- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088802640
作品紹介・あらすじ
多くの人間が“個性"という力を持つ。だが、それは必ずしも正義の為の力ではない。しかし、避けられぬ悪が存在する様に、そこには必ず我らヒーローがいる! ん? 私が誰かって? HA‐HA‐HA‐HA‐HA! さぁ、始まるぞ少年! 君だけの夢に突き進め! “Plus Ultra"!!
感想・レビュー・書評
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世界総人口の八割が何らかの「特異体質」である超人社会となった現在。
かつて誰もが空想し憧れた一つの職業が今また脚光を浴びていた。
そう、それはヒーロー。
誰もが超能力という「個性」を持つ超常化に伴い、爆発的に増加する犯罪件数。
そんな中、勇気ある人々がコミックさながらにヒーロー活動を始めたのだ。
超常を悪用したり、怪物化する者を取り締まるため、たちまちヒーローたちは市民権を獲得し、国からの莫大な収入と市民からの地位を得られる公的職務に定められたのだ。
そんな時代のお話。
力を譲渡する個性(ワン・フォー・オール)を持つNo.1ヒーロー、オールマイトから
ひょんな出会いの末、力を譲り受けた少年、 緑谷出久(みどりや・いずく)は
オールマイトとの秘密の特訓を経て、
国立で偏差値79のヒーロー養成学校・雄英高校(ゆうえい)ヒーロー科に入学するのだが…。
いやぁ~もう
この設定だけでツボだし、
この漫画ホンマ良くできてるんです。
(ダ・ヴィンチの次にくるマンガ大賞2015で第1位、書店員が選ぶおすすめマンガ2015の第2位など知名度もかなり上がってます)
正義感だけが取り柄の
勉強も運動もできないさえない高校生が、
通販で買った全身タイツで覆面ヒーローとして悪党と戦う
ハリウッド映画『キック・アス』を思わすヒーロー愛溢れる世界観。
この世代では珍しい、何の個性も宿っていないダメダメ少年がヒーローとなり成長していくところにカタルシスがあるし、
そんなダメダメ少年が
誰かがピンチの際には考えるより先に身体が動くという、
ヒーローとしての最大の条件、
「自己犠牲」の精神を備えているところも実はカッコいいし
応援したくなるんですよね。
出久を何かと目の敵にし、
「爆破」という個性を持つ不良少年、爆豪勝己(ばくごう・かつき)。
触れたモノにかかっている引力を無効化する「無重力(ゼログラビティ)」という個性を持つ、
雄英高校で出久と最初に友達となった明るいヒロイン、麗日お茶子(うららか・おちゃこ)。
脚が異常に速い「エンジン」という個性を持ち、
真面目一辺倒だが意外といいヤツのメガネ男子、飯田天哉(いいだ・てんや)。
へそからレーザーを出せる個性「ネビルレーザー」を持つ、
嫌みなイケメン(笑)・青山優雅(ゆうが)。
水中を高速で泳ぐなど蛙っぽいことはだいたいできる
お喋りな女の子、蛙吹梅雨(あすい・つゆ)、
見ただけで人の個性を抹消できる個性を持ち
雄英高校1-A担任の相澤消太(しょうた)。
(またの名を抹消ヒーロー、イレイザー・ヘッド)
ペッツやハリボーなどアメリカンなおやつを愛し(笑)、
「治癒力を超活性化させる」個性を持つ、
雄英高校看護教諭のリカバリーガール。
などなど不特定多数のヒーローたちが活躍する世界を描いた漫画なので
とにかく沢山のヒーローたちが出てくるし、
明日のヒーローを目指して日々特訓に励む学生たちのキャラがまた
個性派揃いで
読んでいて胸躍ります♪
中でも
『もう大丈夫だ!私が来た!』が口癖のNO.1ヒーロー、オールマイトのお茶目で天然ボケなキャラが最高に笑えます(笑)
長年に渡る戦いで満身創痍になり
度重なる手術と後遺症で
ヒーローとしての活動限界は今や1日約三時間という裏事情もあって
彼の心情を考えると少し切なくもなるけど、
それをひた隠して悪漢と戦い、
出久をフォローする姿は
まさにヒーローの鏡であり、
自らの生き様を見せることによって
少年少女たちに
メッセージを送っているような気がします。
『人々を笑顔で救い出す平和の象徴は
決して悪に屈してはいけない』
『私が笑うのは、ヒーローの重圧や恐怖から己を欺く為さ。
プロはいつだって命懸けだよ』
など胸を打つ名言もてんこ盛り!
