佐藤可士和の超整理術

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 590
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532165949

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んだことがある内容が多かった。ページ数の割には内容量が少ない。同じことを言い換えて何度も言っている印象があった。

    この本をまとめると3つのことが重要であることがわかる。
    優先順位をつけること
    今持っている情報に対して本当にそうなのかもしこうであったらと疑う気持ち
    相手の話から本質を探す

  • 上司にオススメしてもらった本。整理整頓は昔から好きでその大切さも理解していた。だからこそ目的意識を持って身の回り(空間・情報・思考)を整理をすることで、あらゆることの問題解決へと繋がるという理屈は深く納得できた。もっと意識的に仕事も私生活も整理整頓していきたい。

  • デザインというとなにか派手で、突飛な発想が必要と思うけど、実は情報を整理して何らかの視点を与えていくことと説明されている
    それがすべてではないのだろうが、ほかの仕事などにも応用されうる汎用性の高い技術と感じた
    実際の仕事に基づいており、なかなか興味深かった

  • 学んだことをダイジェストで:
    プライオリティをつけ、捨てる勇気が必要。定期的に見直す。フレームを決めてフォーマットを統一する。これらの原則は、机周りなどの現実空間にも、PC内のデータなどバーチャルな空間にも当てはまる。
    本質を探るためには、引いて離れて客観視することが重要。
    整理と問題解決は同じベクトルで繋がっている。
    問題解決の手がかりは必ず対象(クライアント、或いは自分)の中にある。

  • 整理術。と題名にあるが、よくある物の整理だけにとどまらず思考の整理まで拡げている書。何の為の整理か?という基本に立ち返りその整理方法(視覚化、分類など)に言及している。整理することで本質を捉えようとする考えには共感する一方、枝葉末節から得られる事柄もあると感じる。また、整理の一環で、他者との会話を通じて物事を整理していくことは参考になる。
    ページ数の割には2時間程度で読破できた。

  • "この本は、整理を単なる手段(方法のひとつ)としてとらえるのではなく、人生そのものというか、生き方、人生そのものを整理することを伝えている。
    ビジネスでも自分の趣味でも目的をもって、行動をしている。その目的を達成するためのステップとしての整理術なのだ。
    空間の整理
    情報の整理
    思考の整理
    を系統立てて整理し、

    ・空間の整理
    定期的にアップデートする→モノを増やさないために
    モノの定位置を決め、使用後はすぐに戻す→作業環境をすっきりさせるため
    フレームを決めてフォーマットを統一する→わかりやすく分類するため

    ・情報の整理
    視点を引いて客観視
    自分の思い込みを捨てる
    視点を転換し、多面的に見てみる

    ・思考の整理
    自分や相手の考えを言語化してみる
    仮説を立てて、恐れず相手にぶつけてみる
    他人事を自分事にして考える

    何気なく日常を過ごしているだけでは、気が付くとモノにあふれかえった現状を意識もしないでいたりする。

    早速、カバンを整理してみた。佐藤さんのように手ぶらにはならないけど、多少はすっきりしたかなぁ~"

  • 私の汚部屋を綺麗にするだけでなく、なぜ汚部屋になっているのかまで考えられる一冊。
    目の前の問題を よりわかりやすく、より快適に。

    掃除のきっかけになればなーと思って買って読み始めたが甘かった(笑)。
    物→データ→仕事の問題解決に至るまで、ほぼ一貫して変わらない「整理の思考手順」。
    佐藤可士和はどうしてクライアントの問題の本質を的確に見極められるのか。
    読めば読むほど私の頭も整理されていく感覚に。

    読んだ感想としては、
    佐藤可士和=整理好き が
    佐藤可士和=身辺の問題を解決する人=自分を大切にする人
    という印象になった


  • 仕事を「整理」という視点で切っているところが面白い。

  • 整理とは、単なる片付けではなく、
    空間の整理-情報の整理-思考の整理と発展して、
    ひいては問題解決そのものである。
    英語でよく、well-organized っていうけど、
    ああいう感覚か!?
    ユニクロやキリンの極生、国立新美術館など
    自分の仕事のプロセスを紹介しているので、
    おしゃれなうえに、説得力抜群。
    本質に迫るときに、奥深く入り込んでいくだけでなく、
    逆に引いて見てみることで、客観的に見えてくるものもある。
    なるほどです。

  • 他業種ですが、情報を見えやすく整理していくことを特技として、仕事を進めてきました。
    が、最近、部署が変わり、整理なんて附属的、事務的なことだと言われ、仕事の方向を見失っていたんだ、、ということに気付かせてくれた1冊。
    成功している筆者の経験に、今の部署であらためて整理をする勇気をもらいました。
    そして、もちろん私がやっていた整理より、さらに洗練されて整理された「整理の仕方」が載っているので、早速やってみたいです。

    そして、今までクリエイティブなセンスのイメージを持っていた分野でも、整理することが重要というのは、少し新鮮でした。
    仕事を進めていく上でのヒントが欲しくて読みましたが、プライベートで進めている団体のロゴを作成中で、ちょうどなんとなくかわいいからというので、選びそうになっていたところだったので(笑)本当に読んでよかったです。

    というか、極生も、国立新美術館のロゴも、ユニクロのロゴも、UTも、愛媛のタオルのロゴも、docomoの携帯デザインも、明治学院大学のロゴも、同じ方がやっていたんですね。
    読んでいてすごい自信だなと思いつつも、事例を見ると、確かにどれも記憶にしっかり残っているもので、自信に説得力があります。

    いろいろと筆者が実践している事例があって読みやすい本ですが、特に物理的なものも、PCのフォルダ分け的に、白い段ボールで整理しているというのが、面白いと思いました。
    PCのフォルダ分けが汚いと落ち着かないわりに、物理的な引出はごちゃごちゃな身としては、ぜひ実践したいです。

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著者プロフィール

■佐藤 可士和(サトウ カシワ)
クリエイティブディレクター。博報堂を経て「SAMURAI」設立。
主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループのブランドクリエイティブディレクション、「カップヌードルミュージアム」「ふじようちえん」のトータルプロデュースなど。
近年は武田グローバル本社、日清食品関西新工場など大規模な空間デザインプロジェクトにも多く従事。
文化庁文化交流使(2016年度)、慶應義塾大学特別招聘教授(2012-2020年)毎日デザイン賞ほか多数受賞。
2021 年春に国立新美術館で「佐藤可士和展」を開催予定。

「2021年 『佐藤可士和の対話ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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