後悔と真実の色

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017382

感想・レビュー・書評

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  • 2017.9.2

  • やはり「宿命と真実の炎」を読む前に本書を読むべきでした。警視庁捜査一課9係を中心とする警察官の人物描写が秀逸です。特に機捜の綿引の心の揺れ動きの筆致は特筆ものです。貫井ワールドの底なし沼にハマりそうです。

  • 主人公のその後が気になる。もう続編が出ているので、ぜひ読もう。

  • シリーズ2作『宿命と真実の炎』を読むために読み返してみたが全然覚えていなくて初読みのように引き込まれてしまった。指蒐集家と名乗る連続猟奇殺人の犯人は最初から怪しいと思っていた人物だったが,紆余曲折あり警察内部の確執ありで読み応え十分だった。滅多につけない星5つ。

  • 事件や犯人像より警察内部のいざこざが続くので事件はどうなったのよと突っ込みたくなりましたが、まあ最後はテンポよく進んだので☆4個。犯人は予想がついたけど、そうか、そういうことだったのね。

  • 連続殺人事件を巡る警察小説。

    「宿命と真実の炎」を先に読んでしまっていたので、登場人物たちのその後を知ってはいましたが、警察の群像劇として大変面白かったです。
    犯人視点の部分はジェフリーアーチャーのライムシリーズっぽい雰囲気でした。
    もう一方の視点の刑事たちが過去や裏の顔を持っていて、人間くさく、一筋縄ではいかないところが警察小説としては目新しいです。
    三井の背景があまり語られていなかったのがちょっと物足りなかったですが、事件の真相は西條の名推理のおかげで、後半には自分も真相が見えてきたので、どんでん返しの衝撃はなかったものの、なるほどと納得は出来ました。
    こちらから読めばよかったと「後悔」しました。

  • 面白かった。続きを読みたくて仕事をさぼりたくなるくらい。伏線や終盤の展開とかほんと巧いと思うし,山本周五郎賞も納得。人がたくさん死ぬのが苦手なのと,あぁその人が犯人なのという残念さを余りある面白さだった。続きを早く読みたい。

  • ストーリーはそれなりに読ませます。でも、いきなりホームレスはちょっと行き過ぎてませんか。

  • ボーンコレクターっぽいって思ったら、冒頭にヒントが提示されていたんですね。

  • 出だしは姫川玲子シリーズのようなものになるのかと思っていたら、だんだん嫌な話になって行って、一番やってはいけない夢オチのような刑事小説では今や禁じ手の内部犯行というだめだめな話になってしまった。シノプシスはきっちりしているように感じられるのになんでこの作者は、こんな嫌な話ばかり作ってしまうのだろう。それに本の題名もセンスを感じられない、これは編集者のせいだろうか。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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