ダーリンは外国人: 外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2002年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840106832
作品紹介・あらすじ
国際結婚、コレが現実。夫の出身国別にみる「暮らしのコツ」収録。
感想・レビュー・書評
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2002年発行の本で、読むの3回目。
見やすい絵で気楽に読めて、笑えて、ちょっとためにもなります。
ゆったり暮らすカップルの何気なく尊重しあう様子が微笑ましい。
一緒に暮らすイタリア人の彼氏トニーは大学講師でジャーナリスト。
面白くなるほど彫りの深い顔で、真面目で純粋。
日本人が家族のことを謙遜してけなすと、真面目に受け取って悲しむとか。「いいところ、いっぱいあるのに」って。
でも外国のブラックジョークは平気なのね。
映画を見るときは、泣いたり笑ったり、飛び上がったり。
笑いの沸点が低いのは外国人ならではなのか、個性なのか?
部屋を借りにくいのは、外国人も漫画家も同じぐらいだとか。
外国人と付き合っていると知った家族の反応も面白い。
日本語ペラペラで外国語オタクな彼なので、日常会話は日本語。
学者さんなので頭の中は難しいことでいっぱい。
語学の話をするのも面白そうだけど、時々レベルが高すぎて困る?
同じ部屋にいて話しかけても返事をしないことも多く、しまいに彼女がキレルほど。
では暇なときに話しかければいいのかというと、暇なときがほとんどないという。これは外国人だからじゃなくて、学者さんだからですね。
物は出来るだけ持ちたがらず、倹約家。
その精神はいいけど‥ちょっと細かい?
料理は出来ないトニー。
朝ごはんを作って持ってきてくれて「ハニー」と呼ぶなんて甘いシーンは全然ないそう。
お皿を洗ってくれるようにはなったが、綺麗に洗えていないので指摘すると、自分のやり方でやるので任せてくれと言う。
いや、ちゃんと出来ていない段階でそれ言う資格ある?でも共同生活するとき、角を立てないほうがいいこともあるわね‥
互いに許しあう方針の、作者のやりかたもわかります!
日本食も何でも食べられるが、一番好きなのはトマト味なので、簡単。
冷蔵庫にチョコアイスを取りに行くときのトニーが格好でバレバレっていうのが~笑えて、ツボでした♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実家に置きっぱなしにしていた本をピックアップして再読。
今読んでも面白い!
トニーさん特徴捉えすぎ笑
さおりさんとトニーさんは生まれた国、育った環境が違うからお互いの常識にビックリ!って描写があるのだけれどあまり深刻にならないで、思いもよらなかった発見ができたって思える所が良いなって思いました。
深刻に描かれていない、でもお互いの違いなんてライトに受け止めるぐらいが丁度いいのかも。 -
語学オタクのトニーさん。おもしろい!
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1巻が衝撃的に面白かった♪ 映画にもなりましたね!!
国際結婚について書かれたコミックエッセイですが、個人的には
トマト大好きで語学マニアのイタリア人旦那様「トニー」の語学に
対する情熱にスポット(^-^)
トニーの「抜かれるなら度胆がいいよね」ってセリフがお気に入り(^o^)
▲ Hasuna facebook ▲
http://www.facebook.com/pages/Hasuna/490496260977525 -
可愛い旦那さんと素敵な奥様の日常。
旦那さんの前向きさといい、クレームのつけ方といい…総括して物の考え方に驚かされっぱなしでした。
異文化っていうか、これはただその人の性格って感じもしますが…
とりあえず冷蔵庫にチョコアイスを取りに行くトニーが面白すぎました(笑) -
中古の100円で売ってたので思わず購入。読みつつ、何度か笑ってしまった。日本人として意見をハッキリ言うこと、英語が喋れなくても恐れずにとにかく単語単語でも話してみよう、等々、いろいろ教えてくれた。1か2か忘れたけど、「努力するよ」の一言は勉強になったのでウチでも採用。
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トニーが可愛すぎる。そしてポジティブすぎる。微笑ましい夫婦のお話し。
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国際結婚、コレが現実。夫の出身国別にみる「暮らしのコツ」収録。
(「BOOK」データベースより)
以前に読んだ「英語ができない私をせめないで!」が、面白かったので、以前話題になっていた本書を図書館で借りてきた。ま、最近はなるだけ買う前に借りて読もうと思っているのでね。で、手元に置きたいと思ったら買おう、と。
さて、気軽に読めるコミックかなぁという感じで読み始めたのだけれど、意外といろいろと考えたなぁ。
いろんな人と付き合えば付き合うだけ、自分の価値観というか、固定概念というものが見えてくる気がする。そうやって、他の人の価値観なりを受け入れられれば、頭が柔らかくなるような。
著者は外国人のダーリンと一緒に暮らすようになって、いろんな考え方があるのだなぁと感じた。で、少しずつ考え方の違う2人が上手く付き合うにはどうすればいいのかということを考えていったんだね。
でも、このダーリン:トニーさんは普通の「外国人」じゃないよね(笑)。っていうより一般的な「人」とは違う。ちょっと変わり者だ。悪い意味じゃなくて、とてもユニークってこと。
積極的に学ぶことに取り組む姿は素敵だと思う。様々なことを知るということを、楽しんでいるふうに見えるんだ。それは素敵。
だけど、ときどき自分の価値観を人に押しつけようとする傾向があるみたい。それはどうかなぁと思う。でも、それは議論のきっかけなのかな? それで話し合ってお互いの思いを知れば、さらに世界は広がるものね。
不思議に思ったことを素直に口に出して、思ったことや感じたことを話して、そうしてお互いに理解を深めていく。それはお互いの世界観を広げていくことなんだろうな。それって、相手が「外国人」だろうが日本人だろうが、関係ない。誰が相手でも同じだ。でも、日本人は総じてこういうコミュニケーションが下手な気がする。妙に恥ずかしがったり、妙にムキになったりして。もったいないかもしれないね。
次巻も図書館で予約済み。いつ読めるかなぁ。楽しみ♪ -
前からよくマンガを目にすることがあったり、JRの車両内で流れていたりして、馴染みがあった作品。
本になったものを読んでみました。
JR動画では、子育ての話がメインになっていますが、これはまだ2人の結婚前の話。
映画は、親の反対にあったりして、もっとドラマチックな脚本になっているようですが、原作は、アメリカンドラマのようなラブラブっぷりは皆無でした。
なれそめなどは申し訳程度にしか書かれておらず、外国人と暮らした時の不思議な点を紹介している本です。
「ぶん殴る」の「ぶん」の意味など、日本語の細かい分析などは、母国語の私達にはよくわかりませんが、外国人には不思議に思えるものなんですね。
外の目から日本を客観視するおもしろさがあります。
クレーム社会のアメリカ人らしく、きちんと自分の意見を主張するところなどは、やはり日本人とは違うなと思います。
あとは、ジョークのツボが、どうしたって外国人とは違うなあと思うことしきり。
日本人にはシュールでブラックすぎる話も、外国人はおなかを抱えて爆笑したりするものですね。
結構、あるあるな話が多かったのですが、外国人と漫画家というカップルだと、なかなか家を貸してもらえないなど、日本社会はまだ閉鎖的なんだなと思う話もありました。
かわいい絵で、テンションも高すぎず、ほどよく冷静でほどよくおもしろい、読みやすい本です。