- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344410770
感想・レビュー・書評
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思春期にありがちな、思い込みの強さと独占欲と…。
ものすごく怖かった!!
新井素子の怖さに近いかな?
一見穏やかに進行していくんやけど…
「ミザリー」的な。。 -
再読。
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朝倉かすみをありったけ読もうと思っているので、今回も図書館で借りてきた。
朝倉かすみはどれも気持ちがほっこりする恋愛ものを書くから安定だなって思っていたのに…!
桜庭さんがこういう話を書いたらうまそうだなって思った。
めげずにまた図書館いったら朝倉かすみかりてくると思うけど…残念…。 -
よく若い女の子は女の子同士で平気で抱きしめ合ったり、手を繋いで人前を歩けたりする、不思議なことだなーと思う。
えりは、天鵞絨と名付けた女の子に対して、自ら触れることが出来ない。それほどの強い憧れを抱いている。
その憧れを払拭させるはずの存在はあっけなく退場し、彼女の狂気に身をもって制そうとする者は誰もいなくなった。
ただひたすら天鵞絨との繋がりを持ちたいが為に、彼女は彼女を捨てて生きてゆく……。
するすると読めるが、なかなか強烈な苦味を持った作品。
若気の至り、とは口が裂けても言えない。 -
うん、なかなか狂ってますね。
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狂気的でありながら、真っ直ぐで純粋過ぎる心を描いた小説。
穢さと透明が一緒にそこに息をひそめている、という感じ。
外見を真似るだけでなく血のつながりを求めて人生も何もかも放り投げてしまう…
愛のためならなんだって出来てしまうある種の強さ(?)を見た気がする。 -
表紙に惹かれて購入。
生々しくて痛々しい・・・
でも読後せつなさが残った本