暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.43
  • (99)
  • (184)
  • (384)
  • (48)
  • (10)
本棚登録 : 1449
感想 : 176
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823891

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 館シリーズにして原点。美しい異形の姉妹に密かに行われる謎めいた儀式、一族の謎。内側へ閉じた館で起こる不可解な殺人事件。ひとつでも興味をそそられるキーワードがたっぷり入っているのだから、これはもうワクワクせずにはいられない。ぐいぐい読み進んでしまう。気になる点といえば、度々入る“誰か”の視点が若干くどいことくらいか。
    綾辻氏、有栖川氏執筆のTRICK×LOGIC『Yの標的』に詰まったので、気分転換を兼ねて再読。

  • くそうっ!綾辻さん、これはある種の犯罪だよ。思わず、ある箇所で椅子から落ちてしまったよ。
    ……あの人たちはどうなったんだろう。小さな謎が残ってしまったけど、綾辻さんの面白いさがたっぷりあって楽しめました。
    因縁はまだ続くんでしょうか?、と、作者の綾辻さん自身に訊いてみたくなりました。

  • 「――あ、やあ。気がついたか、江南君。あまり僕がやきもきする間もなかったなあ。なかなか友達甲斐のあるタイミングだねえ」

  • 2010.7 再読
    館シリーズ集大成。こんなにわくわくしながら読んだのは久しぶり。初めて読んだ時よりも、面白い。それにしてもカヴァーデザインが京極で、見取り図が小野不由美なんて贅沢だなぁ。

  • ミステリ風味のファンタジー?
    いまいちもりあがりにかけました、長いわりに。

  • 綾辻さん、大好きです(o^‐^o)☆彡
    小学生のとき初めて『十角館の殺人』を読んで以来のファン♪

    『暗黒館の殺人』は、綾辻さんのこれまでの
    館シリーズと囁きシリーズの両方の要素が混じって、
    更に一歩階段を上がった感じだった。
    綾辻さんの小説は、その世界や雰囲気に惹き込まれる。

    そして、私にとってこの『暗黒館の殺人』は
    初めて生の綾辻さんにお会いして、お話して、サインを頂けた
    とっても大切な、記念の一冊です(o^‐^o)

  • 視点の移動に困惑しつつ読了。
    面白かったとは思いつつ、長さとオチに読み手を選ぶ作品だと思いました。

  • 長かったけど読み切れました。待っただけの事はあったと思います。文庫版も購入済み。

  • 「時計館の殺人」を抜いてついに館シリーズ(というか綾辻作品)最長作品に。もちろん無駄に長いわけではなく、内容も読み応えは充分。文句のつけどころもありません。

    十角形の塔、藤沼一成の絵画、といった具合に館シリーズのモチーフが次々登場する、まさに館シリーズの集大成。そして同時に館シリーズ原点でもあるともいえるこの作品は、館シリーズだけではなくすべての綾辻作品の壮大なコラージュといった感があります。囁きシリーズや「霧越邸殺人事件」、「最後の記憶」や「殺人鬼」といった作品すべての魅力がそこかしこに詰まっていて、もう綾辻ファンには堪えられませんっ! ○年間待ち続けた甲斐は充分すぎるほどにあります。

    ただし館シリーズを順番どおりに「黒猫館の殺人」まで読んでいないと魅力は半減すると思うので、やはり順番どおりにきっちりと読むことを強くお薦めします。

    「ダリアの祝福を」……この言葉がやはり一番魅力的でしょう。文字通り取り憑かれ、呪縛に囚われます

  • ▼未読/未購入
    ▼随時更新

    上下巻なのでまとめて。
    文庫本とどちらを買うか決めてないけど文庫本は4冊だからね・・・。
    とりあえずノベルズを登録。

全176件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綾辻行人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
有栖川 有栖
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×