- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575518931
感想・レビュー・書評
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有名ミステリ作家が自分の作品から『どんでん返し』な話を選び、それを集めた作品集。短編ばかりなので読みやすいです。でも先に「どんでん返し」って銘打たれてしまうと、楽しみ半減しちゃうんじゃあ…?とも思いましたがどう返されるかを楽しみながら読むのもいいか。
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粒ぞろいの1冊。
なんて豪華な執筆陣。(敬称略(笑))
・綾辻行人「再生」
ホラーは苦手で、ちょっと気持ち悪いところもあったのだけど、ラストのくるり、は本当にお見事。綾辻先生のどんでん返しは、どれも絶品。(あ、どんでん返しがないのも大好きなのは言うまでもなく。)
・有栖川有栖「書く機械」
こんな編集者はいやだーーーと思いながら読んでいたら、あらららら。機械が書いた小説は遠慮したいなー。
・西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
ユーモラスな流れに油断したー。怖いよー。
でも、そんな風に追い詰められた故だと思うと、、、
・法月綸太郎「カニバリズム小論」
綸太郎が彼を訪ねた理由に衝撃。
そりゃ、明るい顔になんてなれないよね。
・東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
大好きな烏賊川市もの。
彼らにかかわってしまった犯人さんはお気の毒(笑)
あんな探偵にトリックを見破られたらダメージは2倍増し?(笑) -
最初からどんでん返しが用意されていることは
分かっているので、その部分は期待するところではなく
どういうどんでん返しになるのか、
それよりも途中で語られている何気ない描写に
その時きづくことができたか、なども楽しめる。
推理ものとおもって読み始めたら
いきなりホラーな感じで、ユーモア、悪夢、
もちろん謎解き、コンパクトながらも
ぎっしり詰まった感じの物語を様々楽しめた。 -
短編集で、一人じゃない。
幕の内弁当 -
好きな作家さんが多かったので読んだことあるのが半分くらい。でも覚えていても楽しめた!
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6名の作家さん自らが推す、どんでん返し小説の決定版!短編小説ながら何れも濃ゆい内容で仲々楽しめる小説本だと思います。
どんでん返しのイメージで読むと多少違う感じがするがある意味、どんでん返しだと思います。
スラスラと読めて大変面白い仕上がりです。
著名な作家さんの小説がこの一冊で読めるので大変お得だと思う。 -
解説にあらすじ
アンソロジー
あらゆるミステリージャンルであらゆるどんでん返し -
どんでん返しと言うには少しインパクトが薄い感じがしたけど、内容はそれぞれさすがと思える程に面白かった。法月綸太郎のガリバリズム小説が唯一どんでん返しを感じた作品だった。