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樹木たちの知られざる生活: 森林管理官が聴いた森の声 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- ペーター・ヴォールレーベン
- 早川書房 / 2018年11月6日発売
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興味深い内容でした。
植物は社会を作る…
木は隣にあら同じ高さの木の枝先に触れるまでの範囲でしか自分の枝を広げない。(ブナ、モミ、トウヒ、ベイマツ)
害虫が来ると、天敵がすかな匂いを発散する。樹木なはコミュニティが必要である。
「へーそうなんか!」という内容ばかり。
こーいうこと、小学校の教科書とかで知らせてあげたいよ。
調べてみたら、
日本の国土の67%、2/3が森林。
そのうち5割が天然で4割が人口林。残りは無立木か竹だそうだ。
国土の森林率は、フィンランド、スウェーデン、日本と3位の森林率だ!!
もっと、樹木のこと知っておいたほうが良いよね。大事にしないと…
2022年9月1日
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日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか
- 小室直樹
- 徳間書店 / 2000年6月1日発売
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今読むべき本かも…宗教を知るには必本かも…
2019年10月3日
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いま日本人に読ませたい「戦前の教科書」 (祥伝社黄金文庫)
- 日下公人
- 祥伝社 / 2018年7月12日発売
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新装版 鼠―鈴木商店焼打ち事件 (文春文庫) (文春文庫 し 2-32)
- 城山三郎
- 文藝春秋 / 2011年12月6日発売
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再読。
城山三郎の「人間の記憶はあてにならない。記憶の中からは、もはや一つの真実というものは掴み出せない」と書き記す彼の小説は面白い。
朝日新聞の誤報道を聞くにつれ、この小説を思い出す。
鈴木商店は、大阪朝日新聞の攻撃から悪者に仕立てられた。
第二次世界大戦後に、最も多く経済閣僚を出したのが、鈴木系だと書いている。
これだけの会社を潰す必要があったのか?
考えさせられる内容である。
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白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい
- 小山鉄郎
- 共同通信社 / 2006年12月18日発売
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ブックオフで見つけた。立ち読みではじめにを読むと、「日本語は漢字と出会って初めて、さまざまな考えを概念化することができるようになったのです。」と書いてある。
これは、凄いことである。
漢字学の第一人者の白川静さんが、体系から教えてくれるのならば、読まなきゃなるまい。
2019年8月19日
2019年7月23日
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ゆっくりゆっくり笑顔になりたい―知的発達障害のある人にスポーツの場を提供するスペシャルオリンピックスという活動
- 大宰由紀子
- スキージャーナル / 2003年12月1日発売
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障害というのは、各個人に属する特性ではなく、個人と個人を取り巻く環境が接する時に生じる問題である。
障害は、その人自体が持っていたり、その中にあるものではなく、周囲と接触するときに生じる問題だ。
この文章に、赤線引きました!!!!
2019年8月25日
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子どものトラウマ (講談社現代新書)
- 西澤哲
- 講談社 / 1997年10月20日発売
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高校生の必読書に指定しても良いかも。知識として入れて置くべき内容です。
2019年7月23日
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中国化する日本 増補版 日中「文明の衝突」一千年史 (文春文庫 よ 35-1)
- 與那覇潤
- 文藝春秋 / 2014年4月10日発売
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安易な最近の「中国化」という言葉につられ、つい手にした本であったが、歴史を振り返り、未来を考える意味において必読。
著者曰く、世界で最初に「近世」に入った地域は宋朝の中国だそうだ。(東洋史家の内藤湖南も宋代以降を近世)
宋に於いては、貴族制度を全廃し、皇帝独裁政治を始めるが、経済、社会を自由化。
科挙、殿試、郡県制、青苗法、朱子学。
火薬、羅針盤、活版印刷。
宋で導入された社会の仕組みが、実は全世界でも現在まで続いている。
日本は唐までは中国から学んでいたのに、何故にそこからは学べなかったのか?何故グローバル化できない?
