Y市のK氏のこれから映画館

シーズン2まで。

2020年5月30日

全米で大ヒットを記録した痛快ゾンビ・コメディ。ゾンビであふれかえる世界を舞台に、偶然出会った孤独な男女4人がゾンビのいない楽園を目指して繰り広げる命がけの大陸横断旅行を、ブラック・ユーモアと過激なバイオレンス描写で描き出していく。出演は「ラリー・フリント」のウディ・ハレルソン、「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ、「キューティ・バニー」のエマ・ストーン、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。監督はこれが長編デビューのルーベン・フライシャー。
 ある日、謎の新型ウィルスに感染した人間がゾンビ化して人々を襲い、瞬く間に世界はゾンビであふれかえってしまう。そんな中、テキサス州に暮らすひきこもりの大学生コロンバスは、独自に編み出した“32のルール”を実践してなんとか生き延びていた。やがて彼は、ゾンビ退治に執念を燃やすタフガイ、タラハシーと出会い、彼の車に同乗する。そこへ、元は詐欺師をしていた美人姉妹のウィチタとリトルロックが合流、4人で旅を続けることに。そして、“ゾンビと無縁の天国がある”という噂を頼りに、ロサンジェルス郊外の遊園地“パシフィックランド”を目指すのだが…。

2014年11月22日

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読書状況 観終わった [2014年11月22日]

キム・ヨッピ ヤン・イクチュン

第55回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の感動ドラマ。

実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの実体験を綴った回想録を基に、戦火を奇跡的に生き延びたピアニストとその生還に関わった人々の姿を、過剰な演出を抑え事実に基づき静かに力強く描く。自身もゲットーで過ごした過酷な体験を持つロマン・ポランスキー監督渾身の一作。

1939年9月、ポーランド。ナチス・ドイツが侵攻したこの日、ウワディクことウワディスワフ・シュピルマンはワルシャワのラジオ局でショパンを演奏していた。街はドイツ軍に占拠され、ユダヤ人をゲットー(ユダヤ人居住区)へ強制移住させるなどの迫害が始まる。シュピルマン家も住み慣れた家を追われる。ゲットー内のカフェでピアノ弾きの職を得た彼は、様々な迫害に遭いながらも静かに時をやり過ごす。しかし、やがて一家を含む大量のユダヤ人が収容所へと向かう列車に乗せられる。その時、一人の男が列車に乗り込もうとしていたウワディクを引き留めた。

ロマン・ポランスキー監督作ジョニー・デップ主演のオカルト・ホラー。

禁断の書と言われる“悪魔の書”を手にした書物ブローカーに起こる迷宮的恐怖を描く。

世界中の希少本を探す、書籍の探偵コルソ。彼はある富豪の依頼を受け、世界に3冊しかないという伝説の悪魔の祈祷書を探していた。ニューヨークからスペイン、ポルトガルと祈祷書を追って旅するコルソ。だがそんな彼の周囲では、不可思議な殺人が続発してゆく。

2014年11月22日

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読書状況 観終わった [2014年11月22日]
カテゴリ ■洋画 ホラー

マンハッタンの古いアパートに、若い夫婦者が越してきた。やがて妻のローズマリーは身篭もり、隣人の奇妙な心遣いに感謝しながらも、妊娠期特有の情緒不安定に陥っていく。彼女は、アパートで何か不気味なことが進行している、という幻想にとり憑かれていた……。

中盤までの心理的なサスペンスと終幕の意外な結末が、R・ポランスキーのじっとりとした演出と相まって、原作に勝るとも劣らない傑作を産み出している。

M・ファローの病的な表情が、一種のミスディレクションとして効果を上げた。驚くべき事に「続・ローズマリーの赤ちゃん」なる続編がTVムービーとして製作されている。

2014年9月21日

読書状況 観終わった [2014年9月21日]
カテゴリ ■洋画 ホラー

初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの生涯を、クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化した伝記ドラマ。

20代でFBIの前身組織の長官となって以来、死ぬまでFBIのトップに君臨し続け、歴代の大統領さえ手出しできない強大な権力を築き上げていく一方、私生活ではごく一部の人間以外には決して心を許さず秘密主義を貫いた男の実像を丁寧な筆致で描き出していく。共演はナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジュディ・デンチ。

人生の終盤に差し掛かったFBI長官J・E・フーバー。彼は回顧録の作成にとりかかり、部下に書き取りを命じて語り出す。1919年、司法省に勤務していたフーバーは、長官の目に留まり、新設された急進派対策課を任される。これを機に、秘書室のヘレンにプロポーズするが断られてしまう。それでもフーバーは、彼女を個人秘書として生涯にわたって雇い続けることに。その後、FBIの前身である司法省捜査局の長官代行となったフーバーは、片腕となるクライド・トルソンと秘書のヘレンだけを信頼し、自らの信じる正義を実現すべく、捜査の近代化と権力の集中を進めていくのだが…。

