プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術

著者 :
  • プレジデント社
3.58
  • (59)
  • (134)
  • (129)
  • (19)
  • (13)
本棚登録 : 1149
感想 : 144
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419864

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 7冊目。

    つるのレビューが気になったので自分でも購入。
    amazonレビューにもあったけど、「部下の哲学」と似たものを感じるなぁ。

    特に目新しいものがあるわけではないけど、
    まあ、じゃぱにーずぷろふぇっしょなるさらりーまん、になるために、
    こういうのに触れ続けておくことは大事かな。
    というわけでいつものようにまとめ。
    そのまま引用の場合は「」で。


    仕事には、アウトプットに付加価値をつけるという、いわゆる一般的な仕事と、意味のない仕事を廃止する仕事、という二つの種類がある。

    「給与の3倍の粗利益を稼いで会社はトントン」

    「後工程と女性の評価は厳しくも正しい」

    ビジネスにおいて非常に重要な課題となる効率は、人に関わる分野においては追及してはならない。その代わり、その分野では効果を求めることが必要である。

    会社がせいぜい考えているのは、雇ってしまった従業員にとりあえず何をやらせるかという実験だけとわりきって、ほかならぬ自分自身でキャリアプランを考えることが大切である。

    「腹が立ったメールは印刷して何度も読み返す」

    『ご一緒にポテトはいかがですか』などと言われると「ああ、マニュアル通りだ、うんざりだな。」と思うかもしれないが、それがあるだけで何人かに一人がポテトを買い、店の売り上げが上がり、それを言った人の雇用が保証されるかもしれない。このようにマニュアルで雇用が保証されることもある。

    『何であの人と働かなきゃならないんだろう』のように、自らに決定権がないことについて悩んでも意味がなく、むしろそれにどう適合するかで悩むべきである。

    「なぜあの人はいつもこうなんでしょう。言っても言っても改めてくれないんですよ」 → 「その人ができないことは、あなたの長所なんだよ」

    「仕事道具ではなく志を真似よ」

    新しいヒントを得るために、ほかの店を見に行くときは、その店に来ている顧客がどんな人で、どんな表情をして、どこを見ながらどんな服装をして、どんな人と連れ立って、どんな会話をして、どんな商品を手に取って、どんな買い物をするのか、なぜほかの店ではなく、この店で買うのか、を観察する。

    自社の看板の価値、顧客の期待度、トラブルの種になるかどうか、という3つの判断基準をもとに、何を売って、何を売らないか、を考える。

    「『私どもプロの目から見て』という一言がいえるかどうか」

    『これ、男性用(女性用)ですか』と聞いてくる女性(男性)は、それを自分が買ってもよいか許しがほしいのだから、『ああ、これ男性用(女性用)なんですよねぇ』と答えるのではなく、『どちらでも大丈夫です。お客様のサイズにあわせますよ。』と答えるのがプロである。

    「一流の人ほど顧客を選別しない」

  • 自分の業務を「重要度」「緊急度」で4つのマスにセグメント化する絵を見て実践的だと思い購入。

    仕事を仕入れるために働く姿勢やスケジュールに余裕を持たせておくこと、仕事の目的と背景をまず確認すること、目的を叶えるために先回りして手を打つ「信頼貯金」、視察では商品、値段、陳列、販売スタッフでなくお客様の動きを見ること、予想外の成功はイノベーションの種であること、など参考になることが多かった。

    定期的に読み返したい1冊。

  • 学生が読んでもいまいちピンとこないかもしれない。社会人で特にサラリーマンだと、ふむふむと読むことができそう。

    プロは仕事を「つくって」「回して」「稼ぐ」
    若いときはつべこべ言わず、一生懸命働く
    あえて花形部門といえない部署で働く
    プロは「人脈」「資格」づくりを後回しにする
    締め切り前に大書きラフ案を提出する
    給与の3倍の粗利益を稼いで会社はトントン
    プロは面接で「5つの地雷」を踏まない
    プロはメール・電話・対面を使い分ける
    プロの報告書は「事実」と「解釈」が分かれている
    プロとは、「くじ」を弾き続けることのできる人である
    プロの仕事の報酬は仕事である
    プロは出張に行く前に「報告書」を提出する
    プロは会議の書記を自ら引き受ける
    仕事道具ではなく「志」を真似よ
    社内外で自分より上のレベルの人ともつきあえ

