女の機嫌の直し方 (インターナショナル新書)

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797680089

感想・レビュー・書評

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  • 20180314
    めちゃおもろかった。よくあるやつをよりファクトベースで科学ちっくに書いてる本。100へぇ〜〜

  • 会社の先輩に勧められて読んだ一冊。なるほど非常に参考になった。とにかくキーワードは「共感」。

  • 男の人が読む本なのね・・・と読み始め、でもとても沢山『この台詞聞いた事がある』と思う箇所が。こんなわたしとの日々のやり取りがうまく出来ない彼が、キチンと仕事できている事が不思議でならなかったけれど、少し分かった気がして、何も言わずに機嫌良く、美味しいものを作ろうと思いました。

  • 女性AI研究者から見た「男性に多い脳」と「女性に多い脳」の特徴と差異に関する本。(全てに当てはまるわけではなく個人差もあるけど、傾向としては男性に多い脳と女性に多い脳の話)

    ・男性脳は「ゴール指向問題解決型」で女性脳は「プロセス指向共感型」で会話の方向が真逆(男性脳は結論を言ってから経緯を話し、女性脳は経緯から話して結論に至る)
    ・男性脳にとっての「検討する」は「複数のものを比較検討すること」で、女性脳にとっての「検討する」は「一つのものを感じ尽くすこと」

    など、興味深い話が多かったです。
    また、著者が長年脳に関する研究を行っている上で実感した話ということで、ある程度の信憑性もあるように感じました。

    私は女性ですが、「自分が今なんで不機嫌なのか」「なんで怒ってしまうのか」というなかなか他の人に説明できない現象がこれまで起こっていた理由が、この本を読んでストンと理解できました。女性にもおすすめしたい本です。
    (ちなみに、個人的には、タイトルの「女の機嫌の直し方」の章より手前の脳の差に関する章の方が面白かったです。)

    二種類の脳や考え方の傾向があるということを知識として留めつつ、「この人は男性脳だから」「この人は女性脳だから」ではなく、一個人としての「相手」と「自分」で会話ができればいいなあと思います。

  • 男脳と女脳の違いが注目されだしたのは、21世紀だったのに驚き。
    明らかに違うのが認識されずに、男性が「女性活躍」なんて言ってみても説得力ないな〜。もっと違いが当たり前に浸透したら良いと思った。
    AI開発者の理系女性だからこそ、両方の違いを認識できたのかも。

  • AIの今後を考える上では非常に重要なヒントがたくさん書かれていました。特にVUIがキーとなるAIの利用用途によっては、この内容をしっかり踏まえる必要があります。

    図書館で借りて読みましたが、自分で買い、手元に置いておくことにしました。

    唯一の問題は、タイトルだけ読むと、内容を知らない人に誤解されやすいことですかね…

  • 女性の思考回路を論理的に語った本。女性が読んでも面白い。あるあるーって共感から、気をつけなきゃなと非常に思うことがたくさん。
    男性社会での立ち振る舞いを考えるのにも参考になる本だった。

  • 少し断定調が強いところもあったが、とても面白く参考になった。

  • P158
    「きみにそんなこと
    言わせたのが悲しい」
    (№.1ホストの魔法のことば)

    =「あなたのいうとおりだね」
    ------------------
    や行
    「やれやれ」…珠玉のひと言
    「やっと」
    「ようやく」
    「ゆっくり」
    ------------------
    P97
    複雑が嬉しい女性脳
    (ふわふわやキラキラを愛する理由)
    -------------------
    なるほどと思うことがたくさん。
    脳から言及してるところが新鮮。

    昔から「女性と男性の違い」みたいな
    話に興味があった。
    でも最近は「ジェンダーフリー」の考え方に
    触れてあまり関心がなくなってきた。

    僕自身女性脳に近いのか
    育児や家事が苦にならないのだ。
    ただやっぱりこの世には
    男と女がいて、そのやりとりには
    何かしら興味深いものがある。

    「男だから」「女だから」という
    言葉や前提は使う必要がないと
    いまではいい切れるが
    「本来的な相違」から考察する
    というのは面白いと思うし、
    知っていて役に立つ気もする

