コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術
- ダイヤモンド社 (2020年3月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478110140
感想・レビュー・書評
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人の心をつかむための言葉とはどの様なものかをコピーライターの視点からまとめた本。
うん、言葉の魔力はこんなに凄いんだと感じされられた。自分は文系が大の苦手で詩などの言葉は正直興味がもてなかったが、同じ事を言い方を変えるだけで結果が変わってくるなど、具体的な実例を踏まえた内容になっており楽しめた。
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前編通して、詩みたい。目頭が熱くなる文章。
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やさしいなあ。
コピーライティング関連の本はいくつか読んできたけど、そう思えたのは初めてだ。
大事なのは技術じゃない。
伝える前に、伝えたいこと・伝えたい人についてどれだけ「調べるか?」「好きになれるか?」。
忙しくても、やさしさを忘れちゃいけないなあ。 -
そこそこ面白い。読みやすいのは作者がコピーライターだからこそ、と感じさせる一冊。
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一文一文がキャッチコピーのようなシンプルな文章で、詩のようでもある。まず自分の心が動くこと、その表現にはコツがあるけど、才能はかけた時間だと言い切る熱いパッション。とても読みやすくて、何かを書きたくなる後押しをくれる本。仕事の分類や企画書の事例はかなり参考になった。
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▼ 伝えると伝わるの違い、ヒトの心の掌握術。
『自分が言ってほしかったこと』
をヒトに伝えられるハウツー本。
▼DJポリスの事例
2013ワールドカップ時渋谷スクランブル交差点で暴徒と化したサポーターへの問いかけ
「共通認識を合わせて+行動に導いた」
①共通点にいてー
君らサポーターも選手である
(サポーターが気持ちよく動ける前提を揃える)
②合わせたについてー
選手がヒトに迷惑かけたら、
おまわりさんからイエローカード出る
(いきなり騒いだから捕まえるとは言ってない)
③行動に導くについてー
審判も日本代表を応援してるんです
(①が②したらダメ、でも③僕らも仲間。
※だから仲間同士強力しましょう)
とメッセージをしている。
https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1306/26/news005.html
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ふと、ポジティブな言葉で人に伝えるということは、ビジョンを描くことと同義であると思った。言葉と映像の違いは無視できないが、よりよい未来を伝えられる形にするという意味では同じだからだ。
著者は、コピーライトの依頼が来たときに、まずは「マイ定義」をするべきだと説いている。コピーを使って、何が伝わることが課題なのかということだろう。文章を考える前に、本質を見極める力が必要となる。 -
広告業界と言えば、人の心を動かすのが仕事。コピーライターという言葉のプロがどのように言葉の使い方を磨いてきたのか、ということに少し興味が沸き購入しました。
最後の方に書いてある「才能とは掛けた時間だ。もし言葉に才能が必要なら生きていく限り時間をかけて育てていけばいい」という一言にハッとさせられた気がします。コピーライターなど言葉がうまい人たちは『センス』がある。だから、自分には無理だ。そう逃げていた自分がいました。
本書の中には広告業界に携わっていない一般の人でも刺さる内容がちりばめられています。アウトプットを繰り返して、言葉を使う量を増やしてセンスを磨いていこう、そう思える1冊でした。 -
言葉に関することだけでなく企画書の(著者のオリジナリティがある)書き方なども載っている。ようは「伝え方」に関する本。言葉で心を掴むには「なんとなく」だったり表面的だったりしてはダメで、深堀りしてみたり見方を変えてみたり時にはテクを使ってみたり、見てもらいたい相手を意識しながら書かなきゃと背筋が伸びた。内容全部覚えなくても心構えだけでも参考になる。あと書き方がすごく丁寧。「手紙を書くように生きる」というフレーズがあったけど、おそらくこの本もある種読者への手紙のように作ったのだろう。本ってこういうふうにも書けるんだという発見があった。