漫画版 論語と算盤

  • 講談社
3.33
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本棚登録 : 473
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065170120

作品紹介・あらすじ

ときは明治初期。金儲けが卑しいとされていた時代に100以上の企業の設立に携わり、日本の経済発展を牽引した一人の男がいた。男の名は渋沢栄一。その思想の背骨には”論語”があった。次の一万円札の肖像となる伝説の人を、漫画で活写!

感想・レビュー・書評

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  • 二度読みました!!
    渋沢栄一がどんな人だったのかを知る事ができる漫画です!!

    ただ…
    「論語と算盤を読んだことがあります」と言えるようにはならないかなぁ、
    とも思います。

    新一万円札になる人の話を知っておきたいとは思うものの、難しい本を読むのは抵抗があるなぁ。
    という甘えた動機で購入したのですが、事前に調べた「論語と算盤」と内容が違う…

    気になりすぎたので、角川学芸出版の「論語と算盤」と購入して読破。
    その後に改めて本書「漫画版論語と算盤」を読み返してやっと本の特徴を把握しました。
    論語と算盤の文章を散りばめた偉人伝的漫画!!と思ったほうがよさそうです。

    新一万円札の話題が出た時にドヤ顔で知識を披露するには十分な内容が読めるので、
    「時間は無いけれど、渋沢栄一ってどんな人か知っておきたい!!」という人にオススメです!!

    皆さんの周りに渋沢栄一に詳しい人はいますか?
    私の周りにはいないので、この1冊で十分マウントとれそうです 笑笑

    そして実は、今ならメルカリで1,000円で売れます。
    (私は値切られて900円で売りました)
    というわけで、買うなら早いほうがお得そうです。

    あ、読んでみて物足りなかったら
    お堅い「論語と算盤」もいい本でしたので買って損はしないと思います。

  • マンガのため、やはりわかりやすかった。
    いつもこの手のマンガは絵が気に入らなくて読めないけど、今回の絵は大丈夫だった。

  • おそらく初めて漫画で人物伝を読んだ。
    まず漫画だと20分もあれば読了でき、内容も入ってきて非常に効率の良いインプット方法だと思った。これから他の本も、入りは漫画で概要掴んでから各論に進んでも良いかもしれない。
    論語は確かに出てきたが、この本で一番重要だと感じたのは、渋沢がパリに留学した時に株式会社という会社方式に衝撃を受け、日本の発展のためにこの方式を導入することを決心したその固い意志が最も重要だったのではないか?
    漫画からは要所要所で確かに論語は出てきたが、渋沢が論語をもともと大事にしていたのか?その辺りがいまいち理解できなかった。

  • 非常に読みやすいが、これだけでは論語の良さがわからない気がした。

  • 今の日本の社会仕組みに大きな影響を与えた渋沢栄一の歴史を知れる内容だった。現代訳が個人的に読みにくかったため漫画を読むためこの本を選択した。

    今の日本が良くも悪くも活気がなく、何年も変化していない状況が続いている理由を理解できたと思う。
    今の日本は安全志向が強く、向上心が弱いと感じた。それは若い世代の考えもあるが守りや楽さ、安全さを身につけてしまっている上の世代の影響もあるのではないかと思う。
    もちろん、この考えがすべてではない。また、今後の日本は上の立場と下の立場との差が今以上に大きくなると思う。生き残れるものはのこり、変わらないものは永遠に同じところにいる。人それぞれ適材適所あるが前に進もうとしない人は変わらないし、人としても成長できないと考えさせられた。
    また、人と人のつながりはきってもきれないと改めて考えさせられた。GIVEの精神は過去も今の将来も変わることはない。

  • 簡単でわかりやすい内容で読みやすかった
    あの時代に私欲に溺れず日本の未来の事を考えたのは渋沢栄一の素晴らしい偉業
    知的好奇心が旺盛な人がいつ世も時代を変えるのかも

  • 2022.12.10
    智情意

  • 「論語と算盤」に手を付けたのだが、自身の不勉強さにより理解が難しかった。どうにも敷居が高いと感じたので、当書を手に取った。漫画版なので読みやすく、一気に最後まで読むことができた。当書は「論語と算盤」を分かりやすく解説しているというより、渋沢栄一その人の歴史を辿る内容。歴史も疎い私にとっては、大河ドラマを見ているような、そんな面白さを感じた。とはいえ、山縣有朋との比較については少々の疑問だが...当時の歴史を知ることは「論語と算盤」に再び戻る際に役立つと思う。智情意の下りが個人的には一番面白いと感じた。

  • 急いで読んだからか、ざっくりしか頭に入らなかった、反省
    日本の経済発展のための立役者というのはよくわかった

  • 就活真っ只中で自分自分になっていた状況にぴったりの本だった

    ・彼らは社会を主とし自己のことを客と心得る人たち
    ・事の成否にこだわらず筋を通して人生を全うするならば成功失敗などよりもずっと価値のある生涯を送ることが出来るのです

    この言葉を胸に刻みたい

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著者プロフィール

1971年、埼玉県に生まれる。漫画家。1999年オースーパージャンプにて「エール」でデビュー。村上もとかに師事し、主に時代劇、歴史漫画を執筆。現在は学術系のコミカライズを中心に活動している。著書には『銀座レッスン』全2巻(ヤングジャンプコミックス)、『漫画版 論語と算盤』『政談』『純粋理性批判』『最大多数の最大幸福 道徳および立法の諸原理序説より』(以上、講談社まんが学術文庫)などがある。


「2021年 『マンガで読み解く 真説・古事記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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