照葉樹林文化とは何か: 東アジアの森が生み出した文明 (中公新書 1921)
- 中央公論新社 (2007年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121019219
感想・レビュー・書評
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地球上で唯一ねばねばした食べ物が好きな、東アジアの三日月地帯発祥の人々の話。
写真もたくさんあっておもしろかった。
半ばに書いてあった、縄文から古代にかけて日本に来た人々の流れ、
最近いろんな本を読んでいると、あの5つくらいの流れがだいたい当たっている気がする。
中尾佐助の「栽培植物~」はたまたま読んだけど、あの本書いた後に照葉樹林文化て唱え始めたのですね。
最後の討論の章は学者的な話ばかりで何が大事なのかよくわからず。そしてやっぱりどっか探検したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
食べ物から文化が語られるところがおもしろい。米ともち。いも。
もちもちしたものは好きだ。
食べない地域もあるんだねえ。 -
照葉樹林文化が全集合なのか部分集合なのか。
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照葉樹林文化は日本文化のルーツなんだって。
食べ物とか、カガイとか、まだまだ研究の余地があるらしいけど、
いろいろな分野の先生らが集まって一つの学説を確立する、その視野の広さを学んだ。
一つのことに固執しちゃダメだよね!
私にはちと難しかったです。。 -
おそらく8年ほど前、
『照葉樹林文化』という本を読んだ。
その後、雲南に足を運び、身近に体験してきたわけだが、
やはり非常に面白い。
『照葉樹林文化』の時よりも研究が進み、新たな説が出てきている。随分と時間をかけて読んでしまったが、
バスの中で読んでいたら面白くて乗り過ごしてしまうほど。
私は専門家ではないし、これ以上の知識もないけれど
なんだかロマンがあっていい。
わからないことを考え続ける人たちがいるというのは
とても刺激的なことだ。