藍の糸―着物始末暦2 (ハルキ文庫 な 10-2 時代小説文庫)

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  • 角川春樹事務所
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437585

感想・レビュー・書評

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  • 徐々に広がりを見せ始め、登場人物も増えてきた。
    もう少し展開進度あげてくれても良いですよーとワクワク。

  • 着物と人の思いをつなぐ連作短編シリーズ。
    少しだけ余一の感情が出てきた。
    着物の説明があるのがうれしい。

  • 着物始末屋の余一が着物にまつわる謎や人の想いを解く人情連作短編集第二弾。前巻より着物の話への絡み方がスムーズで面白くなってきた。無理に余一の職人技を持ち上げることなく、ちょっとした着物にまつわる蘊蓄が上手く話に取り込まれ親の思いや妻への思いなどがこもった人情味のある話に成っている。一話ごとに話の中心になる脇キャラが変わり、余一に相談事を持ち込む展開でキャラたちの個性を生かしたバラエティがあって面白い。キャラたちの繋がりもだんだん濃厚になってきてシリーズとしてその行く末が楽しみになってきた。

  • 色々な人の思いが絡まっている。
    ただ肝心の余一の思いが、彼の持っている背景が複雑な分、見えなくて、どうしてそうなる!と突っ込んでしまいました。

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著者プロフィール

早稲田大学教育学部(講談社文庫初期の傑作『古典落語』を編んだ興津要のゼミ)卒業。横浜在住。2007年、第2回小説NON短編時代小説賞で「寝姿指南」が最終候補になり、08年、「素見」で小説宝石新人賞を受賞。若き町医者を描いた初長編『刀圭』と、受賞作を含む短編集『ひやかし』が好評を集める。祥伝社文庫既刊に『江戸の茶碗』『酒が仇と思えども』。著書に「着物始末暦」「大江戸少女カゲキ団」シリーズ、『うき世櫛』『御徒の女』『神奈川宿 雷屋』などがある。

「2022年 『吉原と外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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