コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる (コーチ・エィ監修コーチングシリーズ)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2002年7月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887592056
感想・レビュー・書評
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2023.06.16 社内読書部で紹介を受ける。
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久々に感銘を受けました。読む前はかなりソフトで抽象的な記述が多い本かな、と予想していたのですが、意外にも理論として整然としている感じを受けました。しかも納得する点が多々ありました。
日本企業はマネジメント施策を導入してもそれが機能しないと施策そのもののせいにしがちです。果たして本当にそうか?本当の問題は施策を運用する人間にあるのではないかと思います(まるで新車を買ったが快適にドライブできないのを100%車のせいにしているかのよう)。コーチングはこの問題を解決するのに用いられるのではないかと感じました。全ての企業人はこの本を一度は読むべきだと思いました。 -
コーチングの総括本として何度も復習したい。
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コーチングのみならず、人とのコミュニケーションの取り方、内省の仕方、自己成長の仕方にも有益な本。
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コーチングについて理解を深めるために読んだ。おすすめできる人は、「コーチング受けてるけど、どういうふうに生かしたらいいんだっけ」って思ってる人。コーチがどういう役割の人かとてもよくわかるようになる。
逆に、コーチングのメソッドを知りたいとかであれば、もう少しいい本はたくさんあって、この書籍である意味はそんなにないと思う。
この本に出てくる、ゴルフのコーチの話がとても面白く、示唆に富んでいて、コーチの役割を理解するのにとても役立った。気になる人はぜひ読んでみて欲しい。 -
「必要なのは、何をすべきかではない。それを実際に行動に移す方法である。」
コンサルタントとコーチの違いとしてよく説明されることであるが、コーチは頭でわかっていることと、行動との間の深い溝を埋める作業である。
本書はコーチングについて、ざっくりと体系化された本であるが、この言葉通り、この本を読んでコーチングができるわけではない。
実践の繰り返しによってコーチングの技術は向上する。
私も1年以上かけてコーチングの資格を取得したが、まさに実践の積み重ねであった。
いまだにこの状況でどうすればいいだろう?と悩むことは多いし、仮説を持ちながら日々セッションしているところである。
体系的に学んではいたが、心に残ったトピックがいくつか。
・チャンクダウンの話
ビッグ、ミドル、スモールの3段階のチャンクがあり、それを常に認識し、自由に行き来できるのがコーチとして重要なスキルである。
クライアントとのコーチングで話題がグルグルして表面しかなぞれないのはこれが原因だったとハッとした。今どこにいて、何について話しているのかをコーチ自身が認識していないといけないなと思う。
・エコロジカルチェックの話
人間、実際にうまくいくことって少なくて、うまくいかない時にどうとらえて、どう次の行動に移していくかが重要である。ここは論理がどうこうではなく、心が追いついていないとかって状況もあって、コーチは論理的にものごとを捉えることは必要だが、時に論理で説明できない心について向き合わなければいけない。
コーチングをしている身として、改めて大事なことを思い出させてくれたと同時に、このご時世に必要な鍵を握るスキルだと思う。これからもコーチングを通して、一人でも多くの人の人生を突き動かす、そんな存在になりたい。 -
昨年、コーチ21の方から、
コーチングの初歩を教わったことがある。
あぁ、これだ、と思ったものです。
1970年代後半以降の世代には、
このやり方がいいのだと思います。
初めて部下を持つ人にもオススメ。 -
実践してみようと思う。
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完了感を増やすこと、というポイントが心に残った。