パディントン発4時50分 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 41)
- 早川書房 (2003年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300417
感想・レビュー・書評
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ミステリ
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目撃者の婦人をすぐに連れてくれば、2人も犠牲者を出さずにすぐ犯人がわかるのに、って、ちょっと金田一的な内容だった。ルーシーさんは好き。彼女シリーズがあったら、面白そう!
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2018/03/25読了
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並走する列車で殺人を目撃。しかし、死体が発見されない!という導入ですっかり惹き込まれた。友人の話を信じたけれども自分では動き回れないミス・マープルが代わりに捜査の刺客として送り込んだ有能な家政婦、ルーシー・アイルズバロウが助っ人として存在感を放つ。
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ミス・マープルシリーズ。列車の窓越しに殺人を目撃する、というスリリングなシーンから始まりますが、読み心地はなかなかにまったりしたものです。ミス・マープルの持ち味ってこういうのかな。それでも終盤に次々事件が起こって、そこからは目の離せない展開で一気に読まされました。
探偵はミス・マープルだけれど。実際に調査するスーパー家政婦・ルーシーが実に良いキャラで。というか、本当に一家に一人ルーシーがほしいです(笑)。料理もおいしそうなのよねえ……。そして誰もが怪しいという緊迫感のある状態にもかかわらず、超然と構えてる彼女の姿が素敵です。
しかしそれにしても。まるっきり犯人を見抜くことができず、ラストのあのシーンで驚愕。というよりその状況を呼び起こすミス・マープルの手段も凄い! -
ドラマとアニメも観た。
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久しぶりのクリスティ。
クリスティにしてはシンプルな結末。
でも確かに、殺人の動機はシンプルなものだろう。
ルーシー誰と結婚するか。 -
図書館で。
マープルさんシリーズも残り少なくなってきて寂しい。
汽車から殺人事件を目撃した人物からお話が始まるのですがこれはもう、マープルさんの執念としか言いようがない(笑)そして料理上手な彼女は是非、一度ご相伴にあずかりたい。それにしても最後、彼女が選ぶのはどっちなんでしょうね。なんとなく子持ちの方、という気もしますが…でもあの男結構冴えない感じなんだけどな。 -
ミス・マープルシリーズの長編第7作目。
【あらすじ】
マープルの知人が列車のすれ違いざまに殺人事件を目撃した。しかし、死体が出てこない。マープルは、列車の運行ルート近くの邸宅に何かあると睨み、協力者を潜りこませる。 -
ある老婦人がマープルに助けを求めた事から始まる物語。
高齢者を大切に扱うのと、幼児扱いするのは大違いですよ。年長者の意見には必ず耳を傾ける価値があるのです、という作品。
マープル物は、作品の中作者の意図が、若い読者に分かって欲しい何かポリシー?みたいなものがある気がします。