    作者も
    P66で、脳に性差がある。
    (脳梁は女性が太く、男性が細い)
    でもそれが差別になる時は
    脳に男女差はないとあえて主張する
    と言っている
    ---------
    P79
    (女性は)他人の体験を
    自分のものとして取り込み、
    見出しをつけるため「共感」する

    ↑女性の共感には2つの意味がある
    ①余剰不安の解消
    ②見本としての見出し

    P81
    女性脳は共感しても
    されても利があるので
    共感したいしされたいのである

    ↑重要
    ---------------------
    P97
    複雑が嬉しい女性脳

    P117
    左右脳連携を断つことで、脳を最大限に
    活性化できる男性は、
    座禅によって無我の境地に至ることで
    脳を強化してきた

    P118
    しかし女性はその真逆。
    美味しいものを食べ、
    エステテックサロンに行って
    心地いい皮膚感覚をもらうと
    脳が最大限に活性化される

    P119
    女性脳を活性化するなら
    「心地いい」がキーワードだ
    ------------------
    P124
    「検討する」の意味
    女性…感じ尽くす
    男性…比較検討

    よって
    女性…類似品を検討
    男性…似ていないものを並べる

    女性…ひらめき、気づき
    男性…効率
    ------------------
    P134
    いじるってことは
    相手に関心があることの証しだから
    十分な共感のあとのそれなら
    悪い気はしない

    P134
    共感欲求が高い女性脳は
    共感してくれる存在を
    けっして手放さない

    P141
    成果を褒めるより
    経過をねぎらう
    -------------------
    P40
    女性は
    「感情の一部がことさら強く働き、
    共感によって余剰ストレスを
    解消するメカニズムで
    日常の自己保全情報を獲得しているので
    周囲の共感が得られなければ
    余剰ストレスの処理に失敗し
    感情的になるように
    見えることがある」

  • 女性はプロセス指向共感型、男性はゴール指向問題解決型、共感を求めて会話をする。男は、問題解決のために会話する。

    隣のおばさんと同等に扱ってはいけない。

    メスは自己保全のために、危険な事態により反応する。
    オスは、危険を顧みないほうが狩りができる。

    人に利き手、利き足、利き目があるのは、脳に優位半球があるから。それは競合を避けるため。とっさのときに、どちらを使うか。

    男性は納涼が細め、左右脳連携が頻繁ではない。
    生後8か月で、3メートルの鳥瞰がある。

    働く車が好きなのは、鳥瞰があるから。
    女の子が人形が好きなのは自分が気持ちいいから。

    女性は共感で回っている。

    「朝の天気予報で言ってたろう」「医者いったのか」は禁句。

    感情を伴った記憶は、0.6秒で思い出す。=過去のことをいつかでも言われる。

    女性の目線は半径3メートル。男性は空間認知力。
    生産現場を俯瞰して楽しめるのは男性。

    男性漫画は公平で努力するものが勝つ。女性漫画は依怙贔屓でできている。

    妊娠できるメスのほうが人気が高い。

    修行系セミナーは男性に向いている。

    ウルトラマンの妻になったら、と思い浮かべる。ウルトラマンは仕事の愚痴はいわない。

    相槌を打つ。
    いきない結論を言わない。
    察しない=大切に思っていない。

    男にとって、察しない、のは相手のあら捜しをしないという鷹揚さの表れ、女にとっては、無関心の表れ。

    仕事の話をしないのは、無関心と思われる。

    一緒にいる意味がない、と思うことが離婚の原因。

    君にそんなことを言わせたのが悲しい、またはあなたの言うとおりだね。というセリフをマスターする。

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著者プロフィール

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)
1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。
(株)富士通にて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社、民間の研究所を経て、2003年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している。人工知能研究を礎に、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家としても活躍。著書に『恋愛脳』『成熟脳』(新潮文庫)、『人間のトリセツ ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』(講談社+α新書)、『定年夫婦のトリセツ』(SB新書)、『息子のトリセツ』(扶桑社新書)、『思春期のトリセツ』(小学館新書)、『恋のトリセツ』(河出新書)など多数。

「2022年 『女女問題のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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