- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062578301
感想・レビュー・書評
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単純なルールが複雑性や創発を生むというストーリーをわかりやすく解説。
創発をイメージするシミュレーションがとてもわかりやすい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の「赤」は他人の見ている「赤」と同じか?といった疑問を持った事がある人にはお奨めしたい。
「人間の脳では「絶対的な世界」を認識しきれない」「自由を感じる意識はあるが、厳密な意味で人間が信じる自由意志は無い」「よく寝た奴が一番ひらめきやすい」などなど、人間の様々な側面に想像を巡らせる内容がもりもり。
終わりの方で「こういった社会活動(アウトリーチ活動)について批判もある」と書かれていますが、多少先鋭過ぎる情報でもこうして分かりやすく提供される事で、科学者の卵の意欲を掻き立てるんじゃないかと思います。 -
◯
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意識に上がる前に、体は動いている。
自由とはなにか
衝撃をうけた一冊 -
認知に関する最新の研究が網羅されわかりやすく解説されている。ただ、個人的には対話風の文章ではなく説明文の方がよかった。好みの問題。
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書くことがまとまっていないが記憶のために書く。
本書で紹介される脳や意識の話はどれもおもしろいし驚くものばかりだが、それより印象的だったのは著者の誠実さというか、優しさ。あるいは気概?のような。
意識の話が差別の話や人類の傲慢さに繋がったりするときがあるのだが、そこに至る根拠が完璧すぎて、すげぇ説得力になる。 -
初めて読んだ池谷さんの本。とても面白かったです。意志がどのようにして生まれたかを考えるラングドンのありや報酬系のお話は特に面白く、興味をそそられました。
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・自由意志を主観的に感じてるなら「ある」って言っていいじゃない
・ノイズの意義。ノイズは創造性を産む
このあたりが新発見だった。 -
心ってなんだろう、自分の行動は何によって引き起こされてるのか考えさせられる本。