    何となく意識していることでもこうして言語化するというのが大事ですね。

  • 【目的】
    ・仕事で効率的に成果をあげるためのヒントを見つける。

    【結果】
    ・上司を仕事の仕入先だと考える。
    ・「ありがとうございます」といって仕事をうけとる。
    ・やめても支障のない仕事を見つける。
    ・目的と背景を確認する。
    ・仕事の報酬は仕事である。

    【所感】
    ・精神論、考え方の部分で学ぶものがあったと思う。すぐに役に立つわけではないと思うが、繰り返し意識していけば、効果が出ると感じた。

  • 20代の若手社員が読むような本を二冊読んでみた。プロならこうする。ということを書いた本。結構具体的な内容が書かれている。

  • 『部下の哲学』に近い内容。より現実的で、納得性の高い言葉で書かれてる。プロのサラリーマンとして、どのような心がけでいるべきか、何をすべきか/すべきでないのか、実感を伴って理解できました。20代の社会人向け。

  • ダサいタイトルだが評価が高く衝動買い。
    内容はまずまず。
    基本は自分で作って、仕事を回すといったサイクルを作ることが内容の中心。
    今の自分にとっては上司を単に仕事の仕入れ先と考えること
    プロは群れることに不安を感じる
    プロはばたばたした姿を見せない
    当たりが分からないんだからくじを引き続ける
    出張に行く前に報告書を出す(多分留学に行く前に、準備をしている)

  • 読了しました。

    29歳の自分が読むのに丁度よいカンフル剤みたいです。
    プロフェッショナルにこだわっているので、
    いろいろなところに乱暴な表現がありましたが、
    自分の思い描いていたあるべき姿とも近かったです。
    以下、心に残った内容。
    ・プロはバタバタしている姿を見せない
    ・プロは上司を「仕事の仕入先」だと思う
    ・プロの報告は「事実」と「解釈」が分かれている
    ・プロの仕事の報酬は仕事である
    ・プロは会議の書記をみずから引き受ける
    ・プロは群れることに不安を、孤独に安心を求める

  • ここに書いてあることについては賛否両論あると思います。
    でも、個人的には大いに賛同できる内容です。
    プロフェッショナルってすごい簡単に使われてしまう世の中だけど、
    本当のプロフェッショナルはその裏に膨大な努力があるんです。
    そして、その努力を通して自分の内にしっかりとした軸を創っています。
    甘ったれたこと言ってないで、とりあえず読むべし!

  • 昨年から「組織のなかで働くこと」に強い関心を抱いているなかで読んだ本。
    ワークライフバランスとか効率化とか、そういうことの大切さは重々承知しているけれど、現実的なことが書かれていて納得し、我が身を振り返り胸がしくしく傷んだw

全144件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

俣野 成敏(マタノ ナルトシ)

リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14 億円の企業に育てる。33 歳で東証一部上場グループ約130 社の現役最年少の役員に抜擢され、40 歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012 年独立。フランチャイズオーナーや投資家として活動。サラリーマン時代に副業で出版した『プロフェッショナルサラリーマン』でビジネス書作家デビュー。「仕事術」「お金」「コンディション」「副業」などテーマは多岐にわたり、異分野で10万部超えを3度達成。著書累計は49万部。これからは、サラリーマンでも副業やお金の知識向上が不可欠と実感し、啓蒙に尽力している。ビジネス誌やweb メディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を6 年連続受賞。

「2022年 『知らないと損をする税金の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

俣野成敏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×