- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101420219
感想・レビュー・書評
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ウェブで日記を書く意味について改めて考えようと読んだ。
メモリアルサイトを凝視していると
目がチカチカするので本で読んだのだけど、
コレが日記の全部ではないのだね…。
私と同い時代を生きた彼女。
彼女の文章は軽くてふわふわしている。
多分、彼女自身も自己をそのように
感じていたんだろうな。
学校という場がつなぎ止めてくれた「自分」が
いざ卒業を迎えて「何者」でもなくなってしまった。
その不安に打ち勝てなかったんだね…。
結局、ウェブは彼女の最後の救いでなかった。
私は彼女の気持ちがわかるとは言わないが、
今、彼女と同じような状況にあるヒト・
共感できるヒトにはお薦めしない。
こういう気持ちがわからないというヒトこそ
突き放すのではなく一度考えてほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メモリアルサイト見たけどこの本序の口だった。
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どんな感想を書いても、陳腐になってしまう気がする
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いろいろ考えさせられる日記。
評価できません。 -
28/03/2008
自殺をするひとの心理って他人からは分からないと思う。彼女の日記を読んでいると彼女が自殺をした原因は幾らでも転がってるように見えるが、どれも直接的ではないような結局、公開されている日記なので本当のところは隠してるんだなぁと思った。けれど変化はあるわけで、例えば死ぬ直前に現れる急激な不安だとか。自殺という行為は衝動的なもので止めることはできないのだろうか。死ぬ瞬間に止められたとして、止められた人はその後、どういう生き方をするのだろうかとか、自分は勉強不足だと痛感した。 -
ずっと読みたかった一冊です。
南条あやさんのことは亡くなった後に知ったんですが、ずっと「気になる人」でした。
精神向上薬や睡眠薬系は興味あった時期があったのでおなじテンションでわくわくしました(笑)。
読めてよかったです。これからもずっと、ご冥福を。 -
中学生の頃に図書室で出会った一冊です。号泣しました。明るく軽いノリの日記で、面白くて笑わせてもらった。そして、なんでこんな人が?という疑問を抱きながら読みました。でも、文章の節々から彼女の辛さが伝わってくるのも事実。うちが彼女を初めて知った頃には彼女はもう亡くなっていて、そしてこれを書いている今では彼女の年齢をとっくに追い越してる。昔から今においても、自殺願望皆無の読者なんですけれど、この本は読み込んでボロボロになってます。
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2008/3
ネット社会が広く普及する前の話。
軽いタッチでかかれており、またブログを意識しての横組みの版組みなので軽く読めてしまうが、内容自体は結構重いもの。
あやの行動に関して、いろいろな立場の意見が考えられるが、ここまでいかなくても似たような傾向を持つ人がいるということは十分に考えられる。
あんまり多くの人に読んで欲しいとはいえない一冊だが、自分にとっては避けて通ることの出来ない本だと思える。 -
部屋を掃除したら3冊出てきた。
今じゃこういう人、珍しくないんだろうけど・・・ 病むっていうことは、やはりある種魅力的なんだろうな。 -
普通じゃない女子高生が普通じゃない終わり方をしてしまう普通の日記。
こう書くと反論が来そうですがカテゴライズは間違いないはず。
普通の日記だからこそ胸につまされるところあり。
読後webサイトを覗いてみると大人の事情が垣間見えてガッカリ。
当時は左開き小説は少なく、衝撃を受けました。