キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 24-1)

  • 早川書房
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本棚登録 : 217
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (604ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151767012

感想・レビュー・書評

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  • 二作目を先に読んだので、未読だった一作目も読んでみました。舞台はノース・カロライナ州ソールズベリー市。弁護士のジャクソン・ワークマン・ピケンズの父、エズラは、二年近く前に失踪していた。その父が他殺体で発見される。ワークマン、通称ワークには犯人に心当たりがあった。何が何でも犯人を警察につきとめさせるわけにはいかない。ワークは孤軍奮闘するが、やがて父親の遺言状の内容が明らかになり・・・。この作品も、それぞれの家族が抱える闇が描かれます。読後感は良好でした。

  • カタカナが得意でない私ですが、一気に読めて面白かったです。 ただ、財産にまつわる遺言で委任された弁護士については、若干解せない部分がありました。

  • 北上次郎氏お勧め本。絶対的権力者の父親の死によって、抑圧されていた自分を取り戻していく長男と妹。父親殺しの犯人として追い詰められていく長男。話の展開が見えずに、結構最後までドキドキした。読んでてストレス満載。長男がはっきりしない奴なんだ。だけどこの人の気持ちが私には良くわかるなあ。こういうはっきりしない性格は好きなんだ。この辺の好みでこの本の評価は分かれると思う。

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著者プロフィール

1965年、ノース・カロライナ州生まれ。ミステリ界の「新帝王」と呼ばれる。2006年に北米最高のミステリ賞であるアメリカ探偵作家クラブ(エドガー)賞最優秀新人賞候補作『キングの死』で華々しくデビュー。その後、2007年発表の第二長篇『川は静かに流れ』で、同賞の最優秀長篇賞に輝いた。2009年の第三長篇『ラスト・チャイルド』は、エドガー賞最優秀長篇賞および英国推理作家協会(CWA)賞最優秀スリラー賞をダブル受賞。エドガー賞最優秀長篇賞を二年連続で受賞した唯一の作家となる
『終わりなき道 下 ハヤカワ・ミステリ文庫』より

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