プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419864

作品紹介・あらすじ

30歳にしてリストラ候補者となった著者が社内ベンチャー創業をきっかけに年商14億円企業のトップに。さらにグループ130社の最年少役員に抜擢。そんな著者が書き残したプロフェッショナルになるための仕事術を初公開する-。

感想・レビュー・書評

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  • 「方法論がわからないせいで、何かと空回している20代の人のために書きました」とはいうものの、それ以外の年代にも十分通用する内容です。

    肝は「まず仕事を通じて自己を磨く。無関係な資格など仕事に直結しないことに時間やお金を使う必要はない。本やセミナーには投資する。」ということか。
    若干章タイトルが内容を適格に表現できていない感が残念。

    ※プロフェッショナルサラリーマンとは、会社をやめずにサラリーマンであることの特権を120%生かして自分の仕事にやりがいを持つビジネスパーソンのこと

    【推薦図書】
    ・メールマガジン「ビジネスブックマラソン」
    ・メールマガジン「ビジネス発想源」
    ・ブログ「マインドマップ的読書感想文」
    ・経営学(小倉昌男)

  • なるほど
    と思える内容がわかりやすく書いてあった
    これも著者がサラリーマンをやっていて社内で起業し成功した経験があるからなのだろう
    まだ若手のサラリーマンには読んで欲しい
    そしてもう引退かものサラリーマンにも読んでみて真似できることはないか探って欲しい本

  • 三十代が読むと、若かりし頃に考えが及んでいなかった点がよく分かる

  •  Amazonで何度もおすすめされたので買ってみた。読んでいて思い出したのは新入社員研修の時の人事部長の訓話。プロのビジネスマンたれという言葉を思い出した。新入社員でもコピーを取るなら誰にも負けないぐらいを目指せ、ヘッドハンターに狙われるくらいどこでも活躍できる素養を持て、という話だった。この人事部長の話をハウツー本にした内容だ。

     章ごとの見出しが若干センセーショナル過ぎる感あり。名が体を表していない。でも、おっしゃることはごもっとも。この半分でもできればプロのサラリーマンになれそうだ。

  • 今さらこの手の本を読んで、感動したり、ということはないが、仕事に関して、マンネリ感や停滞感を感じていたので、手に取ってみた。少しやる気が湧いてきた。
    こういうビジネス書は、発奮のために役立つと思う。

    以下、なるほど、と思ったチャプターとその理由。

    04 プロは上司を「仕事の仕入先」と思う
    :仕事って依頼されるものという見方が新鮮だった。
    15 プロの仕事は直線ではなく「M字」を描く
    :ある程度までざっと仕上げることの大切さを改めて。
    20 プロは実印に?くぼみ?がないことを知っている
    :実印にはくぼみがなったんだ、と雑学として。
    58 プロは1ヵ月分の自己投資費用を銀行の封筒に詰める
    :「予算」という考え方をお小遣いに導入する。
    (200)
    [more]
    (目次)
    第1章 プロの定義
     01 プロは胸を張って請求書が出せる
     02 プロは仕事を「つくって」「回して」「稼ぐ」
     03 プロは仕事を4つに定義する
     04 プロは上司を「仕事の仕入先」と思う
     05 プロは配属に文句を言わない
     06 プロはリストラに顔色ひとつ変えない
     07 プロは花形部門の行列に並ばない

    第2章 「時間」配分法
     08 プロは仕事が9、私生活が1のつもりで働く
     09 プロは「人脈」「資格」づくりを後まわしにする
     10 プロは転職、起業、副業をこう考える
     11 プロは「バタバタしている」姿を見せない
     12 プロはスケジュールの空白を恐れない
     13 プロは「至急」という言葉を乱発しない
     14 プロは意味のない作業を自ら葬り去る
     15 プロの仕事は直線ではなく「M字」を描く
     16 プロはなぜか周囲の人に救われた経験を持つ

    第3章 「金銭感覚」の磨き方
     17 プロは毎月3万円の残業代を固定費としてカウントしない
     18 プロは自ら「給料ダウン」を申し出る
     19 プロは会社のカネで冒険しない
     20 プロは実印に?くぼみ?がないことを知っている
     21 プロはグループ会社の取引でも値切る

    第4章 プロの「報・連・相」
     22 プロは面接で「5つの地雷」を踏まない
     23 プロはよい社風、悪い社風を見分ける
     24 プロはメール・電話・対面を使い分ける
     25 プロは「後工程はお客様」だと思う
     26 プロは人に関わる分野を効率化しない

    第5章 上司とこうつきあう
     27 プロはダメ上司の「3つの特徴」を知っている
     28 プロは「仕事の受け取り方」がうまい
     29 プロは上司にとっての近所のコンビニであれ
     30 プロは自分の「空きスペース」をつくれる
     31 プロは仕事の目的と背景を確認する
     32 プロは感情を揺さぶられたメールを「カンフル剤」にする
     33 プロは上司からの指示メールを印刷する
     34 プロの報告書は「事実」と「解釈」が分かれている
     35 プロは「事後報告」を上手に使う
     36 プロは抽象的な指示をされると喜ぶ
     37 プロは辞表を懐にしのばせる

