黄昏の彼女たち〈上〉 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
3.49
  • (6)
  • (20)
  • (23)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 202
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488254094

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 終盤で必死になるフランシスに不安になる。
    リリアンが言ったように、スティーヴィーがこぼしたように、フランシスはすでに一度、愛する人との人生を選ばなかった。
    うーん、下巻はどうなるんだろう。
    幸せになる未来が見えない。。

  • 上巻がよい。

  • 第二次世界大戦が終わり、没落した上流階級の母娘が屋敷に下宿人を住まわせることから少しずつ変わる娘の世界。階級の崩れ、帰還兵でごった返した不穏な空気が色濃く漂うイギリスが舞台。
    下宿人の妻と家主の娘の関係の変化が緊張感の溢れる中で進み、作者ならではのロマンスになっていました。
    上巻最後の衝撃的な台詞に下巻への期待が高まります。

  • 下巻でまとめて

  • いつ二人の関係が周りにばれるのかとヒヤヒヤして、読むのが辛い。
    ウォーターズの作品やから、このままで終わるとは思えへんけど、今のところ恋愛小説にしか思えない。
    早く下巻も読んで、ほっとしたい。

  • サラ・ウォーターズの新作ときては、読まないわけにいかない(感想書くのは遅くなりましたが)
    翻訳されないわけではなく、寡作なんですね。

    第一次大戦後の1922年。
    戦争で父親と兄たちを喪い、老いた母と二人で暮らすフランシス。
    屋敷を維持するのも難しく、下働きも雇えないので自ら労働する日々でした。
    やむなく下宿人を置くことにして、若夫婦がやってきます。

    レナードとリリーの夫妻。
    ちょっと嫌味だけど明るいまあ普通の夫。
    綺麗で繊細なところのあるリリー。
    初めて家に他人を入れてギクシャクする描写も綿密で、これがいつしか思いがけない恋へと転化していきます。

    フランシスの母親が生活のためにも娘の結婚を望むのは、ある意味では当然のこと。
    しかし、フランシスにとっては重過ぎる難題。
    時代もあり、周りにも理解は求められない閉塞状況。
    それでも、惹かれあい‥
    気恥ずかしいぐらい甘い恋愛の揺れ動きと盛り上がり。
    ところが‥!

    ミステリというより文学といったほうがいいかもしれないウォーターズ作品ですが、事件は起こります!
    捜査も裁判も最近のものとは違う雰囲気で、ちょっと距離がある描写のなか、窮地に立つ主人公たちの不安、緊張、悲しみ、思いがけない面‥
    救いはないでもないのですが~胸が締め付けられるようでした。
    綿密な描写が巧みなだけにね☆

  • 地味な描写が延々でちと辛いが、この終り方では、被害者は決まりか。

  • 2016.5

  • ロンドン。母娘。同性恋愛。ミステリ。『波』2016.4にて。

  • 感想は下巻で。

全25件中 11 - 20件を表示

サラ・ウォーターズの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アーナルデュル・...
ロビン・スローン
米澤 穂信
ジョー・ウォルト...
皆川 博子
パトリシア ハイ...
ルネ・ナイト
三浦 しをん
アン・クリーヴス
フェルディナント...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×