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クリント・イーストウッド監督がアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎えた感動のミステリー・ドラマ。

1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。5ヶ月の失踪ののち保護され帰ってきた幼い息子が別人だったことから、本物の我が子を取り戻すため、捜査ミスを犯した警察の非道な圧力に屈することなく真実を追及していくシングルマザーの長きに渡る孤独な闘いを綴る。

1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった…。

人気作家デニス・ルヘインの傑作ミステリー小説を、「許されざる者」「ブラッド・ワーク」のクリント・イーストウッド監督が映画化した重厚なミステリー・ドラマ。

かつての幼馴染みが、ある殺人事件をきっかけに25年ぶりに再会、事件の真相究明とともに、深い哀しみを秘めた3人それぞれの人生が少しずつ明らかになっていくさまが、静謐にして陰影に富んだ筆致で語られていく。

主演の3人、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコンをはじめキャスト全員の演技が高次元でぶつかり合い、素晴らしいアンサンブルを披露。アカデミー賞ではショーン・ペンが主演男優賞を、ティム・ロビンスが助演男優賞を揃って獲得した。脚本は「ブラッド・ワーク」「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランド。

 ジミー、ショーン、デイブの3人は少年時代、決して仲が良いわけではなかったがよく一緒に遊んでいた。ある日、いつものように3人が路上で遊んでいたところ、突然見ず知らずの大人たちが現われ、デイブを車で連れ去っていってしまう。ジミーとショーンの2人は、それをなすすべなく見送ることしか出来なかった。数日後、デイブは無事保護され、町の人々は喜びに沸くが、彼がどんな目にあったのかを敢えて口にする者はいない。それ以来3人が会うこともなくなった。それから25年後。ある日、ジミーの19歳になる娘が死体で発見される。殺人課の刑事となったショーンはこの事件を担当することになる。一方、ジミーは犯人への激しい怒りを募らせる。やがて、捜査線上にはデイブが浮かび上がってくるのだったが…。

63年テキサスを舞台に、犯罪者と幼い少年の心の絆を描いたヒューマン・ドラマ。

刑務所を脱走したブッチと相棒は、フィリップという八歳の少年を人質にとって逃避行をつづけていた。だが相棒が少年をレイプしようとしたとたん、ブッチは相棒を射殺してしまう。それ以来フィリップは、死んだ父の姿をブッチに重ねて見るのだった……。

イーストウッドとコスナーの顔合わせが話題を呼んだ一作。

2014年9月21日

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読書状況 観終わった [2014年9月21日]
カテゴリ ■洋画 ドラマ

金融危機に端を発した長引く不況で高い失業率が深刻にして身近な社会問題となっている現代のアメリカを舞台に、リストラに直面した男たちが辿る厳しい再生への道のりをリアルかつ真摯に見つめる中で、過度な金融偏重の経済活動がもたらした社会の歪みを静かに訴えかけるヒューマン・ドラマ。

主演は「ザ・タウン」のベン・アフレック、共演にトミー・リー・ジョーンズ、クリス・クーパー、ケヴィン・コスナー。監督は大ヒットTVシリーズ「ER 緊急救命室」や「ザ・ホワイトハウス」を手がけてきた俊英、ジョン・ウェルズ。これが記念すべき長編監督デビューとなる。

ボストンの大企業GTXに勤めるエリート・ビジネスマン、ボビー・ウォーカーは、愛する妻マギーと2人の子どもたちに囲まれながら何不自由ない幸せな毎日を送っていた。ところが、その順風満帆な人生は、リーマン・ショックによって一夜にして暗転してしまう。会社側の突然のリストラ通知に為す術もないボビー。しかも解雇手当はたったの12週間分。それでも最初はすぐに再就職できると高を括っていたものの、不採用の連続に自信もプライドも打ち砕かれていく。そんな厳しい現実に負けそうになる彼を、マギーは献身的に支える。やがてボビーは、工務店を営む義兄ジャックに頭を下げ、かつては見下していた肉体労働に汗を流すのだった。一方その頃、GTX社ではさらなるリストラによって2人の重役ジーンとフィルにも非情な解雇が告げられ、それぞれ苦境に立たされることとなるが…。

