- もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (角川文庫)
- 工藤美代子
- KADOKAWA / 2014年10月25日発売
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20240423
『怖い顔の話』に続いてこちらも面白かった。こっちの方が好きかも。
作られた怖い話も好きだけど、やっぱり「本当」の見た、感じた話は面白い。確かに、ゾワゾワして背筋が凍るゾッとしたオチはないのかも知れないけど、それがリアルで良い。本当の怖い話って、明確なオチなどない事がほとんどだと私は知っています。
すぐに工藤さんの他の怪談エッセイも読みたいけど続けて読むのはちょっと怖いので、間をおいてからにしたいと思います。
2024年4月23日
- すべて忘れて生きていく (PHP文芸文庫)
- 北大路公子
- PHP研究所 / 2018年5月8日発売
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これまで北大路さんが連載したり寄稿してきた文集のまとめ本。読書案内もちょっと兼ねていて、読みたいと思う本が数冊あった。最後の「奇談集」が思いの外おもしろかった。
2024年2月21日
- 怖い顔の話 (角川文庫)
- 工藤美代子
- KADOKAWA / 2018年1月25日発売
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明確な起承転結があるのでもなく、ちゃんとオチておぉ怖いというのでもない怪談エッセイでしたが、それがとてもおもしろかった。読みやすかったのでスラスラページが進みました。
本当の怖い話ってなかなかちゃんとしたオチがないよな〜と思います。これまで2回お化けのようなものを見たり感じたりしましたが、そのどちらも後々こうだった!とか大したオチはなく、ただ見ただけ、感じただけだったので。
エッセイの本筋からは逸れますが、旦那さんの一言一言がなんだか可笑しかったですね。
同じ著者の別の怪談エッセイも読んでみたいです。
『ノンフィクション作家だってお化けは怖い』の文庫版
2024年3月14日
- 現実入門: ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫 ほ 5-1)
- 穂村弘
- 光文社 / 2009年2月1日発売
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2024.2.16
穂村さんのエッセイを読むたびに、自分と体温が近いなーと思う。「あっあっ、」という酷い挨拶とか、これどうぞもうまく言えなくて、ニワトリみたくなってしまうところとか。
最後ひと捻りあっておもしろかったけど、これは好みが分かれるのかな?
わたしはフィクションでもノンフィクションでも、おもしろければオールオッケーだし、こうやって世に出されるもので完全なノンフィクションはないと思っているので今回も楽しく読めました。
2024年2月16日
- 私のことはほっといてください (PHP文芸文庫)
- 北大路公子
- PHP研究所 / 2017年7月11日発売
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2024.2.14
リアルから空想の世界に飛んでいくのについていけなかった…。ただ、手先が不器用になる呪いを子子孫孫かけられたという話はおもしろかった。
2024年2月14日
- ロスねこ日記 (小学館文庫 き 17-1)
- 北大路公子
- 小学館 / 2023年6月6日発売
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きのこや植物を育てる日記。それだけなのになんか可笑しい。今回も気軽に読めました。でも、前に読んだ他のエッセイの方が好きかも??
2024.2.9
2024年2月9日
- 少女には向かない職業 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M さ 5-1)
- 桜庭一樹
- 東京創元社 / 2007年12月23日発売
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面白かった〜!5年以上の積読が嘘のように、さくさく読めました。確かに内容は重いけど、続きが気になって読み進めたくなるおもしろさ。
主人公の置かれている状況、島自体の閉塞感がより感じられる空や海の描写で、なかなかすごい。「おぉ」という描写がいくつかあったけど、控えていなくて忘れました。
2024年2月6日
- いまさら翼といわれても (角川文庫)
- 米澤穂信
- KADOKAWA / 2019年6月14日発売
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2024.2.12
やっと読めた。タイトルの意味が分かって、「ふぉーん」となる。一番好きな話は「鏡には映らない」かも。古典部シリーズはアニメの印象が強くて、えるを中心に物語が展開していくイメージだったけど、今回えるはほとんど出てこない。摩耶花の方が出ずっぱりで、その摩耶花が語る章が読みやすくておもしろかった。
前に古典部シリーズを読んでから随分時間が経ってしまったので、ところどころ忘れていたりで…。もう一回読み直すか、せめてアニメで補完したい…。
ってか、ホータローってちゃちゃっと簡単に料理ができるタイプの人間なのか。冷やし中華のスープ?たれ?なんて、私はレシピがないと作れないんだけど。
2024年2月12日
- まぬけなこよみ (朝日文庫)
- 津村記久子
- 朝日新聞出版 / 2023年1月10日発売
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2024.3.11
読んでいて心地よいエッセイでした。至る所で大爆笑!というわけではないんだけど、面白かった。
「卒業のやけくそ」がすごく好きです。
2024年3月11日
- スーパーマーケットでは人生を考えさせられる (幻冬舎文庫)
- 銀色夏生
- 幻冬舎 / 2020年2月6日発売
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20220224
気楽に楽しみながら読みました。
本当になんでもないことをつらつら書いているだけで、それが心地よかったです。
「ムカムカするくらいかわいい」なんて素敵な表現なの!
