- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903908281
感想・レビュー・書評
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20130318
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「仕方がないな」というかんじで作り始めている、この本にたいするスタンスがやや興ざめ。だけど、京都のカフェのこととか、震災のあとのことがわかって、いろいろとすごい。もっと聞き出せるような気もする。彼らの今後に期待。
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どこに生きるか、何をするか…私が今まさに考えなければならない問題のヒントを探しに。
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地方ならでは良さがあります。都会にこだわらなくても地方だからこそ、活かせる自分の働き方あります。本のタイトルはインパクトがあり好きです。内容も地方で活躍する方々にスポットライトをあて話を伺えるのでいいです。地方で働いている人やこれから働きたいと思っている人にはオススメです。
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仕事とは、住むとは何かを考えさせられた。地方だから遅れてるとか、何もないという旧態依然の考えから脱却し、自ら考えて地方で生きる人たちを本書を通じて垣間見ることが出来た。今後の人生の歩みを考える上で、非常に参考になったし、参考にしたいと強く思った。
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地方に生きる、というテーマの本書は、震災直後の東北を巡るというかなり極端な状況の土地からインタビューがスタートする。
”「いつここを去ってもだいじょうぶ」という状態にならなきゃいけない”
"「幸せになりたい」というアイデアを手放しさえすれば、どこでも十分に生きてゆけるんじゃないか。むしろそのアイデアによってがんじがらめに不自由になっているんじゃないかな。"
”「なにもなくても生きていけるぜ」っていう、生きる力っていうのかな、それをすごく持っている人がたくさんいて。”
ハッとする言葉が並ぶ。
とても良い本だ。
しかし、前半のインタビューは、震災のボランティアでの視点というので偏りを生んでいるような気がする。
中には震災の支援をしている自分の行動に満足している、危機的状況の身を置く事で日常での満たされない感じを補填していはしないか、という感じの人もいるような気がする。
なので星3つ。
特殊な状況ではなく、もっと普段の地方の生活に根ざした人の生活感がわかるような内容を期待していたら、後半は秋田に移って地域コミュニティにデザインでもって丁寧に暮らす人達のインタビュー。
"何もないからつまらないんじゃなくて、(都会と)同じようになろうとしていたことがつまらなかったっていうことですか"
もズバリとした言葉だ。
百杯会のエピソードは面白い。すごく身近なムーブメント。
その身近さは九州の田北氏のインタビューにもある。将来こうなりたいというものがなく、すっと入って仕事をしていく田北氏の姿勢。
鹿児島のしょうぶ学園の障害者の作るものを森に例えての描写は視点の転換をもたらす。
”望ましさに応えるために頑張るのではなく、本人が本人と応答するようなあり方。生きている自分への責任を全うすること。”
うん、面白くなってきた。
最後の星川氏へのインタビューは少しスピリチュアルなきらいが強い。
いい本だ。
星4つ。 -
ちょっとここ最近気になっていたテーマのこと。外から溶け込むには専門性を持たない、地域の人が望むことを探すことの大事さ。あまりにもの自然礼賛が鼻につくかなと思ったものの、東京vs地方の構図ではなくなってきてることを改めて感じたりしますねと。
お金が要る重力の違いなだけかなと。 -
被災地で活動をしている方々への震災直後のインタビューと、九州でその土地に生きている方々へのインタビューとをまとめた本。
タイトルは非常に魅力的です、タイトルは。
よい問いかけがたくさんあるんですが、思っていたのとはちょっと違う、残念。
東京にしがみつかなきゃいけない理由なんてひとつも無いんですけどね、3年後の姿を全くイメージできない私には重い一冊でした。