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本国スウェーデンで大ヒットし、2005年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた感動ドラマ。世界的な指揮者の主人公が、心身共に疲弊した末に引退して戻った故郷の小さな村で、純朴な人々と音楽を通じて交流を深めるうちに、再び音楽の歓びを呼び覚していく姿を描く。
 天才指揮者として世界的に大きな名声を得ているダニエル・ダレウス。しかし想像を絶するプレッシャーと過酷なスケジュールのために彼の肉体と精神はもはや限界に達していた。そしてついに彼は第一線から退くことを決断する。すべてを捨てた彼がたった一人で向かった先は、幼年期を過ごした小さな村ユースオーケル。ここで静かに余生を送ろうとしていたダニエルだったが、やがて地元の聖歌隊を指導してほしいと頼まれる。最初は抵抗を感じたものの、素人ばかりの彼らが心から音楽を楽しむ姿に触れ、次第に彼自身も音楽の素晴らしさを改めて実感していくのだった。

2013年8月21日

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読書状況 観終わった [2013年8月21日]
カテゴリ ■洋画 ドラマ

実際にガンを克服したウィル・ライザーが書き上げた脚本を親友のセス・ローゲンが製作と助演を務めて映画化した感動青春コメディ。ガンで生存率50%と宣告された真面目な青年が、死の恐怖と向き合いながらも、ガンさえもギャグにしてしまう不謹慎男の友情に救われ、前向きに生きる勇気を獲得していく姿を、過激なギャグを織り交ぜつつも心温まるタッチで綴る。主演は「(500)日のサマー」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、共演にアナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン。監督は「マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生」のジョナサン・レヴィン。
 シアトルのラジオ局で働く27歳の青年、アダム。酒もたばこもやらない生真面目な彼を突然の病魔が襲う。ガンと診断され、5年後の生存率が50%と宣告される。覚悟を決め、闘病生活に入るアダムに対し、恋人のレイチェルはじめ誰もが心配し優しく励ましてくれる。しかし、腫れ物に触るように接する周囲の態度に居心地の悪さを感じてしまうアダム。ただ一人、女好きで能天気な親友カイルだけは、無神経なほどそれまでと変わらない態度で接してくれた。そんなカイルや少々頼りない若い新米セラピスト、キャサリンのサポートを受けながら病気を笑い飛ばして前向きに闘病生活を送ろうとするアダムだったが…。

2013年8月13日

読書状況 観終わった [2013年8月13日]

名門オーケストラの元天才指揮者が、ひょんなことから昔の仲間を中心にオーケストラを再結成し、かつての栄光を取り戻そうと奮闘する姿をユーモラスに描いた感動音楽ドラマ。主演はロシアを拠点に活躍するアレクセイ・グシュコフ。共演に「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロラン。監督は「約束の旅路」のラデュ・ミヘイレアニュ。
 ロシアのボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働く中年男アンドレイ。彼は30年前、この楽団で天才指揮者と持てはやされ活躍していた。しかし、共産主義の当時、国がユダヤ人排斥の政策を強行、ユダヤ系の演奏家たちも例外なく排斥されることにアンドレイらは反旗を翻したことから、解雇の憂き目に遭う。以来、再起の機会を窺いながら、冴えない現状に甘んじていた。そんなある日、パリの劇場から届いた出演依頼のファックスを目にしたアンドレイは、とんでもない考えを思いつく。それは、彼と同様に落ちぶれてしまったかつての仲間を集めて偽のオーケストラを結成し、ボリショイ代表として夢のパリ公演を実現させようという突拍子もない計画だった。こうして、タクシー運転手、蚤の市業者、ポルノ映画の効果音担当など、様々な職業で生計を立てていた仲間が集まり、いざパリへと乗り込む一行だが…。

 「トト・ザ・ヒーロー」のジャコ・ヴァン・ドルマル監督

会社員アリーは妻と娘に家出され、一人イライラと車を飛ばしていた。が、犬を撥ねてしまい、その飼い主のジョルジュを同乗させることに。ジョルジュはダウン症の青年で、施設から逃げ出し、母親に会いに行くところだった。母親の元に向かう二人。だがたどり着くと、母親は数年前に亡くなっていた。アリーはジョルジュを連れて、施設までの旅に出る……。主演のダニエル・オートゥイユとパスカル・デュケンヌは、そろって96年カンヌ映画祭男優賞を受賞した。

