世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた: グローバルエリートは見た!投資銀行、コンサル、資産運用会社、プライベート・エクイティ、MBAで学んだ15の仕事の極意、そしてプライベートの真実
- 東洋経済新報社 (2013年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492045176
作品紹介・あらすじ
年間3000万PV突破! ビジネスマンにいま一番読まれている「東洋経済オンライン」人気No1コラム
「グローバルエリートは見た!」の著者、待望のデビュー作!
【1】世界中のエリートから学んだ仕事術を完全体系化!──どの仕事も本質は同じ、だからすぐに役に立つ!
●「トップエリート」に学ぶ仕事のスキル
・年収5億円でも、あえて1000円の腕時計をつける
・資料の文字の位置やサイズは、1ミリ単位で徹底的にこだわる etc
●「二流のエリート」に学ぶ仕事のスキル
・優秀な部下には、上手に追い抜かされる
・4割間違えても、サービス精神で評価を高めて、トップになる etc
●スペシャル付録は「今すぐマネできる!」さらに実践的な12のテクニック
・「与太話」の鬼になって、コミュニケーション力を極める
・IQより愛嬌を高めて、社交力を極める etc
【2】特別編でエリートの恋愛・結婚・離婚事情も徹底解説!──壮絶なプライベートにも学ぶところはある
・なぜ勝ち組なのに婚期を逃す?なぜエリートには離婚が多い?
・キャバクラ嬢に平気で3000万円も費やすファンドマネジャーの真の目的は? etc
大人気コラムなのに、なぜ220ページ以上も書き下ろしたのか?
書籍にしか「書けなかった」スキルや教訓が満載!
笑って、泣いて、役に立つ!こんなビジネス書、いままでなかった!
★世界のトップエリートの7つの共通点――「業界のエース」は普通のエリートと何が違うか?
1.勝つことへの意欲が強く、完璧主義者で細部にまでこだわりが強い
2.お金に驚くほど細かい
3.大金持ちでも、身なりは質素
4.信頼と評判を第一に大切にする
5.若手時代は目の前の仕事に全力投球
6.仲間内で「最強のチーム」をつくる
7.「おやじころがし」がうまい
★15の仕事の極意――トップからも二流からも学ぶことはある
1.目の前の仕事は素早く、正確に、大量にこなす
2.6つのコツで部下の尊敬と支持を得る
3.需要のある話題を先読みし、第一人者になる
4.どうせなら好条件で解雇される「被・解雇力」を磨く
5.人に好かれる「聞く力」で信頼と共感を得る
6.問題を構造的に把握し、根本的に解決する
7.相手の期待値をうまくコントロールする
8.優秀な部下には上手に追い抜かされる
9.大局を読み、少しでもいいから勝ちつづける
10.常識にとらわれず、知的に逆張りする
11.自分の間違いを認める勇気をもつ
12.チヤホヤされても裸の王様にならない
13.「バカ正直」と「透明性」で相手の信頼を勝ち取る
14.3つのポイントで「最強のチーム」をつくる
15.幅広い人脈と経験を組み合わせて一流に勝つ
感想・レビュー・書評
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愚直さ
スピード
愛嬌
愛嬌、大切ね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうせ誰かがやらなくてはいけない仕事だから、自分がさっさと終わらせる。世の中のほとんどの仕事では、目の前のつまらない小さな仕事を完璧にスピーディーにこなせてはじめて、より大きな、面白い、責任のある仕事を任せてもらえるようになる。
自分の得意分野を持っているうえで、コンフォートゾーンから飛び出す。 -
「世界中のエリートの働き方を一冊にまとめてみた」とあるが、これは語弊がある。
実際には著者自身の経験から、投資銀行、コンサル会社について主に語られている。
「仕事ができるのは当然として、その上で如何に人脈を築き、ボスに気に入られるか」が重要であると著者は説く。
著者は外国人ではあるが、やけに日本人的な感覚があって、他の著者の本で語られない「世界的エリート」像を語ってくれる。
例えば、世界中のエリートの社内政治の駆け引きだったり、結婚の傾向だったり、そういった話があって興味深い。
まさに日本の読者へ合わせた書き方といった感じで、この辺の読者への合わせ方が流石東洋経済オンライン人気NO.1著者と思った。 -
外資系コンサルや投資銀行のいわゆる「エリート」と言われる人たちの仕事ぶりから学べる極意をまとめてある。文体もフランクで非常に読みやすいが、内容もしっかりしていて大いに参考になる。また、私のような凡人では普段あまり関わる機会のないような超エリートたちの働きぶりやプライベートが紹介されていて読み物として楽しめる。
この手の本(外資系コンサル、投資銀行、MBA、etcに学ぶ~)を読むと、半分くらいは内容が被るし、文のまとめ方もなんだか似ている。というこほそれだけ大切なことだということなのだろう。 -
普段は全く縁のない超エリート達の仕事ぶりを知ることが出来た。
著者のセンスのお陰で難しいことも面白おかしく楽しく読み進めることが出来た。