果たしてダメダメ少年、緑谷出久は
無事学校を卒業し、
一人前のヒーローとなれるのか?
そして満身創痍のオールマイトの運命は…
(悲しい結末しか思い描けないし…)
とりあえず
B級テイストあふれる映画や
アメコミ物やヒーロー物が好きな人、
夢や友情や冒険を描いた王道少年ジャンプ漫画が好きなら
ホントたまらない作品だと思います(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
89冊目『僕のヒーローアカデミア 1』(堀越耕平 著、2014年11月、集英社)
週刊少年ジャンプの大人気漫画、その第1巻。
読むのは初めてでは無いのだが、この巻で描かれている主人公・緑谷出久のオリジンストーリーが昔からとにかく嫌い。無個性の人間が五体をフル活用して立派なヒーローに成長してゆく、そういう物語を期待していたのだが…。
エリート高に進まなければならないという固定観念も鼻につく。主人公の性格も好きになれず正直不満だらけなのだが、そうは言ってもまだ1巻。今後どうなるのか期待。
〈君はヒーローになれる〉 -
色々と言われてますが
そんなことが起こる前からのファン
社会人なってからジャンプ漫画で
新たに読むのは初
最初は「アメコミ」のパロディモノかなと勘違いしてました。(単純にナルトをヒーローに変えただけかな?とも)
ヒーローとしてであれ「暴力」を行使すること
の責任についても触れていた。
「ここの穴はどうする?」みたいなとこにも
先回りして考えを提示したり、
「特殊能力者が生活している世界」をちゃんと描こうとしていて好感が持てる。
(「Xメン」みたいに人間対ミュータントでもなく「シビル・ウォー」的な、人間に管理されるかどうか?人権は?とかでもない。既に存在し違いを認めて共存する。差別はまだあるが)
海賊が武力で悩む様子もなく暴力を振っている雑誌の中で、なかなか現代的
まぁ、海賊だからそれで良いのだが…
成長していく姿の見せ方も上手いし
頼れるやつだなぁって思ってたけど、
不安に押しつぶされそうになるあたりの「忘れてたけど、学生なんだよね」って想わせる場面もハッとさせられた。
なにより主人公が真面目でいいのよ
なので、読み続けようと思ったが
ヴィランが自分達を「ヴィラン」と呼ぶことに違和感があり、敵達に魅力を感じなくて
なんか萎えてしまって挫折
完結したら読むかなぁ -
少年漫画ー!!!熱い!!
「努力!友情!勝利!」
ジャンプ漫画らしさ全開です。
ヒーローに必要な精神があるデクと、精神は欠如しているが力を持つ爆豪。この2人の対比が面白いです。
学園モノでもあるので、他の雄英学園生徒たちのエピソードが掘り下げられていくのが楽しみです。 -
「友情・努力・勝利」
ジャンプの三大原則がまさに体現されている作品だと思いました。
普通、漫画の主人公は特別な才能を持っていることが多いけど、この漫画の主人公は「何の才能もない」ところからスタートしています。
そんな彼がこれから活躍する訳ですが、その根本にある、地道だけども諦めずに続けてきた彼の努力が丁寧に描かれており、グッときました。
絵も上手なので、バトルシーンも引き付けられました。
続巻もぜひ読みたいと思いました。 -
連載開始から楽しみにしていた作品で、少年ジャンプの作品では久々に単行本を買いました。
回を追う毎にどんどん熱くなっていきます!!
Plus Ultra!! -
本誌で読んで泣いてコミック読んでさらに泣いている・・・。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァンくそが!!!
かっこいいんじゃあんぽんたん!!!! -
面白いけど途中で飽きる。
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とにかく面白い!ギャグ漫画のようでいて感動も多く、個性的なキャラたちで名前のセンスも最高。主人公の努力が凄まじく頑張ってほしいと心から応援できる。敵の人生についても描かれているので感情移入してしまうけど、他人を傷つけてはいけないと考えさせられる作品。
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キャラクター一人一人の背景や作画の書き込みがずば抜けてると思う。
キャラクターが一人一人主人公で絶対誰かに共感できます。
作者さんのこだわりと作品への思いやりが伝わってくる。