- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822289973
感想・レビュー・書評
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さらっと総花的。あまり深い内容までには至っていない。
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東2法経図・6F開架:KW/2019//K
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倒産した会社の事例を紹介してくれている本
その会社が繁栄し、凋落していった事例を事実ベースで述べている本ではあるが
基本的にはいくつかの複合要素、外部環境や内部要因、マネジメント、競合の台頭など様々な要素であり
おそらく一概には言えないが、大きく数個の論理にまとめている
知っておいて損はない一例に出るような内容なので、抑えておけると良いかもしれない。 -
文化放送
「村上信五くんと経済クン」
ゲスト 荒木博行 さん
(2020年1月18日放送) -
分析が薄いというか絞りきれていない印象。
公開情報のみでのまとめなので仕方がないところもあるが、硬派なジャーナリストの深堀りルポみたいなのを期待すると拍子抜けする。
また、読み手の間口を広げようとしたためなのか、財務の数字からみたおかしさ、ヤバさを指摘する記述も少ない。
それから、あとがきでの総括では、総じて「戦略的」ではなく「短絡的」であったことが各社の倒産の原因としているが、少なくとも林原については逆のような気が。 -
ここまで身もふたもない経営分析も珍しい。失敗事例のオンパレードです。
コダック、そごう、山一証券など、一度は業界のトップを貼った大企業が、いかにして倒産に陥ったかをケーススタディした一冊です。
同種の書籍はいくつかあるけど、経営学的な視点から分析・一般化していることがポイント。
例えば、株価低迷を補うために行った粉飾決算が明るみに出たことで倒産したワールドコムについて「問題の本質は不正会計ではなく株価に依存せざるを得ない戦略にある」と分析を行うなど、ただの事例集やドキュメントに止まらない魅力があります。
収録されている中で、私のお気に入りは英会話のNOVAの倒産ストーリーです。
レッスン料金の一括購入制で営業コストを圧縮、格安の英会話教室を展開していたNOVAですが、大量に顧客を詰めすぎて教室の開設が追いつかず、レッスン予約が取れない事態が発生。
レッスン解約を申し出る受講者の解約手続きにも、法令違反が認められ(これもスタッフ教育が追いついていないためだと思うけど)、生徒も講師もスタッフも離れていって経営破綻に陥ります。
前金でお金集めたけど、経営力が追いつかないから、サービス履行できなくて失敗しちゃう。
まるでこち亀の両さんのビジネススタイル(?)を見ているようです。
(ちなみに、私自身も当時NOVAの生徒で、20万円近くお金が消えたけどね)
NOVAに限らず、この本に出てくる倒産企業の多くは、利益が出ている時(調子がいい時)は問題ないけど、いざ経営が苦しくなると、弱点が露呈して致命傷になります。
大企業に限らず、普通の会社や、あるいは個人のプロジェクトでも、弱点をしっかり把握しておいて、いざピンチにおいいった時には、弱点を守れるようにしておかなくてはいけない、という教訓を感じます。
大企業のビジネスパーソンも、破産しちゃいそうなユーチューバさんも、プロジェクトに取り組む社会人には是非読んでいただきた一冊です。 -
過信 傲慢 思い込みを無くそう
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内容はあまり深くなく調べればわかる範囲だと思うが、わかりやすくまとまっていて読みやすかった。
また、それぞれの事例について学ぶポイントをまとめているのもわかりやすく良かった。 -
カジュアルなタイトルですが、いわゆる失敗学の書籍です。25社の事例を大分類2つ小分類5項目に分類して、まとめられています。各事例末ごとに3要点程で、まとめが掛かれていて、ライトな内容で非常に読みやすいです。(集中すれば、2,3時間では読み終わる文量)
非常にライトで、あっさりと読み終わるけども、咀嚼反芻して、何度も何度も読み直して、「自分が今陥っているミス」に気づくために良いな!と思いました。