- Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823891
感想・レビュー・書評
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館シリーズにして原点。美しい異形の姉妹に密かに行われる謎めいた儀式、一族の謎。内側へ閉じた館で起こる不可解な殺人事件。ひとつでも興味をそそられるキーワードがたっぷり入っているのだから、これはもうワクワクせずにはいられない。ぐいぐい読み進んでしまう。気になる点といえば、度々入る“誰か”の視点が若干くどいことくらいか。
綾辻氏、有栖川氏執筆のTRICK×LOGIC『Yの標的』に詰まったので、気分転換を兼ねて再読。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
くそうっ!綾辻さん、これはある種の犯罪だよ。思わず、ある箇所で椅子から落ちてしまったよ。
……あの人たちはどうなったんだろう。小さな謎が残ってしまったけど、綾辻さんの面白いさがたっぷりあって楽しめました。
因縁はまだ続くんでしょうか?、と、作者の綾辻さん自身に訊いてみたくなりました。 -
「――あ、やあ。気がついたか、江南君。あまり僕がやきもきする間もなかったなあ。なかなか友達甲斐のあるタイミングだねえ」
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2010.7 再読
館シリーズ集大成。こんなにわくわくしながら読んだのは久しぶり。初めて読んだ時よりも、面白い。それにしてもカヴァーデザインが京極で、見取り図が小野不由美なんて贅沢だなぁ。 -
ミステリ風味のファンタジー?
いまいちもりあがりにかけました、長いわりに。 -
綾辻さん、大好きです(o^‐^o)☆彡
小学生のとき初めて『十角館の殺人』を読んで以来のファン♪
『暗黒館の殺人』は、綾辻さんのこれまでの
館シリーズと囁きシリーズの両方の要素が混じって、
更に一歩階段を上がった感じだった。
綾辻さんの小説は、その世界や雰囲気に惹き込まれる。
そして、私にとってこの『暗黒館の殺人』は
初めて生の綾辻さんにお会いして、お話して、サインを頂けた
とっても大切な、記念の一冊です(o^‐^o) -
視点の移動に困惑しつつ読了。
面白かったとは思いつつ、長さとオチに読み手を選ぶ作品だと思いました。 -
長かったけど読み切れました。待っただけの事はあったと思います。文庫版も購入済み。
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「時計館の殺人」を抜いてついに館シリーズ(というか綾辻作品)最長作品に。もちろん無駄に長いわけではなく、内容も読み応えは充分。文句のつけどころもありません。
十角形の塔、藤沼一成の絵画、といった具合に館シリーズのモチーフが次々登場する、まさに館シリーズの集大成。そして同時に館シリーズ原点でもあるともいえるこの作品は、館シリーズだけではなくすべての綾辻作品の壮大なコラージュといった感があります。囁きシリーズや「霧越邸殺人事件」、「最後の記憶」や「殺人鬼」といった作品すべての魅力がそこかしこに詰まっていて、もう綾辻ファンには堪えられませんっ! ○年間待ち続けた甲斐は充分すぎるほどにあります。
ただし館シリーズを順番どおりに「黒猫館の殺人」まで読んでいないと魅力は半減すると思うので、やはり順番どおりにきっちりと読むことを強くお薦めします。
「ダリアの祝福を」……この言葉がやはり一番魅力的でしょう。文字通り取り憑かれ、呪縛に囚われます -
▼未読/未購入
▼随時更新
上下巻なのでまとめて。
文庫本とどちらを買うか決めてないけど文庫本は4冊だからね・・・。
とりあえずノベルズを登録。