英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄(祥伝社新書) (祥伝社新書 351)

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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396113513

感想・レビュー・書評

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  • 著者の主張(良し悪しは別として)を日本が主張→中国・韓国と関係悪化→日本がアジアでリーダーシップを発揮すること困難→英米の思う壺? 英国人のしたたかさを感じる。戦後の70年の努力も水の泡。
    後半の戦後リーダーとの回想録(雑記程度だが)は興味深い。
    この人、本当にジャーナリスト?

  • 何処まで信じて良いのか、正に虚妄に虜囚されてるのか

  • 三島由紀夫関連のエピソードが面白かった。
    巻末に安倍晋三に対する印象が述べられていたが、リップサービスだったか。今ならどう考えているだろうか?

  • 実はスゴい内容です。甘く見ていてご免なさい。
    筆者が長期にわたる記者人生を語るものです。
    三島由起夫との付き合いのくだりはスリリングですらありました。
    ストークス氏を通じて三島本人が語りかけてくるようです。

  • 日本で海外の報道誌の編集長を歴任した著者による、日本を語った一冊。

    若干右よりの感はあるものの、巷のネトウヨの言説と違って、イギリス人から見た日本だから勉強になった。
    あと、息子がハリー杉山らしい。

  • ー 太平洋戦争 ー
    日本は先の大戦を大東亜戦争と呼称するが、何故アメリカ初め一般的には太平洋戦争と呼ぶのか。

    その理由を突き詰めれば、自ずとアメリカの陰謀が浮き彫りになってくる。そう、大東亜戦争がアジア諸国の人々に勇気と希望を与え、戦後の独立の気運を高めた事を隠蔽する必要があるのだ。だからあくまでも日本は、太平洋の島々でしか戦っていないという印象を与える必要があるのだ。
    戦後70年、未だにその呪縛が解けていない。

    ただ、直接戦争を知らない世代であるからこそ、我々が声を高らかに上げて、先人達の崇高な理想を主張する必要がある。

    「我々の先人達の理想と行動が、白人至上主義による植民地支配を終焉に追いやったのだ」と。

  • イギリス人である著者が主張する分説得力があるような気がするが、まあそれほど目新しい話ではない。「連合国戦勝史観」の方が「自虐的なんとか」よりは聞こえがよい。自虐的何とかは誰が言い始めたのか知らない。ステレオタイプとしては面白いと思うが、真剣にそれを信じている人がどれくらいいるのだろうか。
    友人だったという三島由紀夫のくだりが最も興味深かった。

  • 1943/11/5 大東亜会議 東條首相、満州国の張景恵国務総理、南京政権の汪兆銘行政院長、フィリピンのラウレル大統領、ビルマのバーモウ首相、タイのピブン首相代理のワイワイタヤコン殿下、インド代表ボーズ

    高橋是清 日露戦争の戦費調達 ヤコブヘンリーシフ(ドイツ生まれのユダヤ人 ニューヨークで投資銀行)

    ゴールデンブック ユダヤ民族に貢献した外国人が乗っている

    1930年代ナチスの迫害をおそれ2万人のユダヤ人がシベリア鉄道で満州国境へ来た 関東軍ハルピン特務機関長だった樋口少将が、関東軍参謀長(東條英機)に許可を得た

    占領下で憲法を強いたのは国際法違反

    ペアテシロタ 無学の若いユダヤドイツ系の女性 憲法の女性の権利に関する条項を任された

    ナポレオン  将軍に運があることが、すべてを決する

  •  この作品が扱っている出来事は,とても地理的な範囲が広いとともに,時間軸でも長いものです。それだけ,いろんな見方ができると思います。それについて読んで,知り,考えることは大切だと思って読んでいました。
     話題が少し多岐にわたっていて,もう少し詳しく書いて欲しいと思った項目もいくつかありますので,そこは残念です。

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著者プロフィール

ヘンリー・スコット・ストークス
ジャーナリスト。1938年英国生まれ。
1961年オックスフォード大学修士課程修了後、フィナンシャル・タイムズ入社。
1964年来日、同年『フィナンシャル・タイムズ』東京支局長、1967年『ザ・タイムズ』東京支局長、
1978年『ニューヨーク・タイムズ』東京支局長を歴任。三島由紀夫と最も親しかった
外国人ジャーナリストとして知られる。
著書に『三島由紀夫 生と死』(清流出版)『なぜアメリカは対日戦争を仕掛けたのか』
『英国人記者が見た世界に比類なき日本文化』(加瀬英明氏との共著/祥伝社新書)
『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)『大東亜戦争は日本が勝った』
『日本大逆転』(ともに弊社刊)『英国人記者が見抜いた戦後史の正体』『新聞の大罪』
(ともにSB新書)などがある。

「2021年 『普及版 大東亜戦争は日本が勝った』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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