藍の糸―着物始末暦2 (ハルキ文庫 な 10-2 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437585

感想・レビュー・書評

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  • 余一さんとお糸ちゃんはくっつくのかしら?

  • L 着物始末暦2

    六助の過去仕事にまつわる話と、行き倒れの母と乳飲み子を見つける達平との関わり。おみつの実家話では千吉も大活躍だったような。
    綾太郎も年貢の納め時か。
    テンポはいいが、とっ散らかってるイメージ。
    そういえば余一を中心に話は回っているのに、余一以外の面子で話が進んでいるなぁ。
    なんだかんだで、周りが話を持ち込んで余一がいつの間にかまるく収めてるみたいな?

  • 『しのぶ梅』の続編、シリーズ2作目。
    4話収録だが、それぞれ目線が違う。
    まあ手法としてありだが、誰をメインで考えればいいか不明で感情移入ができない。
    相変わらず呉服屋の若旦那は好きになれない。子供すぎる。彼の心理描写に現れているが、庶民と金持ちを明確に区別し、登場人物たちが互いに生きる世界が違うと認識しているという点が独特。
    ただそれが鼻についてイライラするのでいい効果を生むかは謎。

    前作もだが、シリーズだが全体としてどこに流れているのかわからず読み進もうという気が薄れる。
    お糸の恋も中途半端な書き方だし、何かしら謎がある様子も匂わせない。
    何よりテーマを背負っているはずの始末屋・余一の影が薄すぎる。
    着物や始末について講釈垂れるなり、仕事の様子を描写するなりしないと意味がなくないか?
    3作目が出ているようだがもう読まないだろう……。

  • 余一さんがかっこよすぎる。
    http://bukupe.com/summary/11958

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    呉服太物問屋の若旦那・綾太郎は、着物の染み抜きなどをなんでもこなす着物始末屋・余一のもとへ打掛の始末を頼んだ。毛嫌いする余一を困らせようと、生地が弱りすり切れた打掛を渡したのだが、その仕上がりは非の打ちどころのない出来栄えだった。余一に対して、何としても一泡吹かせたいと願う綾太郎。そんなある日、彼は古着屋の六助を伴い、余一に想いを寄せるお糸の飯屋を訪れた。血の気が多い職人や人足などの男達を前に、てきぱきと働くお糸を見て、綾太郎は彼女に惹かれはじめるが―(「藍の糸」より)。大好評、連作短篇時代小説。待望の第二弾!!

    3月5日~8日

  • いろんな角度から描かれてるからおもしろいけど、主人公、誰やねん⁈

  • 余一大活躍の巻。次回作気になる!

  • しょーこちゃんに借りた

  • 出てくる女性陣の感情に若干いらだちや腹立ちさを感じるけど、気持ちのまっすぐさが何とも言えません。
    またやはり余一の眼力の素晴らしさに脱帽です。

  • 今回は前回よりももっとほろっとするところが多くて、キャラクターたちにもっと愛着が湧きました。

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著者プロフィール

早稲田大学教育学部(講談社文庫初期の傑作『古典落語』を編んだ興津要のゼミ)卒業。横浜在住。2007年、第2回小説NON短編時代小説賞で「寝姿指南」が最終候補になり、08年、「素見」で小説宝石新人賞を受賞。若き町医者を描いた初長編『刀圭』と、受賞作を含む短編集『ひやかし』が好評を集める。祥伝社文庫既刊に『江戸の茶碗』『酒が仇と思えども』。著書に「着物始末暦」「大江戸少女カゲキ団」シリーズ、『うき世櫛』『御徒の女』『神奈川宿 雷屋』などがある。

「2022年 『吉原と外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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