- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048653923
作品紹介・あらすじ
私と賭けをしませんか? あなたは何度も考えたはずです、「この醜い痣さえ消えれば、あの子と両想いになれるかもしれない」。では、実際に痣を消してみましょう。それで恋が成就すれば、賭けはあなたの勝ちです。
感想・レビュー・書評
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読みやすくてサクサク進んだ1冊。
千草の存在が苦しかった、、
青春と言ってしまえばそれまでだけど
なんだかんだ千草が一番怖い存在に感じてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
突然鳴り出した公衆電話にでると、知らない女から賭けを持ちかけられる。小学校の同級生・初鹿野唯と恋人になれば顔の痣を消すが、恋人になれなければ泡となって消える。何故か顔の痣は消え、初鹿野の顔に痣ができていた。さらに荻上千草と仲良くなり、さあどうなるかと思ったら、唐突に終わり。『君が電話をかけていた場所』に続く。
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君が電話をかけていた場所
僕が電話をかけていた場所
二作合わせて完結する物語
一作目を読了
「顔にできた痣」のせいで卑屈に暮らしていた少年と、地域でも目立つ才色兼備のクラスメイトの少女
二人は孤独を抱える同士として、支え合っていた。
別々の中学校に進学し
高校に入ったところから物語が始まる。
突然鳴り出した公衆電話に出ると……
いや……それより
「荻上千草、どうか幸せになってくれ」の一言に尽きる…
次巻へ -
面白い!次作の結末が楽しみです。
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少年深町陽介と彼の幼なじみ初鹿野唯が、小学校から高校までの互いの時間軸の中、顔の痣に関する出来事の中で動くストーリー。
受話器の謎の女の賭けに乗るかたちで新生活をスタートさせた深町。不良だった中学時代の過去を捨て、平凡な高校生になるはずが…。
彼を取り巻く環境、関わる人物、そして変わってしまった初鹿野。
非現実な出来事と、よくある10代の若者の日常。スムーズの物語を読む事が出来ました。千草さんは健気ですね。
前編という扱いなので終わり方も唐突。
最終的な感想は後編読んだ後ですね。 -
2017.11.2 読了。
ああだったら、こうだったら、と思うことがたくさんある。コンプレックスのない人生。ある人生。どんな自分だったら自分を好きになれるんだろう。 -
これさえなければ…という自分の欠点を消してもらう代わりに恋を成就させる賭けなんて、どこからどう見ても人魚というよりも悪魔。
でも、確かに“~さえなければ、~であればもう少し~になれるのに”とは何度も考えたことがある。
大事だからこそ自分は彼女に恋をする資格がないと考えるなんて、健気だがもどかしい。
それにしても痣さえなければ、イケメンで頭もよくて美少女クラスメイトと仲がいいなんて、もうそれだけで泡になってくれと願うレベルのスペック。羨ましい。
もう、賭けなんて考えないで高校生活満喫すればいいのに。 -
ブクログさんの献本企画で頂きました。
まだ途中ですが、賭けの行方が気になるところ。
9月発売の「僕が電話をかけていた場所」へと続く小説のようなので、次は買わないといけないかな。 -
ひどく屈折したボーイミーツガール。電話越しに心をぶつけ合うラストは良かった。後編も楽しみ。