終的には流れ料理人として当時の料理人の最低月給より上の給料で採用してもらうほど腕前と実績を認められていたという。
    8年間の海外修行後、いつまでもフランス人の作る料理をそのまま再現するのではなく、日本人として、北海道人として自分を表現する料理をしなければならない、と料理人として一皮剥けた上で帰国し、自分の料理店を持ち…
    というお話。
    各料理長とそこまで日常的に交流があったわけで無いだろうに、それでも一つ一つ、一人一人のエピソードが濃く、良くも悪くも昭和時代の雑草魂、根性主義の修行自伝として、感情揺さぶられながら2時間で一気読みしました。面白かったです。ありがとうございました。


  • ミシュランの3つ星にはオリジナリティが必要
    僕の料理は食欲で食べる料理ではない
    人が嫌がる仕事を喜んでやる人には人が振り向いてくれる
    鍋洗いがフランスで役に立った
    料理はレシピの先にある。食材との対話。


    読んでて自慢話にいらっとするところもあったけどこの人は普通の人には想像できない苦労をしてきたし、人並みでない上昇志向、ハングリー精神がある。
    普通は、お客さんのために料理を作る的な感じで締めると思うけど、自分のために料理を作りたいというのが、少し意外。毎日作るもの変えると人材は育たないけど、人材育成とかをおいといて、自分の作りたいものを作るということか。
    ミシュランを取れなかったのはさぞ衝撃だったんだろう。新しいことをしてこなかった、というコメントがささって、いまでも70になっても新しいことするんだろう。
    でもそれを自分よりもありえないと主張してくれる友人がいたのはすごい。(といってもそこで修行してたんだから自分の顔に泥を塗られたようなものだもんね。)
    70になってもなお、新しいことに取り組むのはすごい。バイタリティがすごい。でもなんとなく好きになれなかった。ギラギラしすぎててひいちゃうかも。ミスサイゴンのエンジニア?みたいな。



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著者プロフィール

1954年北海道・増毛町生まれ。15歳で料理人を志し、札幌グランドホテル、帝国ホテルにて修業後、74年、駐スイス日本大使館料理長に就任。ジラルデ、トロワグロ、アラン・シャペルなど三ツ星レストランで修業を重ね、82年に帰国。85年、東京・四ツ谷にオテル・ドゥ・ミクニ開店。99年、ルレ・エ・シャトー協会の世界5大陸トップシェフに選出される。15年、フランス共和国レジオン・ドヌール勲章シュバリエを受勲。

「2023年 『スーパーの食材が高級レストランの味になる 三國シェフのすご技絶品レシピ 永久保存版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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