- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048916073
作品紹介・あらすじ
『-人生相談があるの』あれから色々なことがあった。隠していたエロゲーが見つかって、バカにされるかもって怯えたこと。昔の兄貴の面影に、思わず人生相談を切り出したこと。アイツは親身になって、大嫌いなあたしのために、オタク友達を作ろうとしてくれたっけ。オフ会で孤立したときも、親友と絶交しちゃったときも、留学先で落ち込んでいたときも、お父さんにエロゲーを捨てられそうになったときもそう。あいつはいつだって一生懸命、あたしを護ってくれていた。だから、今さら『なんで』なんて聞かないでよね。人生相談から始まった、どこにでもいる兄妹の、ほんのちょっぴり特別な、物語。ずっと隠し続けてきたあたしの秘密を、いま、明かそうと思う。
感想・レビュー・書評
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読み進めるごとに切なくなる。。
もうこれで完結するとか悲しい。
もっと続いて欲しかった。
自分の中では神作品でした。
もう、これを超えるラノベには出会えない。 -
完結。
非常に後味の悪い終わり方だけど、上手く終わらせたと思う。
後味は悪いが、これぞトゥルールートと感じた。
とりあえず、唯一嫌いな地味子エンドにならなくて本当に良かった。
地味子はねぇ・・・ホント感じ悪いねぇ。
都合の良い幼馴染の仮面の下に隠されていた顔も実は仮面で出来ています、見たいなイメージ。
仮面を作っているうちに、素顔も仮面になってしまった、みたいな。
地味子視点で見れば、ボタンを掛け違えたまま最悪のルートに突き進んでしまったんだと思う。
ほんの少し要素が変われば、地味子の望んだ結末にたどり着けたんだろうけど、やり方が腹黒すぎる。ざまぁとしか思えない。
もう少しこいつが純粋だったなら、間違ったルートには行かなかっただろうに。自業自得。
地味子がもっと感情のままに行動する、可愛気のあるキャラならあんなことにはならなかっただろうに。
地味子は決して悪いキャラクターだとは思わないけど、こいつのどろりとした内面を突きつけられると嫌悪感しか沸いてこない。
そういう意味でも実に後味の悪い終わり方だった。
でも、面白かった。
他ヒロインルートはゲームなんかで補完できるから、オリジナルのトゥルールートはこれで大正解だったと、思うよ。
最後にもうひとこと。
地味子ザマァ。 -
なるほどねー。京介の戦いはこれからだ…!!あと、ヒロインたちの戦いもこれからだ!!だね。
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その日の内に読み終えてしまいました。
いろいろ批判も多い結末みたいですが、僕自身は納得です。
切なさが漂うところに、ホロリときそうになりました。 -
京介さんのツッコミがキレキレで、端々では大いに笑えたのが良かった。
全体としては駆け足な印象。
もうちょっと一人ひとりを掘り下げた方が良かったと思うけど、ページ数との闘いがあるんでしょう。
エンディングについては、想定され得る中では最も正道な終わり方だったように思う。
作品としては綺麗にまとまったと言って良い。
ハーレムエンドの真裏で、爽快感みたいなものは何もないけど、様式美を感じた。
残念だけどしょうがない、という納得感。
もったいなかったのは、ラスト一巻だけで結末に至るまでの決断を書いてしまった点で、そこに葛藤らしい葛藤がなかったこと。
爽快感のないエンディングに向かってストレスを描くという選択肢は取れなかったのだろうと思うけど、そこをしっかり書いていたら重みのあるラストに出来たのになぁ。
結果として、ラノベらしくない結末をライトに書いてしまうという中途半端な印象になってしまった。
後日譚で短篇集とか出せばいいんじゃないかな。
その時はあやせたんがもうちょっと報われる形で。。。 -
完結!ギャグ満載で、笑えるシリーズだった!