- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062778411
作品紹介・あらすじ
怪異譚四篇
第一篇 旧藩に雇われた不気味な刺客の謎
第二篇 怪異、半四郎見破る
第三篇 狸の使い
最終篇 人喰らいの化け物
感想・レビュー・書評
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第二弾
藩からの追手、雇われた凄腕の浪人との死闘、そして色々な怪異、善悪を含め色々な妖怪も、一連の怪奇現象の流れ? -
縁者もなく脱藩しひとり江戸に住む素浪人半四郎。怪異と共に現れる謎の老人と子供と共に謎を解決しているうちに、懇意の仲間もできました。誰かを不幸に巻き込むくらいなら自分が死んだ方がマシだと無茶をする死にたがりを、本気で心配し叱りつける存在、また恩を感じ親身になってくれる存在に、生きる価値を見いだすシーンには涙が出ました。これからも半四郎は怪異に巻き込まれるだろうけど、いつもの仲間たちがきっと支えになってくれる。生真面目で礼儀正しく善良なこの主人公には、絶対に幸せになって欲しいです。面白い。
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素浪人半四郎百鬼夜行シリーズ、2作目。
半四郎の過ぎる実直さが微笑ましい。謎の老人やら同心やらに言い包められ、様々な怪異事件に首を突っ込むことになるのだが、実際は怪異でないものもあったり、半四郎の能力にも成長が見られたり、色んな話が読めて楽しかった。
シリーズとしては、巻の最後にストーリー全体を覆う大きな変事があることを示唆。以降の展開に期待したい。 -
前作に比べてちょっと小粒になったような気がしないでもないけど、もうちょっと続きを読もうかな?怪異譚だったりそうでなかったりは相変わらず…思い悩み過ぎな感のある主人公も巻が進めば肝が座るのか。いずれにしろ、まだまだ続きそうな感じでした