日本史をこの観点から現代まで語っている本。小泉政権まで語ってくれているので後半も楽しめた。
始まりは、西日本に中国宋商人が出没し平清盛が中国宋システムを導入しようとするが、これに対し関東坂東武士の源氏は現在利権を主張反対。
中華文明と日本文明の衝突。
メモ
欧州において、人権概念の基礎は、中世貴族の既得権益から始まる。下位身分のものと分けあっていくプロセスで生まれた。
現在中国について、宋朝の時代に特権貴族なんかなくなっているわけであるから、人権の概念は薄く市民革命なんて起きるわけがない。
日本人の好む陽明学について...動機だけみて結果を考えない。妥協知らず突き進む。正は正とする。(廃仏毀釈、靖国史観、征韓論)
戦後の絶対非武装主義は戦中の1億玉砕思想の裏返しともなる。
中国→文官優位の社会。
よい鉄は釘にならぬ、よい人は兵にならぬ。
世界普遍的な道徳の体現者としてふるまう。
しかし、アメリカニズムに相当する普遍理念がない。
太平洋戦争は日中戦争とそのオマケ
漢字とコーランは最古にして最強なモジュール製品である。
「封建遺制」他人の得は自分の損と思い込む百姓根性
2018年5月29日
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反共感論―社会はいかに判断を誤るか
- ポール・ブルーム
- 白揚社 / 2018年2月2日発売
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2018年3月15日
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翼 (テーマ競作小説「死様」)
- 白石一文
- 光文社 / 2011年6月18日発売
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2018年3月9日
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世界のかわいいきのこデザイン (紙ものきのこ図案帖)
- 飯沢耕太郎
- DU BOOKS / 2016年1月9日発売
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図書館で眺めていたらみつけた本。
「きのこ」はカビの花といわれているが、世界中でこんなに愛されてるのか~と実感。楽しめました。
2018年2月20日
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NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる―最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方
- フローレンス・ウィリアムズ
- NHK出版 / 2017年7月25日発売
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2018年3月6日
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小泉信三全集〈第15巻〉 (1967年)
- 小泉信三
- 文藝春秋 / -
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2018年2月4日
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ーーー今の日本反省ーー
①日清日露戦争において
士族出身 教育も薄い
国際法が忠実に守られた
モラルバックボーンがある人間
強い義務心こころを持っている→西洋においては宗教、哲学によって養われる。
②太平洋戦争において
帝国大学出身
普通選挙も始まっている
憲法があり、議会があり、新聞雑誌がある
国際法が守られていない
★★兎も角も何物か心に守るところのある国民となること。
★★礼節を守る心は道義を守る心と相通ずる。
例..ハーバード大学における300年記念式の雨の
事例 2時間濡れたまま
★★「孤独の精神」
利害を顧みず自ら信ずるところを守り、案じてそれに殉ずる精神
卑屈の小人があらぬところに権力者の意向を忖託し、小心翼々これに迎合せんとして却って人を誤り国を誤る惧れのあるころは、昔も今も変わりはない。
★★正を正とし、邪を邪とし憚らぬ道徳的勇気をもつところに、そこに始めて真の自由の保障がある。
日本における自由主義の虚弱ということと、日本の官学主義とは関係がある。
ーー平和論ーー
中立問題を論ずる時には戦争の場合を頭におく
中立は他国の強迫によって侵害されても失う
日本の中立には、米、ソ両陣営の保障がなければならぬ。
防備を確実にして、他の侵略を誘わぬこと。ただし、一国の国防は他国の国防を促し、或いは発火に導くかもしれない。
対共産国との関係上、好機会到来と感じさせないようにする。再読了日:2018年2月8日
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うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち
- 田中圭一
- KADOKAWA / 2017年1月19日発売
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「うつ」わかろうとしても、健常者にとっては症状じたいが理解できないこともあり、どうして良いのか迷うことが多かった。ちょっとでも、生の声が分かればと思い手に取った本。
うつになった人、各々の原因と症状が説明されている。
文章だけじゃなく絵でしめされていることで、イメージしやすかった。
「うつは心のガン」であるという。
よく耳にしていた「心の風邪」は、なんと軽い響きでしょう。この本で、少しでも多くの人がうつについて知ってほしい。
中学生あたりの必読書に加えてほしいです。
こんなに自己肯定感は大事なんだと知れば、相手をむやみに否定できまい。
2018年1月20日
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一〇五歳、死ねないのも困るのよ
- 篠田桃紅
- 幻冬舎 / 2017年10月12日発売
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2018年1月20日
これ、社会学部の卒論読んでるみたいでとても良かった。
題名は「消費社会」かな?
全て実生活から述べられ説得力が半端ない。
語り口も柔らかく、このての話題本によくある説教臭くもなく、笑いのエッセンスも散りばめられて、私的には今年一番な本となりそうである。
単純明快に考えさせられた。
今の日本の現状をよく捉え、現状を知る上で必要な本。
実はとっても真面目な本である。
是非とも文庫化して皆様に読んでほしいです。
2017年12月25日
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ドライバーレス革命 自動運転車の普及で世界はどう変わるか?
- ホッド・リプソン
- 日経BP / 2017年2月24日発売
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2018年3月16日
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日教組 (新潮新書 397)
- 森口朗
- 新潮社 / 2010年12月17日発売
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教育に携わる人ならば、読んでおきましょう。
いろいろ問題があるだろうが、日教組と長い間馴れ合っていた自民党が一番問題のような気がする。どうにかできたものであろうが....。
罪は大きい。
2018年1月3日
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樹木たちの知られざる生活: 森林管理官が聴いた森の声
- ペーター・ヴォールレーベン
- 早川書房 / 2017年5月24日発売
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なかなか興味深く楽しく読めた。
菌類が情報ネットワークにより繋がっていると読み知っていたが、樹木たちも複雑なネットワークを持ち社会を作っていると述べられている。弱いものを守る社会が存在するのだそうだ。
芳香物質、視覚、電気、音が木の言葉である。
自然界での木は、隣にある同じ高さの木の枝先に触れるまでの範囲でしか自分の枝を広げない。空気や光の領域を侵さないためである。(植林地では違う)
しかし、品種改良した植物ではコミュニティネットワークがなく、害虫に弱いそうだ。
若い頃にゆっくりと成長するのは長生きするための必要条件であり、野生の樹木は100歳前後でも鉛筆ほどらしい。
「フィントンチッド」抗生作用を持つ物質も見つけられ、樹木が身の回りの環境を消毒してることもわかっている。
2018年1月3日
2018年1月3日
橋本治さんの相変わらずの文章にニヤリです。
正解のない今の世界に迷える私達に必要なものは、ズバリ....。何だ.!? 負けない力!?
そもそも、こんなふうに簡単に何だ?何だ?と正解を求めようとする私が×××。
考えよう。
きちんと積み上げて正解の根拠となるものが見えるまで。
2018年1月3日