    第6章 入社1年目に知っておきたいこと
     38 プロとは、「くじ」を引き続けることのできる人である
     39 プロは本を買うとき、棚の端から端まで買う
     40 プロはマニュアルをバカにしない
     41 プロは決定権がないことを悩まない
     42 プロはレールからはみ出す
     43 プロの仕事の報酬は仕事である

    第7章 入社3年目から差がつく考え方
     44 プロは出張に行く前に「報告書」を提出する
     45 プロは会議の書記を自ら引き受ける
     46 プロは自分がほめられるポイントを知っている
     47 プロは自分より成果を出している人を手助けする
     48 プロは社内キーワード検索でトップに名前が出る
     49 プロはできる人の「志」に着目する
     50 プロは異業種の成功から発想できる
     51 プロは自分の「シマ」をつくる
     52 プロはライバル社の商品でも案内する
     53 プロは「○○長」になる前からそれらしくふるまう
     54 プロは自ら「安全地帯」から飛び出す
     55 プロは群れることに不安を、孤独に安心を求める
     56 プロは部下が絶対に上れない城壁を築く
     57 プロはキャリアの「レールチェンジ」を考える

    第8章 給料の10%を銀行の袋に詰めろ
     58 プロは1ヵ月分の自己投資費用を銀行の封筒に詰める
     59 プロは結婚して小遣い制になったことをのろけない
     60 プロは転職情報誌の募集スペックに自分を合わせない
     61 プロは財務諸表で経営者と対話できる
     62 プロはケタ違いのアウトプットを出す
     63 プロは3000円のセミナーに10回行くなら3万円に1回行く

    第9章 「空き地」をみつけてみよう
     64 プロはまず、「空き地」をみつける
     65 プロは「売れるもの」と「売るべきもの」を見分ける
     66 プロには顧客より先に「並んでほしい人」がいる
     67 プロは客単価を上げるとっておきの方法を知っている
     68 プロは顧客の不安を解消する言葉を持っている
     69 プロは商品の可能性を勝手に狭めない
     70 プロは将来の顧客をとりこにする
     71 プロは鬼にも仏にもなれる
     72 プロは社内の「流行語」を生み出す
     73 プロはアマゾンが通販ビジネスに参入した理由を考える
     74 プロは繁盛店が電話を保留にするわけが想像できる

    おわりに 二十代は朝飯前

    参考文献リスト
    プロフェッショナルサラリーマンを目指す人に読んでほしい本リスト

  • これは、すごい。もっと前に読みたかった。

  • 帯には「将来を期待する人に読ませてください」、とあるが、著者はリストラにあった社員が這い上がった人なので、「誰もができる人になれる!」というメッセージを発しているのに、ちょっと帯は残念。
    それはさておき、期待する人であってもなくても、会社員として生きていく人は読んでみて、それなりに得るものはあると思います。
    著者が言う格言は全て「プロは・・・で始まり、それを説明するチャプターが2-3pにまとまっているので読みやすいです。
    私が心したいと思ったのは以下
    ・プロは胸を張って請求書が出せる
    ・プロは上司を仕事の仕入れ先と思う
    ・プロはスケジュールの空白を恐れない
    ・仕事の後工程はお客様。(これは今勤める会社が昔掲げていた。でも知らん間に言わなくなった。それに応じて周りに気を使わない社員が増えたような気がする)
    ・プロは仕事の目的と背景を確認する
    ・プロは群れることに不安を、孤独に安心を求める
    ・プロは財務諸表で経営者と対話できる
    ・プロは転職誌に自分のスぺックを合わせない
    ・プロは商品の可能性を勝手に決めない(例:男性に女性ものを)

  • 会社員に伝えたい内容。最近は会社員で向上心がかけてる方が増えているので、マインドを思い出させる良本。

  • プロは勝つのが当たり前。感動を与えてこそのプロ。

  • ビジネスで成功するための秘訣が項目毎に系統立ててせいりされて、分かりやすい。
    仕事でうまくいかなくなった時にチェックするのに最適な良書だ。

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著者プロフィール

俣野 成敏(マタノ ナルトシ)

リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14 億円の企業に育てる。33 歳で東証一部上場グループ約130 社の現役最年少の役員に抜擢され、40 歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012 年独立。フランチャイズオーナーや投資家として活動。サラリーマン時代に副業で出版した『プロフェッショナルサラリーマン』でビジネス書作家デビュー。「仕事術」「お金」「コンディション」「副業」などテーマは多岐にわたり、異分野で10万部超えを3度達成。著書累計は49万部。これからは、サラリーマンでも副業やお金の知識向上が不可欠と実感し、啓蒙に尽力している。ビジネス誌やweb メディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を6 年連続受賞。

「2022年 『知らないと損をする税金の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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