「おなかのカビ」が病気の原因だった (日本人の腸はカビだらけ)

著者 :
  • マキノ出版
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837613213

作品紹介・あらすじ

★一度でも抗生物質を使った人は要注意! 発酵食品のとりすぎに潜むワナ
「食後、異常におなかがはる、ガスがたまる、眠くなる」
「すぐ甘いものが欲しくなり、買い物に行くと、知らず知らずかごにパンや甘いものを入れている
「頭がボーっとして集中できない」
 というかたはいませんか? さらに、
便秘・下痢・腹痛、慢性的な皮膚トラブル、頭痛、関節痛、記憶力の低下、倦怠感、抑うつ、肛門や陰部のかゆみ、生理前の不調
などの症状に悩まされていませんか。それは、あなたの「おなかのカビ」のせいかもしれません。
 実は、どんなに健康な人でも、おなかのなかにカビはいます。このカビが、さまざまな理由によって、異常にふえることがあります。すると、上記のような症状が起こってしまうのです。
 おなかのカビがふえる理由として、特に重要なのは以下の3つです。
①「抗生物質(抗菌薬)」の乱用
②発酵食品のとりすぎ
③日本の気候と住居
 このように、日本人は特におなかにカビが増殖しやすくなっています。
 本書には、おなかのカビのチェックリストから、自力でカビを退治する方法まで網羅されています。病院の薬ではどうしても治らない不調を抱えている人にお勧めです。

感想・レビュー・書評

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  • うちもカビだらけなので、これは気を付けないといけないかも、です。
    カビに操られると、甘いものが欲しくなる(脳が操られる)、というくだりですが、生命(生物)の神秘というか、すばらしい(カビにとって)システムです。
    自分が欲しい栄養素を、他の生物を操って持ってこさせる、そんなことがカビにできてしまう。奥が深い。

    これを原因とする体の不調は病院ではなかなかわからなく、仮に行ったとしても悪化させるような薬を処方されることが多いと思われます。自分で勉強するしかないので、これは良書ですね。

  • 病院に行っても原因がわからない、体に良い食事を採っているつもり、なのに体調がすぐれないのはなぜ??多くの日本人が感じているであろう疑問の答えが、ここにあると思う。
    腸は体の免疫力の7~8割を担うが、腸内にカビが大量発生してしまうと、日和見菌が悪玉菌の働きをしてしまう。免疫力が落ち、さらにカビが増えてしまうという悪循環に陥いる。
    腸ではセロトニンがつくられるが、メラトニンはセロトニンを材料としてつくられる。腸にカビがいると、睡眠まで阻害されてしまうのか。。
    おなかにカビがいると低血糖が引き起こされ、異常な甘いもの好きになる。甘いものがやめられない人は、おなかのカビがそおうさせているかもしれないとのこと。パン、ピザ、ケーキ、クッキーなどの小麦製品、特にパンには小麦も砂糖も入っていて、おなかのカビの大好物。巻末に、おなかのカビを退治し症状が改善した方の例が載っていたが、ほとんどの方がパンを食べていたようだ。パンを食べる日本人は多いと思うが、これがカビの原因になっている方はきっとたくさんいるはず。
    遺伝子組み換え食品(GMO)は抗生物質と考え、食べないこと。日本では規制が緩く、GMO商品があふれているようだ。GMO食品を採らないよう注意しなければ。しかし、なぜ日本では一部の食品をのぞき、遺伝子組み換えに関する表記をしてはいけないなどという決まりがあるのか。わざと毒を国民に食べさせようとしているとしか思えないが。。
    カビを増やさないために、甘いものを控えること!これが大事。1か月ほどは断ったほうがよい。ステビアやら羅漢果は血糖値を上げないので代用するとよいそう。ただ、アステルパームは有害なのでとってはいけない。
    パンやめんなどの炭水化物を減らすことも大事。カビの餌になってしまうから。小麦・砂糖・牛乳には中毒性があるので要注意!コメ、イモ、ソバは比較的安心。
    化学調味料、人工甘味料、着色料、香料などの食品添加物も腸にダメージを与える。プチ断食(朝食抜き、一日一食など)もよい。パンと牛乳と砂糖を3週間やめて体調をみてみると、実はおなかにカビがいたことがわかるかもしれない。


  • リーキーガットになる要因をわかりやすく解説
    化学物質過敏症、低血糖症

    抗生物質を使わない
    カビ毒、マイコトキシン

    遅延型アレルギー検査、有機酸検査

    炭水化物、甘いもの避けて換気

    統合失調症や自閉症も腸で改善が日本でも例出ている

  • 味噌も醤油もみりんもお酒も塩麹も甘酒もみんな麹さまのおかげ。だけど麹さまもカビの一種で、体質、体調、食べ方などなどによっては必ずしも体に良いとは言えないという、健康オタクにはなかなか気づけない視点をいただきました。
    過ぎたるやなお及ばざる如し。

  • 不定愁訴の原因を腸内のカビ(真菌)が原因とし、原因と対策を説明した本。そもそも真菌と細菌の違いも知らなかったのでそうなんだ〜という感じだった。
    メモ
    ①カビの弊害
    低血糖(カビが糖分を食べてしまうため)、有害物質を生成、自己免疫疾患(カンジタへの抗体が内臓や脳を攻撃)
    ②原因と対策
    住宅のカビ(おなかのカビの悪化原因)対策
    抗生物質(腸内環境のバランスを崩す)乱用しない
    甘いもの(カビのエサになる)摂らない
    カビが発生しやすい小麦大麦・砂糖・外国産果物アルコールを控える
    抗真菌作用あり:にんにく、梅肉エキス、ローズマリー、シナモン、リンゴ酢等。
    サウナなどで体温を38℃以上にすると免疫力が高まり腸内環境改善

  • 図書館で借りたが、読めずに返却。

  • ・菌により身体が不調になる
    ・基本は腸活食だが、発酵食品も取り過ぎNG
    ・ハーブ類の摂取で菌を減らす

  • コーヒーやめてみよう

  • 大体知っている内容で、やはり一番のカビの原因は抗生物質。
    体質にもよるが体力が落ちてるときや体調が悪いと感じるときは発酵食品や甘いもの、炭水化物を避けると改善される場合がある。
    カビというと発酵食品のイメージしかないが、炭水化物、特に甘いものはカビを増やす。
    小麦、砂糖、ナッツ類、チーズ、キノコ類、外国産の果物(バナナ、パイナップルなど)、人工甘味料、など。
    自分の身体を守るのは自分。正しい知識を持ちたい。

  • タイトルに驚いて読んだ。まずは自分のお腹にカビが増殖しているのかを把握した上で、発酵食品をもっと食べるかどうか決めたい。また、カビを吸い込まないように、部屋の換気を行いたい。

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著者プロフィール

関西医科大学卒業。医学博士。腎臓内科専門医。総合内科専門医。葉子クリニック院長。
全人的な医療に基づき、自然医療や漢方・機能性食品などの補完・代替医療と西洋医学、心のケアなどを統合的に行い、難治性の疾患の診療を行う。主な著書に『パンと牛乳は今すぐやめなさい!』『発達障害にクスリはいらない(国光美佳氏との共著)』(マキノ出版)、『薬膳酵素ごはん』(ユサブル)などがある。

「2023年 『腎臓をよくする食事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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