35歳からの「脱・頑張(がんば)り」仕事術 (PHPビジネス新書)
- PHP研究所 (2011年4月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569796710
感想・レビュー・書評
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著者の経験に基づく仕事術が生々しく体験を交えて書かれている。記憶に残ったキーワード・仮説思考・仕事は初速できまる・始めは一兵卒の如く・仕事のオーナーシップ移管・島田タイム(毎週半日、全体を考える時間にあてる)
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山本さんと同じ苦労をしている自分と重なって、興味をもって読むことができました。実際にやってみたい内容が結構ありました。
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著者のノウハウが披露されていますが、それよりも著者の今までのマネジメントの苦労談がかなり面白かったです。
自分よがりの著者が組織マネジメントの重要性に気づいて、その後は起業など躍進していくという実体験書です。
躍進のキーワードとして”システム思考”を思い浮かべました。
全体俯瞰で、仮説思考による結論推論の前提をおいて、壁を塗るように全体を徐々に仕上げるイメージで、、、、、
今の時代は、思考のすり合わせ(インテグラル)なのね!
あと共感した部分が、「特定分野高プライドリスク」 という言葉です。
ある特定分野に猛烈な強みを持っている人は、全人的に成長しにくい。
以下の要因のため。
?楽するリスク
・強みになればなるほど、経験例から先が予測できてしまうので、ラクになってくる
・上司や仲間も、その仕事しか与えなくなる → 便利屋になっちゃう
?プライドが邪魔になる
・強みがある故に、自分自身で新たな事へのチャレンジへの障壁となる
まさに「イノベーションのジレンマ」のビジネスパーソン バージョンですね。 -
どう仕組みを作っていくか?
→いまここにある情報だけを頼りに、とりあえず現段階でのベストの答えを考えるというとにかくまずは仮説思考
マネージャーにとっての仮説思考は、短時間で的確な情報源に到達できるかが結果を左右することになる
部下にどうしてそういう結論を導いたのかという過程を尋ねる
行動しか部下のマインドを変えない -
「仕組み」仕事術、40個の部品を紹介。
マネジメントとして参考になるノウハウを公開。
部品12「ER」
24時間営業のトラブルシューター
①部下がかけこんできたときに、絶対に叱責しないこと
②トラブル処理に全力を集中すること
③原因究明は、トラブル処理に関係が薄い時には後回しにすること」
・病院のERのような存在
①どんなにその人の怪我が、その人のばかな行動を原因にしていてもそのことを追及したりしない
②眼前の救命活動に集中する
③救命に直接関係のない原因究明はやらない
④生命を助けることに全力を集中する
自分がマネジメントの立場になったら、もう一度再読したい本。 -
間もなく35歳ということで、
仕事スタイルが自分にとってもフィットする
著者の本を手に取りました。
「危険なミドル・クライシス」…
30代から40代前半の中堅は、数の少ない若年層にも
頼れず、数の多い上の世代に押しつぶされそうになっている。
という書き出しにもある通り、本当にうまく仕事をしないと
生産性を高めることはできない!
時代の到来だと自分自身も感じています。
「自動的に仕事が回る」仕組みを作れ!が
本書のメインテーマですが、それを実現するために
例えば「初速」、「仮説思考」の大切さ、
ベン図法による「共通領域探し」、「偽装まとめ屋成り切り」など。
知っているようで知らない。
分からないようで分かるアドバイスがいっぱいです。
読んで損はないと思います。是非。
第1章 35歳に近付くと、「自分が頑張る」だけでは回らなくなる
第2章 「自動的に仕事が回る」仕組みを作れ!
第3章 仕組みを作るための10の「思考術」「習慣術」
第4章 仕組みを作るための「人の動かし方」「伝え方」19の部品
第5章 仕組みを作り、動かす「マインド」を生み出す11の行動原則 -
自分がしたいことの実現にしか目がいっていないし、部下に検討の余裕も与えられていないし、何よりもイヤだと感じた方と同じやり方を部下にしていることに気がつき、自己嫌悪に陥った。
「俺は みなの仕事の楽しみを奪ってる。。。」
ショックだった。でもどうすれば良いかわからない。。。 そんな時に手にした本。
目からウロコだった。よくX理論、Y理論などと呼ばれるが、この本の内容は理屈を凌駕している。論理思考の傾倒についてなど、いろいろ気づきをもらった。
同僚から部下の育成や動機づけで、何度か相談を受けたことがあるが、むしろ 私自身がどうにかしたいと感じていた。
参考にし、実行したい。
後日談:早速、事前に仮説検証し、半分とぼけ、ブレインジャックで意見交換、最終は統合し、部下にボールを完全ではないが預けることもできた。一番の収穫は、ブレインジャックにより、個人が検討する以上のアイデアが生まれたことだ。よかった。 -
マネージャの仕組み作り。40個
いかに部下へオーナーシップを持ってもらうか。 -
著者の振り返るだけでも気分が悪くなるような、最凶マネージャーと言われた過去の失態を振り返り、それを克服した様が具体的に描かれており、非常に参考になった。うまく行っている事例からは学び取れない、こういう本こそが勉強になる。自分自身が特別な才能が無いという評価のもと、うまくチームが回り始める仕組みづくりについて描かている。人事評価についても書かれており、自分が部下を持って組織を運営しなくてはならなくなった時に再読必須の一冊である。
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本書の内容は、活かすも殺すも自分次第です。
自分の会社や仕事内容に上手く当てはめて実践したいと思います。