カテゴリ ■洋画 ドラマ

命が果てようとしている一人の男性が穏やかに迎える最期の時を温かい眼差しで見つめたヒューマン・コメディ。病床に伏す偏屈な父と、彼を看取る家族や友人たちとの最後のひとときをユーモア溢れるタッチで描く。「アメリカ帝国の滅亡」のドゥニ・アルカン監督が、その続編的意味合いで撮り上げた感動作。第76回アカデミー賞外国語映画賞受賞をはじめ、数々の映画賞に輝いた。
 ある日、ロンドンで働く証券ディーラー、セバスチャンは、カナダ・モントリオールに住む母ルイーズから彼の父の病状が悪化しているので帰ってきて欲しいとの連絡を受ける。その父、大学教授のレミは女ぐせが悪いために、これまでさんざん家族に迷惑をかけてきた人物。セバスチャンは、そんな父のような人間にはなるまいと別の道を歩んできたのだった。それでも彼は葛藤を抑え、帰国することに。そして、父が末期ガンと知ったセバスチャンは、“友人を呼んで楽しい病室にして”という母の頼みを聞き入れ、さっそく行動を開始する。

あらすじ

1936年、スペイン、ガリシア地方の片田舎。喘息持ちのモンチョは1年遅れて小学校に入学する。人見知りをしてなかなか周囲に馴染めないモンチョに、担任のグレゴリオ先生は優しく接してくれた。
グレゴリオ先生は決して生徒を差別しなかった。子供たちに授業以外にも、人生のこと、知のことなど色々なことを教えた。先生は、モンチョが蝶に興味をもったこと知り、一緒に虫取りに行く。先生は、蝶の舌を見たいと願うモンチョに、顕微鏡で見せることを約束する。知識欲、協調性、初恋…。モンチョは先生の下で、確実に人間的に成長していく。
しかしスペイン内戦が勃発。ファシストの勢力はこの地方にも及ぼうとしていた。そして共和派である先生にもじわじわと危険が迫っていた…

2014年6月14日

読書状況 観終わった [2014年6月14日]
カテゴリ ■洋画 ドラマ

タイトルの通り、作家のトルーマン・カポーティを描いたもので、彼が代表作の 『冷血』 を取材し書き上げるまでを中心に描いた伝記映画でもある。
監督はこれが劇映画初監督作となるベネット・ミラー。第78回アカデミー賞で主演男優賞をフィリップ・シーモア・ホフマンが受賞し、作品賞・監督賞・助演女優賞(キャサリン・キーナー)・脚色賞でも候補となった。その他、多数の映画賞を受賞。
全米では2005年9月30日から限定公開(これはカポーティの誕生日に当たる)、日本では2006年9月30日に公開された。

2014年2月11日

読書状況 観終わった [2014年2月11日]
カテゴリ ■洋画 ドラマ

『シングルマン』(A Single Man)は、2009年の映画。世界的なファッションデザイナーとして知られるトム・フォードの監督デビュー作。原作はクリストファー・イシャーウッドの同名小説。日本では2009年9月20日に第22回東京国際映画祭、2010年7月9日に第19回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で招待上映され、2010年10月2日より一般公開された。

ストーリー

1962年のキューバ危機下にあったロサンゼルス。長年の同性愛の恋人だったジムを8ヶ月前に交通事故で失い、生きる価値を見失っていたイギリス人の大学教授ジョージはピストル自殺を企てる。大学のデスクを片付け、弾丸を購入。「ネクタイはウィンザーノットで」と遺書をしたため、準備を進める。しかしジョージの生徒、ケニーがジョージにゆっくりと近づいていき・・・。

エピソード

トム・フォードが自身でデザインしてミラノで作らせたものは、ジョージ(コリン・ファース)とケニー(ニコラス・ホルト)の衣装のみであり、あとは衣装係のアリアンヌ・フィリップスが担当している

ジョージの家は1948年にジョン・ロートナーによって建てられた実在する家であり、彼がフランク・ロイド・ライトの元から独立して初めて建てた家である[6]。
同じ1960年代を舞台としたドラマ『マッドメン』と同じプロダクションデザインチームが起用されている[7]。
エンドロールの最後にて「For Richard Buckley(リチャード・バックリーへ捧ぐ)」と流れるが、これは監督であるトム・フォードの20年以上の長い恋人で「VOGUE HOMME international」の編集長であった(2005年に辞任)リチャード・バックリー(en:Richard Buckley)の事である。
映画に登場した犬(フォックステリア)は、トム・フォードとリチャード・バックリーが実際に2人の自宅で飼っている犬である[8]。

『マグノリア』(Magnolia)は、1999年製作のアメリカ映画である。ポール・トーマス・アンダーソン監督・脚本によるドラマである。 新興宗教の教祖まがいのSEX伝道師や、今際の際にあるその父親、父親の後妻、看護師、子供のころクイズ王だったダメ男、今、天才と騒がれている少年など、一見、相互に無関係な10人以上の男女の24時間を描く群像劇。3時間を越える長編である。興行的には失敗だったが後半のカエルのシーンが物議をかもし、伝説的なカルト映画として多くのファンがいる。

