行きたくない (角川文庫)

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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041067888

感想・レビュー・書評

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  • 今どきで自己啓発本みたいなタイトル『行きたくない』。カトシゲと住野よるさん目当てで購入したが、カトシゲさんの「ポケット」はちょっとよく分からなかったぞw住野さんの「コンピレーション」はSF(少し不思議)な感じがして面白かった。一番は渡辺優「ピンポンツリースポンジ」。ロボットも人間と同じ。小島陽太郎「シャイセ」の女二人の関係も嫌いじゃない。

  • 住野さん目当てで買ったけど全部面白かった

  • ネタバレあり。
    いろんなものの「行きたくない」お話。
    「ロボ」のお話では、自分も「ロボ」のいる世界で過ごしてみたい。と思ったが、よくよく考えると今の世の中も様々なものが人間以外のものに制御されてそうなりつつあるのでは?近い未来、起こり得ることかも。
    「佳緒」のお話は、ちょっと心に来るものがあった。自分と夫だけで完結できる世界を自分も望んだときがあったので、その居心地の良さから出て行きたくない、でも人生先に進む必要があり、そこから出て行く必要がある、という気持ちを思い出した。

  • どれも薄ぼんやりした世界。人やロボットが「行きたくない」をにじみ出す。ふとした言葉で、行動で、心の中で。
    あぁこの人、行きたくないんだなあ、と気がつくとつい笑みがこぼれていた。そんな日もあるし、それでもいいんだと思えた。

  • どのお話もするする読むことが出来た

  • 子どもの不登校や会社へ行きたくない…という話を集めた短編集かと思ったらそういうわけでもなく、「行きたくない」という気持ちになるような、世の中とうまく折り合いのつかない人たちの現実逃避に近いお話を集めた短編集。

    比較的若い世代の6人の人気作家の作品集だったため楽しみにしながら手にとったけど、残念ながら私には少し合わなかったみたい。ひきこまれるようなお話は私にはなく、どれも読んだあと「ふーん…で?」というよくわからない気持ちに。




  • それぞれの感想をすこし....

    *加藤シゲアキさん
    シゲアキさんらしく、のめり込みやすく、読みやすい短編。
    これで小説1本書いて欲しい、メキシコに行ったあとの条介の話も読みたいと思った。

    *阿川せんりさん
    タイトルの わたしの嫌いなセカイ をまさに感じてしまった。
    短篇の終わる頃には千春にイライラしかしなかった。
    先生も含め、人の気持ちを考えられない人しか出てこなくて理解しがたかった。
    結愛ちゃんがむしろ先生の言う同類(?)なんじゃないかな。その言い方も嫌だけど......
    ほかの阿川せんりさんの小説を読んで、私にとっての阿川せんりさんの本はどうなのか.....を知りたい。

    *渡辺優さん
    ロボットSF系のストーリーはあまり読んだことがなかったけれど、とても面白かった。
    いつかこういう未来になるのかな..AIが人に勝てるのか。とか今多くやっているけれど、こんな風に平和に共存できる未来がくるといいなぁ.....
    その時はストーリーに従って過激派もいそうだけど..

    *小嶋陽太郎さん
    独特の空気感。でもどこからほっとする。
    とても良かった。
    どこか私の知らないところで本当に生きていそうなストーリー。

    *奥田亜希子さん
    佳緒さん大丈夫...?終始そう思わざるをえないストーリーだった。
    哲人さんと幸せになれますように..

    *住野よるさん
    独特な世界観。
    でも嫌いじゃない。幸せって人それぞれだよねって、桃の偽物と言われている生活、羨ましいなぁと感じた


  • 3.2

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著者プロフィール

1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続ける。2020年刊行の『オルタネート』で、21年に第164回直木三十五賞候補、第42回吉川英治文学新人賞受賞、第18回本屋大賞第8位、第8回高校生直木賞受賞。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

「2022年 『1と0と加藤シゲアキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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