- Amazon.co.jp ・マンガ (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592162797
感想・レビュー・書評
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2021.07.26
江戸城無血開城から涙止まらず
流水紋、お万好み…ああ終わってしまうんだなぁって。1巻を初めて読んでから十数年。こんなにも走馬灯のように今までのシーンが脳裏をよぎるとは。
女であることをこんなに誇らしく思える、胸を張って生きようと思える数々の登場人物に出会えて、幸せだった。いや、女性も男性もないな。出てくる人皆本当に格好よかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
様々な立場の人々が住むこの国で、皆が幸せに暮らせる国づくりを目指し、そして支えてきた女性たち。
最終巻を読む前には、もう一度1巻から再読すべき作品。 -
ようやく読めた最終話。ちゃんともう一回最初から読んで感想書きたいけどこれはもうすごい愛と女の話だった。男が一時的に将軍になると「まあ男に政治は分からんでしょうしね…大人しくしといて欲しいわね…」とか言ってたのに、開国間際じゃ「女なんかをトップに置いてるから云々…」になるの、んも〜〜〜お前らはいつの世もそうやって〜〜〜〜という気持ちになりましたね。政治能力に性差つけ太郎、アカンよ。
西郷が「女性は素晴らしいけど男と同じようなことはできない」的なこと言ってて、ファイアパンチの悪いやつも似たようなこと言ってたから笑ってしまった。すごい私が認識にしてる九州男児観だと思うんだけど令和の九州ボーイにもその価値観は受け継がれているのしら。 -
泣いた…!
無血開城の会談で泣いてお万好みの裃で泣いて
滝山達の立ち退きで泣いて…
いい最終巻だった
最後に津田梅子に繋げるのも秀逸 -
西洋をならった頃から、日本における女性の立場は弱くなったのではないか、そんなことを考えているだけに、これが史実であって欲しいと願うばかりですw
史実を元に男女を入れ替える、本当に見事でした。 -
最後は和宮が主役! そのためのここまでの伏線だったか。そして、このラスト! フェミニズムマンガの矜持を見た。
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和宮の、上さまの意向を叶えようとする思いと実行力に、泣けてきた。
代々続いた徳川家の女将軍たちの守りたかったもの。江戸の町と人々の暮らし。
大奥を築くきっかけとなったお万の方の思い。
そして最後に登場する人物。
性を問わず、才能ある人物は平安に世を切り開いていくという未来へ続いていく。
素晴らしい完結でした。 -
ああ…連載開始から見届けてとうとう完結。期待以上に素晴らしい結末だった。感無量。この物語は、生涯私のそばに置いておこうと思います。
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面白った。もうこれが正史でいい(笑)!
明治の世につなげ、今我々の知る「江戸時代」へと変換させるその手腕、本当に見事でした。
江戸を燃やさぬために奔走する勝海舟、和宮さまの決意、江戸城を明け渡す日までの日々を守る天璋院さまと瀧山。どれも胸熱でした。
そして、最後、「おお、そこにいくのか」、と納得。
もう一度最初から一気読みしようと思います。
余談。
胤篤さま、ほんとボンボンだったのね…。彼の人はなんだかんだと言いつつも面倒みてくれるよ、多分(案外、アメとムチのコンビになって、うまく行ったりして?)。