2013年1月21日

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読書状況 観終わった [2013年1月21日]
カテゴリ ■洋画 ドラマ

あらすじ・解説

なんと勇敢、なんと無謀。最愛の孫の命に代えられるものなんて何もないと、腹を括って未知の世界に足を踏み入れるヒロインは、手のひらひとつで快楽の極みを男性客に提供する隠れた才能を開花させる。演じるのは、かつてミック・ジャガーと浮き名を流した60'sのポップ・アイコンであり、レザーのジャンプスーツでバイクを飛ばす『あの胸にもういちど』以来38年ぶりの主演となるマリアンヌ・フェイスフル。職業病の“ペニス肘”を患うほど熱心に働くイカセル未亡人の愛情深さが作品全体を貫き、やりようによっては途轍も無く悲惨になってしまうプロットは物悲しくも滑稽な人間ドラマとして描かれ素晴らしく面白い映画になっている。

解説 - やわらかい手

愛する者のために身を挺する中年女性を描いた人間賛歌のドラマ。監督は、本作が長篇2作目となるベルギーのサム・ガルバルスキ。出演は、60年代にポップ・アイコンとして世界を魅了した伝説のミューズ、マリアンヌ・フェイスフル、エミール・クストリッツァ監督作品の常連、ミキ・マノイロヴィッチ。2007年ベルリン国際映画祭正式出品作品。

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30代の音楽ジャンキーが主人公のラブ・ストーリーを「グリフターズ 詐欺師たち」の主演・監督コンビで描いた作品で、全編にマニアが喜ぶロック・ナンバーがフィーチャーされている。

音楽をこよなく愛するロブ・ゴードンは、シカゴで小さな中古レコード・ショップのオーナーをする30代の独身男。音楽へのこだわりがあまりに強すぎるためか店のほうはパッとしない。同棲中の彼女ローラとは結婚もせずに中途半端な状態。ついにある日、ローラは理由も告げずに家を飛び出してしまい……。

ネタバレ

「マルコヴィッチの穴」や「アダプテーション」などエキセントリックな作風で賞賛を集める脚本家チャーリー・カウフマンが初監督を務めたコメディ・ドラマ。

現実のニューヨークの中に、自分の頭の中のニューヨークを実体化させるという突飛な着想の舞台上演を実現させようと奔走する劇作家が、その過程で人生にとって大切なものは何かを模索していく姿を奇想天外な世界観で綴る。主演は「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン。
画家の妻アデルと娘オリーヴに囲まれニューヨークに暮らす劇作家ケイデン・コタード。

彼が手掛けた作品は一定の評価を受け順風満帆に思われたが、アデルは個性のない舞台演出を続ける覇気のない彼に失望し、ついにオリーヴを連れてベルリンへと去ってしまう。劇場の受付嬢ヘイゼルを相手に孤独を紛らわすも、アデルへの未練から関係を進展できずじまいのケイデン。だが、そんな冴えない彼にある日、転機が訪れる。マッカーサー・フェロー賞(別名“天才賞”)を受賞したとの報せが舞い込んできたのだ。すると、ケイデンは、その賞金全てを注ぎ込んだ突拍子な企画を思いつく。それは、巨大な倉庫の中に、自分の頭の中にある“もうひとつのニューヨーク”を作り上げる、という壮大なプロジェクトだった。やがて、集まった俳優たちに“舞台のニューヨークの中に自分の人生を構築し、再現せよ”と指示し、準備を進めていくケイデンだったが…。

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誰もその素顔を知らないというミステリアスな素性と、社会風刺に富んだグラフィティ・アートを世界各地でゲリラ的に展開する大胆不敵な活動で世界的に注目集める覆面アーティスト、BANKSY(バンクシー)が自ら監督し、ストリート・アート、そしてアート・ビジネスの世界にユニークな切り口で迫る異色のアート・ドキュメンタリー。

LA在住のフランス人アマチュア映像作家ティエリー・グエッタは、危険を顧みず警察の取締りにも怯むことなくグラフィティを描き続けるストリート・アーティストたちの活動を追い続け、やがてバンクシーにもカメラを向け始める。ところが、ティエリーに映像のセンスがないと見抜いたバンクシーはそのカメラを奪い取り、逆にティエリーを撮り始める。そして、このごく平凡なティエリーおじさんをある奇想天外なプロジェクトに巻き込んでしまうのだが…。

2013年11月23日

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読書状況 観終わった [2013年11月23日]
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