2022年2月24日
- 彼女は頭が悪いから (文春文庫 ひ 14-4)
- 姫野カオルコ
- 文藝春秋 / 2021年4月6日発売
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20220218
あらすじやタイトルの意味が分かっていたので、読後最悪だなと思いながら読み始めた。読み終えて感じたのは、この一方の主人公の女子大生が本当にいるということ。今この瞬間も、あの過去を持ちながら生きているであろうということ。それが苦しくて、これは物語だと割り切れなかったことがとても苦しかった。
2022年2月20日
- 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集
- 福井県立図書館
- 講談社 / 2021年10月20日発売
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おもしろかった。
本屋で4年ほど働いていたので、「今朝の新聞にのってたやつ!!」と言われて困惑したことを思い出しました。どんなタイトルでした?何系でした?とどうにかヒントになりそうなキーワードを聞き出すのが大変だったなぁ〜。
あとは、「最近話題になってる勉強が出来る漫画!」と言われて、歴史マンガかな?と思ったら「はたらく細胞」だったことも。
2022年2月11日
- おまえなんかに会いたくない (単行本)
- 乾ルカ
- 中央公論新社 / 2021年9月8日発売
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数えてみると、登場人物たちは私の一学年上でした。だから余計に親近感。
クラス、学年での序列って確かにあったし、認めてた。一軍女子は一軍男子としか付き合わないし、他クラスの一軍同士はなぜか仲がいい。いじめられていたわけでもないのに、当時を思い出してちょっと苦しくなりました。私も一軍になりたい!と思っていた時があったから。
大学を卒業して社会に出ると、学生時代この人とは話さなかっただろうなーという人が、上司だったり同僚だったり後輩だったり。仕事なんだから嫌でも話すし、給湯室で会えば雑談もする。意外と気が合ったり合わなかったりして、容姿やキャラクターの序列みたいなものが自分の中で消えていく。
高校三年生、当時自分は十分大人だと思っていた。でも歳を重ねて振り返ると本当にちっちゃくて幼くて可愛らしくすらある。今だからスクールカーストなんてバカバカしいと思えるのであって、あの当時そんな思考には至れなかった。
それは仕方ないし、それでいいと思う。でも高校卒業して何年経っても、そんなくだらない物差しでしか自分も人も測れないようじゃ、それは淋しすぎる。自分より下と切り捨てようとした人が自分より思慮深く思いもよらない言葉をくれたり、隣に並んでみたいと思った人が浅はかで幼稚だったり。
今は気付かなくても、ずっと気付けないまま大人になってほしくない。そう当時の自分に伝えたくなる本でした。
2024年2月3日
- 本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)
- 穂村弘
- 集英社 / 2008年9月19日発売
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20240401再読
穂村さんって、個人でやってる飲食店より全国展開しているチェーン店が好きなタイプだと思う。私もそうです。
2024年4月1日
-
心に残った一遍
「それ以来、白い杖を持ったひとをみつめてしまう」
穂村さんって、個人でやってる飲食店より全国展開しているチェーン店が好きなタイプだと思う。私もそうです。再読了日:2024年4月1日
20170608
2017年6月8日
- 憤死 (河出文庫 わ 1-4)
- 綿矢りさ
- 河出書房新社 / 2015年3月6日発売
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20170131
ねえ、おぼえていますよ。ほかのどんなことは忘れても、おぼえていますよ。
解説の森見さんが最後に言っていた言葉にもゾッとしました。
特に怖かったのは、人生ゲームですかね。中盤が特に。夜中外を歩いている時に思い出して怖くなるほどでした。気味が悪い。
2017年1月31日
- ひらいて (新潮文庫)
- 綿矢りさ
- 新潮社 / 2015年1月28日発売
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20170118
見えないけれど確かにあったあの頃の空気とか、言葉にはしなかったけど、何かに対する、誰かに対する気持ちとか、どうしてこんなにも正しく、それでいて危うく、表現できるのですか!!
やっぱり言葉は武器です。綿矢さん強い。
2017年1月18日
- レベル7(セブン) (新潮文庫)
- 宮部みゆき
- 新潮社 / 1993年9月29日発売
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20170114
最後のスピード感がよかったです。
何かが分かりやすく起こる話はやっぱりおもしろい!
2017年1月14日
- 吾輩も猫である (新潮文庫)
- 赤川次郎
- 新潮社 / 2016年11月28日発売
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20161230
最後の山内マリコさんの短編がすごく好きです。一年前の自分と重なって涙が出そうでした。
必死に机に向かってるところを猫に邪魔されたい!
2016年12月30日