そして -
トップエリートの共通点として真っ先に思い浮かぶのが、何事にも負けん気が強い上に、完璧主義で細部にいたるまでじつにこだわりが強い。
ハーバードを首席で卒業しているようなエリートは、子どものころから何でも一番でなければ気が済まないような人が多く、自分の仕事にすさまじい集中力で打ち込み、ワークライフバランスなどというものには興味がない。
勝つことへの意欲が強く、完璧主義者で細部にまでこだわりが強い。
若手時代は目の前の仕事に全力投球。
競合に先駆けて特ダネの情報が入ってくる人脈を日々築けていなければ、当然のことながら、金融業界で生き残ることはできない。
どんな仕事でも、お客さんに信頼され、感謝される喜びをモチベーションに、顧客に誠心誠意尽くせる人だけが、その業界の醍醐味を語る資格がある。結局のところ自分自身が誇りを持てるような仕事をしてきたかが重要。
徹底的に聞き出すことで、強い信頼感を醸成する。
コンサルタントは徹底的に聞き出すことで、問題点を洗い出し、解決のヒントを探る。
バラバラに存在している問題をすべて洗い出す。これに問題点の優先順位をつけ。問題同士を因果関係などの線で結び、原因の仕組みを把握する。
プレゼンする前にどうしても伝えたいメッセージは何かを意識する。
あえて仕事とは関係ない幅広い分野の知識を身につける。
出世の基本は好きを仕事にすること。好きなこと、人生成し遂げたいことを仕事にする。これが成功に近づく道。 -
いわゆる本当のエリートたちのお話。自分とはかなり違うので参考になるということはなかなか無いけれど、こんな世界があるのかという感じで面白い。こういうのをみるとやっぱりDNAで能力が決まってしまうもんなんだなぁと感じる。
あとは、会った人をDBに溜め込んで思い出せるようにしておくというのは参考になる。が面倒だからやらないだろうな。 -
「チーム力」
「聞く力」
仕事を円満にやるならこの2つの能力は必須やなと思います。
仲間内で最強のチームをつくる
①部下の認知欲を満たして安心させ
②部下の成長を願っていることを言動で示して信頼を勝ち取り
③「役職上の権力」ではなく「人と人との信頼関係」で部下を動かし
④無駄な仕事をつくらず部下の仕事を減らし
⑤部下が失敗したときには盾になって守り
⑥自分の人脈やノウハウを積極的に部下とシェアする
投資銀行の過酷な労働を読んでると僕も新採の頃を思い出しました。
ここまで過酷ではなかったですがアルバイトの皆さんと仲良くしていろいろ仕事お願いしてたなあと。
そのおかげでAM3時には帰れてたというものです^_^
ホステスやホストでトップになるれ人はコンサルタントに向いている⁉️とあります。
僕は公務員もコンサルに共通するのではないかなと思います。
いろいろな困りごとを引き出す「聞く力」と自分の周りに超幅広い要望に答えることのできる「チーム力」を作れば鬼に金棒というものです。
「信頼と評判を第一に大切にする」
少なくとも公明正大であると認識されることが大切とあります。
まさに仕事は1人ではできません。
ポストコロナでテレワーク全盛になろうとこの原理は不滅です。
いかに新しい時代に適合しながら古い時代のスキルを活かすか
これができる人になれるかの分かれ目やと思います。 -
著者は慶応義塾大学卒業後、インシアードにてMBA取得。英語・日本語・韓国語・中国語の4か国語を操り、グローバルな勤務経験とMBA留学を通じて親交を深めた80か国にわたる世界のトップエリートたちと日々交流しつつ、はるか遠い海外から、国際的な視点でユーモアあふれるコラムを東洋経済オンラインに寄稿している。
本書では、投資銀行、戦略コンサルティングファーム、公開株運用会社、プライベート・エクイティ、そしてMBAで出会った世界中から集うエリートたちの働きぶりから得たスキルや教訓の数々が記されている。
本書の構成は以下の7章から成る。
①世界のトップエリートに共通する7つの特徴
②投資銀行のトップエリートに学ぶ
③トップコンサルタントに学ぶ
④資産運用会社のトップエリートに学ぶ
⑤プライベートエクイティのトップエリートに学ぶ
⑥エリートたちの恋愛・結婚事情
⑦なぜエリートたちには離婚が多いのか
高嶺の花であり憧れである、エリートたちの仕事とプライベート。
本書はそんな憧れの姿であるも未知なる世界について実経験を元に非常に平易な文章をもってわかりやすく紹介している。
難しく書くことは誰でも出来るという。誰にでもわかる表現や端的な言葉で表現するのは能力も理解度もあってこそなせる業である。
エリートたちとの能力においてはもちろん埋まるわけではないが、実態に少しは触れることが出来たように思う。そしてその差についてはひどくかけ離れていることは本書から学ぶことが出来た。
物書きではない、著者であるものの、物書きを生業にしている人よりも素晴らしい文章を書くというのはやはりエリートは何をやらせてもすごいということが証明されている。
本書では学問的な要素だけではなく、感情や働く気持ち等、エリートからかけ離れたような根性論もパラパラと散りばめれており、親近感を持って読み進めることができた。
気づけば一気に読んでしまい、わくわくした感情が残る良い読後感を持ったまま、自分へ落とし込んで色々考えを巡らせることができそうである。