ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) (新潮文庫)
- 新潮社 (2004年8月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181608
感想・レビュー・書評
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ガリアの独立の為に立ち上がったヴェルチンジェトリクス、相手がカエサルで無かったら...カエサルと敵対した人にはことごとく同情を禁じ得ない。
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前巻に引き続きガリア戦役・戦後処理と、ルビコンを渡る=内乱への前章というところです。
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「野心家のカエサルが持っていたのは、『ガリア戦記』しか読んでいないにかかわらず小林秀雄が鋭くも見抜いた、「ガリア戦役という創作」をする機会ではなかったか。
ただし、国家ローマの将来に指針を与える「創作」を。」(170項)
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日本の朝鮮支配・アメリカの日本の戦後支配を思い出した、とか言ってみる。
植民地が、宗主国の次期リーダーにとっての実験場になるというケース。
カエサルが戦後、ガリアに適用した税制度等が、カエサルの独裁官就任後、ローマ本国内(てゆか、「本国」の範囲をどう考えるのか?属州に、という意味?イタリア?)において適用されたのかは知らないので、次巻を待たねばですが。
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こういう引用は、すごく、なんというか名言探し的でみっともないけれど。
「虚栄心とは他者から良く思われたいと言う心情であり、野心とは、何かをやり遂げたい意志であると思っている。」(177項)
私には虚栄心しかないわよね。
(ネガティブ自己評価。) -
2004/11/7読了
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犀は投げられた!!
と、言う巻。
カエサルはさすが英雄気質です。台詞も決まってますし、部下や敵に対する態度が堂々としてます。
しかも戦争させれば向かうところ敵なし、政治家させれば鋭い改革案を次々実現、報告書のガリア戦記は2000年後の現代でも名著扱い・・・。
こうして書いてみると天は何物与えたんだ、って感じですね。
こらー天才扱いもされますわ。
とはいえ、そんな天才も何でも思い通り、ってわけでなくこの巻の最後で母国の政治家、元老院に最後通告を突きつけられ、武力行使を決意。勝負に打って出るわけです。
この勝負の行方がどうなるのか、歴史を知ってる人にとっては明らかなんですけど、もう少しこの英雄の描く世界を追いかけてこうと思います。
てなわけで、カエサル前半戦読了!
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ガリア戦記後半。アレシア攻防戦!
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元老院最終勧告-そしてルビコン渡河。賽は投げられた。
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子が産まれて最近の車通勤のせいで読む量がめっきり減ってしまった。
知力、戦闘力、度胸、求心力全てを兼ね備えているカエサルの活躍劇がこれでもかとばかりに繰り広げられている。しかしながら戦の過程で略奪や殺戮を行うのはいただけない。その辺りがカエサルよりスキピオが好きだなぁと思ってしまう。親になったからだろうか、命の大切さをトミに感じる今日この頃。 -
Bien, muy intersante tambien!
Ya entiendo un poco sobre qué hacía en Roma B.C. 100 hasta B.C. 50,
qué hacía Caesal y porque el es tan famoso hasta ahora,
como enformába una gran pais Romanico......etc.
Quiza ahora entiendo un poco major sobre la historia europea.
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1番の主役カエサルの登場です。
魅力たっぷり。